Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

自分に合った仕事を探すな

仕事というのは、社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります。

養老孟司

自分のやりたい事や好きな事をやる。

それはそれで素晴らしい事ですが、
好きなことややりたい事をやることだけが
仕事だとは僕は思っていません。

この辺りよく誤解されていると思っていて
ミッションステートメントも
自分の好きなことがミッションだと
勘違いされているケースを見かけます。

好きなことがミッションになり得ることは
十分あり得るのですが、そうでないこともあるのです。

先日SWSの智頭報告会のアフターで
みたき園に訪れた際、
創業からみたき園で働いている方と
お話しする機会がありました。

創業からなので50年近くですね。

半世紀ほどみたき園に勤めていて
辞めたかったときはなかったのですか?
と尋ねたらそりゃありますよ、と。

好きでやっていたり、
やりたい事をずっと
やってきたわけではないんですよね。

かと言って誰かに強制されたり、
やらされているわけでもありません。

イヤイヤではありません。

誤解を恐れずに言うならば

仕方なかった

と言う感覚でしょう。

進撃の巨人でエレンとライナーの
会話に出てきたセリフですね。

あえて言えば、宇宙の法則というか、
全体の一部の役割のように思います。

ドラクエやFFなんかでもそうで、
主人公や仲間、ラスボス以外にも
大切な脇役はいます。

ストーリーとは関係ないし、
話しかけても同じことしか
言わない村人A。

一見意味のないように思いますが、
ドラクエという世界の舞台においては
欠かせない大切な存在なんですよね。

彼は村人Aをやりたくてやっているわけではない。

でも、誰かがやらないと
世界は成り立たないんです。

養老孟司さんの

社会に開いた穴を埋めるのが仕事

とは言い得て妙で、
まずは社会の穴を見つけること、
俯瞰して客観的に自分の立ち位置を見つめ
役割を見つけられることが大切だと
僕は思います。

そのために偏っていては
見えるものも見えなくなってしまいます。

歪んで世界を眺めていては
違って見えるものです。

ポジティブでもネガティブでもなくフラット。

中庸さは大切な要素です。

オーケストラにおけるシンバル担当のように
その時がくるまで全休符という人もいるでしょう。

やりたい事や好きな事をやるだけが
リーダーではありません。

良きフォロワーシップを兼ね添えてこそ
真のリーダーと言われるように、
俯瞰して自分の役割を実践していくことが
人生において大切なことだと僕は思います。

養老孟司さんはこんな事も言ってました。

合うとか合わないとかいうよりも大切なのは、いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないということです。一から十までやらなくてはいけない。それをやっていくうちに自分の考えが変わっていく。自分自身が育っていく。そういうふうに仕事をやりなさいよということが結論です。

コミットして最後までやり切ることが
大切な事ですよね。

2018年も残り2ヶ月半、
最後までやりきろうと思います。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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