Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

リーダーとしてのファーストステップ

ウェイクアップセミナーの続き。

リップマンの三角関係の引用から
弁証法的人生の導入。

「概念(=理想)」と「現実」を
照合し止揚する(=擦り合わせる)ことで
僕らは弁証法的な生き方をしている
という前提があって。

その上で、
世の中の常識(=真実と思われているもの)から
「逸脱」している事象を見つけ出し、
なぜ当てはまらないか仮説を立て、
抽象化して一般的な理論にする
という訓練をすると良いという話。

これさらっとまとめてるけど、
めちゃ重要で、要するにこれこそが
MSP(=自分の主張)になり得るってこと。

ほとんどの人が賛成しないけど
自分が信じる真実は何か?という
ピーターティールの問いに
ありきたりな意見が出揃うのは
ここの精度によるものだろう。

世の中の常識を把握できていないといけないし、
逸脱している事象を発見できていないといけないし、
なぜ当てはまらなか仮説を立てられないといけないし、
仮説を元に抽象化して
一般的な理論を打ち立てないといけないからね。

この工程を経て出来上がった「主張」を
コピーライティングの力で広めていくことで
コミュニティが誕生するわけだから、
いろんな素養が求められていることがよくわかる
(歴史や哲学、地政学を学ぶ必要性を感じるね)。

「専門家が食べていける時間は長くない」

とセミナー中にもあったように、
専門性よりも統合性。

バラバラされたあらゆるものを
「統合」して「人間」の復活と解放が
求められている時代だから。

確かに世間を見渡しても
何屋かよくわからないお店やサービスが
流行ったりしてるよね。

バーと花屋が一緒になってたり、
呉服屋のサンドイッチとか
雑貨屋とバーバーとか。

個人でも何の専門家かよくわからない人が
やっぱりうまくいってる。

あの人、何屋さん?みたいなね。

メディア講座に参加してくれている
受講生の人たちも
やっぱりいろんな顔を持っている人たちで
ユニークな人たちだなあと
この前みんなの前で話したばかり。

何かの一流になるなら、
1.5流を掛け合わせて統合し、
自分の色を創っていくというのは
今の時代にあっていると思う。

脱・専門家だね。

もちろんセミナーは
時代性の話だけでなく
これからのビジネスの話も。

「統合」時代を象徴するのが
「大移動アフィリエイト」という
ビジネスモデルだという
紹介もあった。

そもそもアフィリエイトの語源は
「息子のために」「息子のそばに」
という意味らしい。

「家族」とは最も原始的なコミュニティの在り方。

なので、

アフィリエイト=分かち合う=共有する

ということをしっかりと抑えた上で、
いったい何を家族、息子たちと
分かち合うのか?ということ。

ご察しの通り、、、

分かち合うのは利益よりも先にコンテクスト

ということ。

その上で新田くん(みんてぃあさん)が
なぜ強烈な結果を出せるのか
という解説があって。

こんなロジックだった、、、

新田くんが強烈な結果を出す

コンテキストが共有できているから

コミュニティがしっかりしているから

土俵がしっかりしているから

MSPが強固だから

巨大な要塞ができているから

という因果関係をしっかりと
押さえましょうという話に。

その上で、
何を紹介するのか?
というと
「売れるもの」「売れないもの」ではなくて
「売るもの」「売らないもの」が存在するだけだ、と。

要するに、、、

自分が設定したバラ色の未来に向かう上で現状必要ないものは紹介しない

というシンプルなルールがあるだけ。

「悪いから紹介しない」という時代から

「必要かどうか分からないから紹介しない」

という時代になったんですよ、
と話しもあった。

基準としてあるのは、、、

バラ色の未来に近くのかどうかに統一されている

ということ。

これ、シンプルだし、
わかりやすいね。

そして、大移動スタイルには
自分をすごく見せる必要もないし、
素でいられるから実はリスクがほとんどない
という解説も。

MSPさえしっかりできているのであれば
ブランディングという言葉は忘れてもいいんですよ、
と。

結局、時代として人々は「解放」を求めているから
コミュニティの存在自体がメンバーにとって
解放の場になるんだということ。

コミュニティとして歩いていくことは
一種の癒しビジネスなんだ、
というのはこれまたおもしろいビジネス観。

リバイバルした例で、
俺の株式会社などを上げていたね。

生物の進化の歴史をみても
進化をして生き残った生き物は、
自ら環境を変え、そこに適応する
壮大な自作自演をしてきた
という背景も。

だからこそ、リーダーは「善意の協力者」
「情報提供者」を見つけるのも仕事であり、
自分で何かをやろうとするものではないんですよ
ということ。

生きた人、故人、歴史上の人(=本)など
何でもいいから協力者を見つける。

協力者選びは妥協しないことで、
「今の自分で」という条件に縛らない方が良い
という注意もあった。

自分が次に建てたいビル、行きたい場所に精通していて、
なおかつこちらに協力する意思のある人を何人知っているのか

というところ。

リーダーとして必要なことだね。

そして、ここが当時も今も響くところなのだけど、、、

リーダー=教育者だけど、
教育者は人を育てるのではない

ということ。

教育者は人が育つ場所を守る人

というメッセージが個人的にすごく響いた。

もちろん「人が育つ場所」というのはコミュニティのこと。

コミュニティを守り、必要な場所への移動を繰り返す。

結果として理想世界に近づいていく。

これこそがリーダーの役目であり、
教育者の在り方だと。

この前、イーナから質問されたのだけど、

「島田さんがSWSを辞めたあとSWSは無くなってしまうのですか?」

と。

「いや、そんなことありませんよ、
ちゃんと継承していきますよ」

と答えたのはこういった考え方、背景があるからだね。

人が育つ環境を育くみ、守っていくこと。

こういった視点って大切だからね。

ゆーちゃん、よっぴー、らいとくんという
グループリーダーを中心に各グループも良い感じの味を出しているし、
SWSもこれからまだまだ発展していけるだろうから。

最後にセミナーのまとめのリーダー5か条を、、、

リーダーは、、、

・自己実現(場合によっては自己超越)に向かっている存在である
・その自分の背中とMSPによってコミュニティを作る存在である
・その場としてのコミュニティを守り、コミュニティを進化させていく存在である
・コミュニティが進化していくことにより、社会全体をよくしていく存在である
・その結果、次の時代の基礎を築く存在である

という五か条を満たしていなければならない。

場所をつくり、育み、継承して、
そして新しいチャレンジをして
みんなで大移動しながら
社会と次世代に新しい価値を残していく。

これが今の時代にあったリーダーと
コミュニティの在り方なんじゃないかな。

では、こんな感じで。

けっこうボリューミーになってしまったので(笑)

ぜひこの記事をブックマークして
繰り返し読んでもらえれば。

島田晋輔

PS)

せっかくなので、セミナー中に出たワークをシェア。

やってみてくださいな。

・トクヴィルはアメリカとフランスの社会を比較して、「中途半端に解放された中間層の増大が、激しい革命をもたらせた」という仮説を立てた
・この仮説の飛躍を埋めてみる
・今後、日本で革命はどの程度起こり得るか?

PPS)

募集の時に配布されたQ&Aからおもしろいのがありましたので引用。

Q.三ヶ月間本気でやれば今全然書けないレベルの私でも変わりますか。

A.離コースのライティングサポートについての質問だと思いますが、それは「本気でやれば」を文字通り受け取っていいのであれば、変わるでしょう。僕は、ライティングは昔から「スポーツと同じ」だと思っています。どんなにセンスと才能があるやつでも努力をしなければ一定以上は伸びないし、あまりセンスも才能もないやつでも努力次第である程度の所まではいけるのです。

大事なのは、どういう努力をするか、なのかなと。僕のライティングセミナー2014を受講した方は分かってもらえたと思いますが、僕でさえ、例えば35ページのレポートを、さーっと書いているわけではないのです。残念なことに、思いついたまま書いたらああいうものができる、というわけではありません。

何週間も唸りながら、和佐君や新田君というヤクザの脅しにも負けずに時間をきちんとかけて、やっとあのくらいのものになるのですから、皆さんが1日2日で書いた文章が目も当てられないものであるのは当然のことだと思います。ましてや「一気に書き散らした」文章は最低です。

セミナーでも言いましたが、僕はそもそも文章が下手すぎて、学校の先生に親が呼び出されるような人間でした。「この子の作文は、同年代の子供たちと比べて格段に劣るから、今から真剣に訓練しないと将来大変なことになる」と言われていたそうです。それにビビった親は僕にシートン動物記を与えたり、夏休みにそれを“写経”しろと言ってきたり、天声人語を毎日写せと言ってきたり、それはもう人並み外れて文章が書けない息子のためにあれこれ策を練ったようでした。もちろん、そのすべてが三日坊主で、功を奏しませんでしたが。

でも、そんな僕でも、大学受験の頃には小論文では全国1位を譲らないくらいになり、某有名私立大学に通っていた友人の卒論を代わりに4時間で書き上げて A の評価をもらえるようになり、予備校で教えれば驚異の合格実績とまで言われ、セールスレターを書かせれば日本一と言われるようになり、今ではこうして文章を教えることができるようになっています。

このくらいなら、努力でなれるのです。

僕らは、ノーベル文学賞狙いじゃないでしょう。だったら、努力でなれるのです。その人に合った正しい努力、正しいアドバイス、こういうものがあれば誰でもできるようになると思っています。

もちろん、道は楽ではありません。「本気でやれば」が試されるとは思います。ただ、僕が、親が先生に呼び出された小学生のころから20年かかってやっとこのくらいは書けるようになった、そこまでの大変さはないとも思うのです。

レポートにも書きましたが、僕には指導者がいなかった。何が正しくて、何が正しくないか、何が自分に合っていて、何が自分に合っていないか、どういう努力が必要なのか、自分には何が欠けているのか、そういうものを客観的にアドバイスしてくれる人がいなかった。だから、1から10まですべて自分で考え、試行錯誤しながら進むしかなかったわけです。この大変さに比べれば、きっと、何でもないと思います。

最後は「変わるか変わらないかはあなた次第」としか言えませんが、「本気でやる」のが本当なら、変わらないはずがない、というのが僕の考えです。

PPPS)

今日の一曲の代わりじゃないですけど、
合わせて当時の新田くんとの対談音声もどうぞ、、、



姓   名 

メールアドレス 






関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


メルマガ登録


 


島田晋輔のメディア


'stats.label.addfriend' (MISSING TRANSLATION)
PAGE TOP