Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

グリルを掃除せよ

カーテンをあけたら
やわらかな日差しが入ってきて
小鳥のさえずりも聞こえます。

窓の外には緑がみえます。

心地よい風も吹いていますね。

エベンのプログラムを聞きながら
オレンジの皮を剥いたら、
オレンジの香りが部屋いっぱいに広がりました。

Tシャツと短パンで過ごせるくらい
過ごしやすい気候で、
気持ちの良い一日を迎えています。

この時期、沖縄で過ごすようになって8年目。

避寒、避花粉のためとみんなには言ってますが、
そしてもちろんそうなのですが、
チューニングとリズムを整えている
という表現の方がより自分にはしっくりきます。

寒さや花粉でやられていて
パフォーマンスが落ちているのに
無理にがんばってしまうと
かえってケガをしてしまいます。

今良くても大怪我をしたり
病気を患ったりして長引くと
まわりにもっと迷惑をかけてしまいます。

なんとかやらないと
と言って気合と根性で乗り切るのも
わかりますし、僕も好きなのですけど。

でも、あえて無理をしない。

自分の心身とまわりの状況と対話をして
健全につとめるために環境を整える。

これは自分のためでもあり、
まわりの大切な人たちのためだと
僕は思っています。

長いペナントレースを考えて、
チームが苦しくなる夏場に照準をあわせて
調整するプロの選手のように、
先を見据えて整えていくことが
自分にもチームにも大切なことだと僕は思います。

ちょうどエベンのプログラムで
「グリルの掃除(Clean the Grill」
という概念が出てきました。

レストランのシェフたちは1日の終わりに
グリルを掃除します。

彼らはなぜ仕事が終わったあとに
グリルを掃除するのでしょう?

掃除をしないと汚れがたまっていき、
こびりついてしまうと最終的には
掃除もできなくなってしまう状態に
なってしまうこともあるからです。

次の日、綺麗な状態で
仕事を始めるため。

気持ち良く仕事をするため、
仕事のパフォーマンスをあげるため
と言えるでしょう。

レストランのシェフたちのように
僕たちも「グリルの掃除」を
やらないといけない
という考えですね。

価値の高い仕事を終えたときに、
環境をリセットする。

グリルを掃除して
すっきりした状態で
次に備えましょう、
というコンセプトですね。

休憩に入る前に、
たとえばパソコンワークで
仕事をしていたら
開いているファイルを閉じたり、
デスクトップを綺麗にしたりして
次の仕事を再開するときに
自然に生産的な仕事をして
リズムを整えていく。

プライベートの生活でいうと
クロージングループという
概念だと話していました。

これは文字通り
輪を閉じて物事を完結させること。

解決してない問題や
果たしていない約束。

エネルギーの奪われることや
人間関係の摩擦、
やりかけのタスクなどを
きちんと閉じる。

紙にまるめてゴミ箱に捨てるのです。

エネルギーの吸い取られることが
重荷になってしまい
汚れたグリルのように
ベタベタとして
使いたくなくなってしまいます。

完結していないタスクがあると
罪悪感を感じたり
自分のことを恥ずかしく感じたり
マイナス思考に陥りがちです。

これでは、人生の次のステップに進めません。

プライベートな生活でのグリルの掃除は
未来の重荷を防ぐ方法だと
エベンは言います。

重荷がどんどんと積み重なってしまうと
品格まで損なわれてしまいますよね。

借金をしていると精神的に
不健康になってしまうのと
いっしょなことです。

キレイでプラス思考で愛情をもって
人と関係を構築していく、、、

そのために輪を閉じましょう。

負のループを閉じるグリルを掃除しないと
人にやさしくなれないし、
愛情を与えることも受けることもできません。

物理的にも感情的にも
精神的にも人間関係の面でも
グリルの掃除を小まめにしていくのです。

ビジネスの面でもプライベートな面でも
グリルを掃除しましょう。

頭の中に引っかかってること、
小さなタスクも書き出し、
今すぐ終わらせるのです。

つくりかけのプラモがあったら
つくってしまうのです。

まだ洗っていない食器があったら
洗ってしまうのです。

何年も謝れないことがあって
連絡しにくい人がいたら
今すぐ連絡をしてすぐに謝罪をするのです。

頭の中や心の中の引っ掛かりを
取り除いてクリーンにしましょう。

新しい習慣をインストールするためには
まずはグリルを掃除しないといけないのです。

この時期の沖縄滞在は
僕にとっての大切なグリルの掃除のひとつなのです。

では、今日はこのへんで。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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