値付けに関して
相談を受けることがあるので、
相談を受ける中で感じる
よくある間違いを紹介しよう。
まず一番やってはいけないのは、
積み上げ方式。
原価どれくらいで、
経費はこれくらいで、
利益はこれくらいにして、
みたいに足し算して値付けするのは
最もよくないパターン。
付け足していってできたものなので
プライシング含めた
全体の戦略像がツギハギになってしまい
不備が出やすいからだ。
突貫工事のようにちょっとずつ
足していく思考だと
無理が出て、
いろんなところに
皺寄せが出る。
マーケティングもメッセージも
変わってきてしまうので、
積み上げ方式は
オススメしていない。
世間の相場に合わせるというのも
よくある間違いだ。
世間のコンサルサービスの相場は
このくらいだから〜
このあたりでは、
このくらいの価格で販売されているから〜
みたいなプライシング方法。
周りの価格に合わせるというのは
比較される前提であり、
浮気もされやすい。
唯一無二のブランドとなっていない証拠だし、
独占していないのだから、
競争に打ち勝つために
いろんなリソースが必要になってくる。
あえて比較検討させて、
プライシングをフックにする
戦略もあるけども、
それは例外の応用テクニック。
基本はやはり自分だけの唯一無二な
マーケットを持つこと。
その方が時代にもあっているし、
運営コストのパフォーマンスも
良いからね。
例えば、この商品やサービスは
このくらいだなとしていて
値段を提示する、
次に中身を考える
というやり方はいいだろう。
もっとも良いのは
独自のプライシングを
持っていること。
他は知らん、オレの価格はこれだ!
という力強いメッセージは
全体にも影響が出る。
ユニークネスの発揮された
プライシングの提示の仕方だろう。
私たちはこの価格でご提供しています
という自分以外の誰かの思想も
反映させた「私たちのプライシング」も品格がある。
僕が好きな服だったり、
お気に入りのレストランなんかは
こういった唯一無二のプライシングをしている。
オレはオレ。
私たちは私たち。
プライシングからも
MVVがにじみ出ているのが
よくわかる。
あなたはどうやって値付けしている?
島田晋輔
PS)
今日の一曲はこちら、、、
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