From:秋山大介
「マネジャーとリーダーの区別を言ってください」
と言われたら、、、
あなたは何と回答するでしょうか?
区別がついているあなたにとっては、
非常にカンタンな質問でしょう。
(そりゃ~、知っているので当たり前ですが(汗))
反対に、区別がついていないあなたにとって、
この質問は「超」難題かもしれません。
ちなみに、私の周囲の話ですが、
この区別を明確に言える人は、
ほとんど会ったことがありません。
かくいう私も、、、
かつては区別がついていない一人でした。
だから、こんなことを聞いたことがありました。
「先輩…リーダーシップ研修とマネジメント研修は、
何が違うのでしょうか?」
そのときの私は、
組織人事コンサルティングの会社で働いていて、
営業というより、会社のスタートアップ時期だったので、
他のことも担当しながら、営業もしていました。
で・・・
その営業の中で、
「あれっ?マネジメント研修とリーダーシップ研修って何が違うんだっけ?」
と疑問に思ったのです。
イマイチ区別が分からないと…
そして、、、
先輩はこう答えました。
「リーダーシップは、例えば魚群の先頭の役割のようなもので、
マネジメントは人をどう使うかだよ。」
と。
念のため補足しておくと、
魚群には、実際のところ先頭がないようですね。
だから、そのときはその事実は除いて、
見た目のイメージとして教えてもらいました。
でも・・・
あなたは、これで区別がついたでしょうか?
・・・私はムリでした。
結局、ここから区別が明確についたのは、
それから8年後くらいだったかもしれません。
つまり、それまでは、
この2つの研修の違いは、やっている内容が違うと分かっているものの、
本質的な部分で何が違うのか全く分かりませんでした。
ちなみに、、、
これもあなたに質問しておきましょう。
「マネジャーと管理者の区別を言ってください」
と言われたら、、、
あなたは何と回答するでしょうか?
これも分かる人にはカンタンでしょう。
ですが、、、
分からない方からすると「超」難題」でしょう。
では、これらの答えは何か?
まず、それを回答してしまいましょう。
1つ目の質問、、、
「マネジャーとリーダーの区別を言ってください」
の答えは、ズバリ、、、
あの『7つの習慣』に書かれている内容を参考にすれば
◯マネジャー=設定された目標に効率良く近づくことを模索する人
◯リーダー=目標を設定する人
つまり、目標をつくる人か、それとも目標達成のための
最短ルートを探す人かの違いと考えられるでしょう。
そして、2つ目の質問、、、
「マネジャーと管理者の区別を言ってください」
これは、1つ目でマネジャーが出ているので
もう、お分かりかもしれません。
さすがです。
そうですね。
ただ、これはあくまでもイメージが含まれてしまいますが、
◯マネジャー=設定された目標に効率良く近づくことを模索する人
◯管理者=ルールから外れていないか管理する人
でしょう。
ちなみに、私は家業で「安全運転管理者」という立場があります。
もしこれを「安全運転マネジャー」としたら、
全く役割が変わってしまうということでしょう。
とはいえ、この2つは似ているので、
それほど明確な違いはないかもしれません。
そして、このシリーズの質問で、
もう一つあなたに聞いてみたいものがあります。
それが。。。
「リーダーとリーダーシップの違い」
です。
これ、どう思いますか?
ちなみに、これは正確な回答はないと思います。
だから、これからお伝えすることは
正しいか、正しくないかは分かりません。
(ですが、ロイスに話したら、素晴らしい!と感激していましたw)
では、それが何かと言うと
これは私も友人から聞いてもので
「すごい!その視点はなかった!」
と感激したものでした。
その回答は、、、
「リーダーは、単独でも成り立つが、
リーダーシップは、shipという言葉が入っている通り
『同じ船に乗る人』がいないと成立しない」
というものでした。
ただし、これは厳密に言うと、
間違っているでしょう。
なぜなら、リーダーも「フォロワー」がいて、
はじめてリーダーが存在するので、
フォロワーがいないと、リーダーは存在できないということです。
例えるなら・・・
今、私の息子大智が幼児教育の教室で学んでますが、
「右があるから左がある」
「上があるから下がある」
「一番目があるから一番後ろがある」
というように、フォロワーがいるからリーダーであり、
単独で存在するのは難しいでしょう。
ただし、『7つの習慣』の派生本で
『リーダー・イン・ミー』という本がありますが、
「リーダーはあなたの中にある」
ということですので、間違いとは言い切れません。
だから、それを加味しての話ですが、
何にしても、この友人の言葉は、
私にパラダイム・シフトが起こしました。
「リーダーにはフォロワーが必須だが、
その先には『同じ船に乗せる』ことが必須だ」
ということでした。
もしくは、
「リーダーは、フォロワーが必須だから、
『同じ船に乗ってもらえる人材』を探すか、
自分がそう引きつけるのが必須だ」
ということでした。
そうです、カンの良いあなたは、
もうお気づきですよね。
ですね、、、
ビジョナリー・カンパニー2の「バスに誰をのせるか?」
と同じです。
つまり、リーダーはフォロワーを集めるのも重要だが、
それは単なるリーダーであって、
同じ船に乗る人がいなければリーダーシップは取れない
ということです。
もう一度言います、、、
「リーダーは、フォロワーがいなければならず、
しかもリーダーシップを発揮するには同じ船に乗ってもらえないければならない」
これです。
実は先日、これを深く考えさせられる出来事がありました。
とくにそのとき考えたのが、
「リーダーのあり方も重要だが、フォロワーのあり方も重要」
だということです。
結局、これは『7つの習慣』で言う、
相互依存の関係なのか、依存なのかの違いだと思いますが、
今回は、通常であればリーダーに責任があると言いたいところですが、
フォロワーのあり方というより、フォロワーがいなかったので
リーダーも存在しないと実感しました。
もちろん、これはニワトリと卵の関係ですので
どちらが先というのは、難しいでしょう。
ただ、一つ発見したのが
「組織づくりでは、リーダーだけでなく『どのようなフォロワー』を配置するか」
の視点も重要だということでした。
往々にして、組織が上手く回らないときは、
リーダーに責任をすべて持って行きがちです。
もちろん、これに対して
私は反対意見はありません。
ただ・・・
その一方で
「どのようなフォロワーを配置したのか」
「フォロワーのあり方はどのようだったのか」
の視点も含めてPDCAを回すのが重要だなと感じました。
もしくは、どこかで「子どもは親の鏡」という言葉を聞いたことがありますが、
「フォロワーはリーダーの鏡」
「リーダーはフォロワーの鏡」
とも考えられるのではないかなと感じました。
もちろん、ここに明確な自信も回答もありません。
ですが、リーダーだけでなく「フォロワー」という視点…
これは改めて自分に付け加えないといけないなと実感した次第です。
「リーダー」+「フォロワー」
改めて並べてみても、、、
やはり深いです(汗)
とりとめのない終わりで恐縮です。。。
ー秋山大介
PS)
「今日の一冊」は、こちら、、、
実は、この本の話も入れたかったのですが、
そこまで踏み込むと内容が多すぎるので割愛しました・・・
PPS)
秋山大介への専用質問受付フォームを設置しました。
ぜひ、こちらからお気軽にご質問ください^^
↓
今すぐコチラをクリック
経営管理修士(MBA)を取得しておきながら「倒産寸前からV字回復を経験」した経営コンサルタント。倒産させたら「経営管理修士(MBA)はしょせん実践では使えない…」と言われてしまうと思い、その知識を使いつつ地べたを這いつくばる戦略でV字回復させる。得意分野は「人材育成」「マーケティング」。 現在は、これまでの経験を活かし、家業の会社を経営しながら、コンサルタントとして活動中。顧問先からは、経営者の視点での人材育成やマーケティングのコンサルティング手法に定評がある。
■⇒⇒⇒ 【動画アリ】詳しいプロフィールはコチラ
■⇒⇒⇒ 【ご質問】の受付はコチラ
この記事へのコメントはありません。