映画『プーと大人になった僕』は禅問答のようなコーチング映画だった
という記事を書いてから
プーさん観てきました!
という声がチラホラ届いている。
映画の良し悪しよりも
実際に足を運ぶという
行動が素晴らしい。
所詮、ディスニーだし、
クマのプーさんだし、
仕事で忙しいし、、、
と理由付けして
行かない人がほとんどでしょうから。
SWSのみなさんもそれぞれ観に行ってるみたいで。
コメントを紹介しましょう。
くまプー、観てきました。
小さい頃は、毎日、「やらなくちゃいけないこと」よりも「やりたいこと」を優先して選んでいたはずなのに、いつしか「やりたいこと」に折り合いをつけて、「やらなくちゃいけないこと」に追われる毎日。
今からやろうとしていることは本当に「やらなくちゃいけないこと」なのか。
「やらなくちゃいけないこと」を片付けている間に人生が終わってしまうかもしれない。
今、このタイミングでこの映画と出会えたことはとても僕自身にとって大きな意味を持つものになりました。
紹介してくれたBOSS、ありがとうございます!
ぜひ、みんなも「やらなくちゃいけないこと」は一旦、横に置いて、ぜひ、観に行ってみて下さい。
きっとSWSの活動、今後の人生にとってプラスになると思いますので。
こちらは第8フェーズから参加してくれている
ヒュドラしんじからのコメント。
先月、勤めていた会社を退職され、
すぐに月額10万円のクライアントを獲得したシンジ。
すぐに観に行くあたり、
素直さと行動の速さが現れているよね。
この素直さと行動の速さが
成果に繋がっているように思う。
義務感にかられ
やりたくないけどやらなくちゃいけないことに
人生費やすのはもったいない。
他人の人生を生きてることになるから。
自分の人生を生きて行かないとだよね。
同じグループのよっぴーも観てきたみたい。
見てきました!
映画見て感動とかあんまりないんですが
感動してしまった笑笑
やっぱり僕は相手が本当の自分に戻る過程にとっても興味があるんだなぁと思いました。
ぷーさんになれるように、これからも人生楽しみます。
というコメントをもらっている。
サバサバしていてドライな
よっぴーにも響く映画。
他にもまこっちゃんやライトくん達も
観てきたみたい。
個人的には、映画が嫌いって公言していて
ディズニーにも疎遠な園部のゆーちゃんが
誰よりも先に観に行ったらおもしろいのになあ
と思っていたけど、やっぱり忙しいみたいで
観に行く気配はない。
忙しい大人なのでしょうがないかな。
大和さんからはこんなコメント。
多分僕が吉倉さんと同じ状況なら彼と同じように「台風だしな」「僕の興味のない分野の映画だしな」と考えたと思います。台風でも気にせず行動する島田さんはいい意味で童心を持っていて憧れます。僕らは社会に出ていろんなものに縛られながら生きてるうちに小さなリスクに敏感になりすぎて行動できていないなぁと深く考えさせられました。
気にしているのか、気にしていないのか、
容認できるのか、できないのか、
精神的に縛られていると
不自由だよね。
喰わず嫌いとかもそうで、
対象の持つ本質そのものでなくて
色眼鏡で悪い印象になってしまうんだよね。
子どもの頃は虫が大丈夫だったのに、
大人のなってからダメになったって人もいるくらいだし。
読者の浅見さんからは
こんなメッセージをもらった。
島田さん
突然のご連絡失礼します。
『ワイルドサイドを歩こうよ』を読ませていただいています、
浅見学と申します。先日、島田さんから送られてきた
『大人になった僕とプー』についてのメールを読みました。普段はこうしたメールを読んでも、
本を買ったり、映画を観たりはしないのですが、
先日のメールだけはなぜか妙に気になり、
昨日映画館にて鑑賞してきました。メールの末尾に、
「メッセージやコメントを…」とありましたので、
折角ですので感想を送らせていただきます。まず最初の感想ですが、、、
「島田さんすげーな」
です(笑
今回の映画鑑賞にあたり、
僕はあらかじめ島田さんのメールを読んでいたので、「あぁ、確かに風船を使える・使えないの視点で判断している」
「あぁ、確かに義務や責任のしがらみにとらわれているなぁ」
「あぁ、確かに禅問答のような映画だ」と気付くことができました。
が、もし予備知識ゼロで見ていたら、
「なんか退屈な映画だなぁ」
「プーさんのセリフ刺さるなぁ」程度の感想で終わっていた気がします。
一つの作品を見て、
色々なもの(考え)とリンクさせることができる、
これってすごいことだな…と感嘆しました。「君は君でしょ」
次に感動したのはこのセリフ。
自分は変わってしまった、
もう子供のころの自分じゃないんだと言ったクリストファーにプーさんの言ったセリフです。
このセリフを聞いた時に、
最近知った「分人(ぶんじん)」という考えを思い出しました。分人とは、「個人」に対する考え方(造語)で、
たった一つの「本当の自分」など存在しない、
対人関係ごとに見せる複数の顔がすべて「本当の自分」であるというものです。
平野啓一郎さんの『私とは何か』で紹介されていました。
クリストファーは、
義務や責任で雁字搦めになって、
家族との休日もドタキャンせざるを得なくて、
ただ無邪気に遊びまわっていた子供のころの自分とは違うんだと自分の本質が変わってしまったと捉えていましたが、
分人の考え方を採用すれば、会社で頑張って働くクリストファーの分人もあれば、
家族と過ごすクリストファーの分人もあって、
さらに子供時代のように無邪気に遊ぶクリストファーの分人もいて、このように数ある分人のうち、
会社で頑張って働くクリストファーの分人が
今現在強く出てしまっているだけなんじゃないかな、と思いました。実際、100エーカーの森に行ったあとで、
クリストファーは子供時代のように
森の仲間たちと過ごすことができていました。会社で頑張って働く分人の比率が減り、
家族と過ごす分人や、
子供時代のような分人の比率が高まったんだ、と。そして、それらを全部分かっていたから、
プーさんは「君は君でしょ」と言ったんじゃないかなぁと。会社で頑張っているのも、
家族と過ごしているのも、
子供時代の無邪気な姿も、
全部クリストファーロビンなんだよ、と。まぁ、分人なんて小難しい考えからのセリフではない気がしますが(;^_^A
あと、考えさせられたのは、
”何もしないこと”と”最高の何か”
です。初めて聞いた時は、なんのこっちゃ?状態でした。
自分の中で”何もしない”が定義されていなかったので、
「何もしないってなに?ボーっとしてるってこと?」
と考えてしまい、随分思考の沼にハマりました。「最高の何かってなによ?」
という部分も定義されていなかったので、
ここを考えるところからスタートしました。その時にヒントにしたのが、赤い風船です。
「風船を持っているだけで、幸せになれる」
風船を持っている≒何もしないこと
幸せになれる≒最高の何かこんな仮説を立ててました。
その他エンディングの中に出てきた、
「森を探検して、棒を振り回して、何もしないことが忙しい」
というような歌詞も、
森を探検して、棒を振り回して≒何もしないこと&最高の何か
と、とりあえずつなげてみたりしました。
で、結局、
幸せになるのに「~ねばならない」はいらない
ありのままに生きていても幸せになれる
このようなところに着地しました。寄宿学校へ行き、いい仕事につければ幸せになれる
→幸せになるには寄宿学校へ行き、いい仕事につかねばならないでも、そんなことしなくたって幸せになれるよ、と。
今日は今日だよ、と。「足るを知る」的な考え方にも通ずるのかなと思いました。
その他、
・「氷のカップに戻っていいよ」と言った直後になぜプーさんは消えた?見えなくなった?のか
・森の動物たちはクリストファーをズオウと認識したのに、プーさんだけはクリストファーと認識できた差は何なのか
・自分がクリストファーだったら、会社を無視して家族旅行に行けただろうか…
などなど解決できていないポイントがありますが、解決できていません。今後ゆっくり時間をかけながら考えていけたらなと。
さて、ダラダラと長くなってしまいましたが、以上でございます(笑)
小学校の時に「トイストーリー」を見て以来、
実に十数年ぶりのディズニー映画でしたが、
まさかこんなに考えさせられるとは思いませんでした。人生について考える良いきっかけとなりました。
このような機会をいただけたことを感謝いたします。
突然送られてきたメールにも拘わらず、
最後までお付き合いいただきありがとうございました!もちろん、こちらに返信など不要ですので^^
浅見学
p.s.
地味にグサッと心に刺さったのは、
プーさんが消える直前に言った、「氷のカップに戻っていいよ…」
でした(;^_^A
浅見さん、ありがとう。
興味深い考察だよね。
小学校以来のディズニー映画を
観たっていう身軽さがね。
たいてい人は見たいものを見て、
聞きたいように聞いて、
自分の思いたいように解釈してしまう。
悪いように考えてみたかったら、
悪い理由を見つけるようなフィルターで
悪い証拠を見つけてしまう。
色眼鏡を外せないと仮定するとしたら、
自分の水をキレイに保って
常にオープンマインドでいろんなことに
触れていく必要。
感情が湧き上がって
ウッと嫌な気分になって
吐き気をもよおしたら、、、
自分の中の何かに触れたんだと思う。
常にオープンマインドで
フラットに世界を観るように
心がけていたら、
そんなに感情的になることもないのにね
ってよく思う。
ポジティブもネガティブも
ベクトルが違うだけで
過剰なのは一緒で。
感情的になった時、
その人自身がよく出るよね。
プーさんはそんなことも
気づかせてくれる。
普段、映画を観ない人、
ディズニー好きでない人ほど
観に行ってもらえたら。
では、今日はこの辺で。
また明日。
島田晋輔
PS)
では今日はプーさんで、、、
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