「ちょっと会議の場なので…」
と、まわりは落ち着かせようと
したけど止まらない。
「なに言ってるんですか!
こんなにたいへんな状況なんですよ!」
と担当の女性に対して
会議の場でも
はっきりと指摘していく。
・・・
「ぜひ島田さんに会って頂きたい女性がいるんです」
と、ゆーちゃんに紹介してもらったのは
冒頭の会議の場で「ふざけるな!」と
問題点を指摘して、まとめあげていった女性。
ゆーちゃんが文化芸能の世界で
オペラ関係のプロモーションを
一緒にしていた人らしく
ものすごく仕事のできる沖縄女性で
僕やチームに足りないものを補ってくれる人だ
ということで紹介された。
この女性はすでに退社して
現場を離れていたらしいのだけど、
現場がたいへんな状況ということで
再建をお願いされて呼び戻されたそう。
現場に戻ったらなかなか
めちゃくちゃだったみたいで
会議の場で問題点を指摘。
ご想像の通り
指摘を受けた担当の女性は
泣いてしまったらしいけど、
会議後には個別に本人に歩み寄り
フォローを入れるあたりが
できる女性という感じ。
実はこの女性、
アーティストのマネジメント事務所を
個人でもやられていて
Awichをメジャーデビューに
送り出した実績を持つ。
東京でラジオのパーソナリティなどを
やっていたとのことだけど、
アーティストのマネジメント、
プロデュースはやったことがなかったそう。
でも、Awich側からこの女性に
ぜひマネジメントして欲しい
とラブコールが続いて、
ひょんなきっかけから
マネージャーを務めることに。
まわりからお願いされるあたり
この方の仕事ぶりや人間性がよくわかる。
Awichとは出会ってから2年かな3年かな
それくらい経っていたらしいけど、
本格的にプロデュース、マネジメントを
スタートして、やるからにはとことんコミット。
Awichは音楽以外にも
映像などの作品作りもできるし
カフェ運営もしているそう。
多芸多才でいろんなことに長けていたので
まずは整理整頓し方向を定めるところから。
で、やっぱり音楽でやっていきたい
となったので
徹底的に音楽で勝負することに。
CDもリリースし、
全国ツアーもセッテイング。
メジャーデビューするまで
確か2年だったかな、
とことんやりきって
日本コロンビアでデビューした。
なかなかの凄腕だね。
このAwichとの仕事でも
ふざけるな!と怒ったことがあるらしく
なかなか興味深いエピソードだった。
彼女の名誉のためにお伝えしておくと
すごく穏やかで怒りそうもないひと。
聞き上手で柔らかい雰囲気があり
バリバリ仕事するキャリアウーマン
って感じではない。
でも、仕事へのコミットが強くて
ここぞというときにはっきりと言う。
悪いことは悪い。
ダメなことはダメ
とはっきり伝える。
Awichに強く叱ったのも
日本コロンビアに移籍前の
最後の仕事の遅刻のことみたいで、
最初で最後の叱りだったそう。
愛があるね。
帰りにゆーちゃんとも
直接話したのだけど
僕に足りないのはまさにここだと思った。
基本的な仕事のスタンスや考え方、価値観は
この女性と近い感じがしたけど
僕は「ふざけるな!」と
強く言うことがない。
遠回りにおさめてしまうので、
そこはダメな日本人というか
曖昧なところ。
ゆーちゃん曰く、
僕のキャラや立場があるから
僕が強く言ったら
たいへんなことになってしまう、、、
とのことだったから、
もしかしたらこういう女性に間に入ってもらって
ガツンと言ってもらった方が
いいのかもしれないけど。
どちらにせよ最近全体的に
ピリッとした感じが足りずに
甘々だなとよく思っていたので
タイムリーな人を紹介してもらった。
この女性に限らずそう言えば
ゆーちゃんに紹介された人たちは
柔らかさの中に強さみたいなものを
持ってる人が多いように思う。
ゆーちゃんも僕と同じように
「ふざけるな!」と言わないタイプだからかな。
だから、そういうタイプの人たちを
意識して集めているのか、
自然と集まってるのか
これまた興味深いところ。
チームビルディングだね。
今年はゆーちゃんと過ごす機会が
多くなって沖縄でいろんな人たちを
紹介してくれた。
なかなかユニークな人脈をお持ちで、
そして紹介する人たちのチョイスやタイミングも
抜群で、もしかしたらゆーちゃんの強みは
ここなのかも。
と、swsゆーちゃん評になってしまったが、
「ふざけるな!」と毅然と強く言えること
が最近の個人的テーマかな。
背景にあるのは強いコミットメントだね。
なあなあにせずに大切なことだよな
と学びと気づきの多い体験だった。
あなたは「ふざけるな!」と言う?
それとも他人は他人って感じで
それっぽくおさめてしまう?
今日はこのへんで。
また。
島田
PS)
では、今日はAwichの曲で、、、
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