問題を明確に述べることが出来れば、 すでに半分は解決されたようなものである。
チャールズ・ケタリング
相談を受けたり、いろんな会議に出席したり
プロモーションに携わっていたりして
よく思うのは、、、
解決策ばかりだしすぎている
ということだ。
こうしたらいい、ああしたらいい
といろんなアイディアを
出すことは素晴らしいと思うのだが、
その前に「問題設定」があいまいなことが多い。
そもそも問題点ってそこであってるの?
と聞き返すとモゴモゴしたり、
だいたいなんとなく問題だと思っていても曖昧であったり、
そもそもの全体設計とずれていたり。
問題が明確でなく、
情報が整理できておらず、
正しく状況が把握できていない。
そういう状態のまま、
あれこれと解決策ばかりを考えても
まとまらないし、余計ややこしくなっていくだけ。
苦しいなかで解決策を導いて採用したとしても、
当たり前だけど場当たり的な突貫工事で終わってしまう。
場当たり的にならないためには、
まずは問題を明確にすること。
その上で、仮説を立てて
課題化していくこと。
アインシュタインは、
「私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59分を問題設定に使い、1分を解決策の策定に使うだろう」
なんてことを言ったらしいけど、
実際にいろんな現場に立っていても
問題設定の大切さをよく思うし、
アインシュタインの言っている
時間配分もよく解る。
情報を整理して場の状況を深く理解し、
問題点を明確にし、仮説を立てる。
ここで、はじめて解決策を考えたり、
アイディアを出したりする。
料理でも音楽でもビジネスでも
下準備が大切でそこをどれだけ丁寧にやるのか。
小倉のお寿司屋の大将はそれこそが
「仕事」だと言っていた。
そしてほぼ全てのひと(寿司屋)は
仕事していない、と。
僕らで言えば問題を課題化すること。
そこに価値がある。
そのための情報を集め、
事実ベースで整理しておくこと。
下準備をしっかりして
はじめて、最適な解決策が見つかる。
見直していきたいね。
では、良い週末をー。
島田晋輔
PS)
今日の一曲はこちら、、、
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