小野さんから聞いたのだけど、
タイでは色が白ければ白いほどいい
のだとか。
暑い地域だから、色黒だと外で
仕事している肉体労働者と
みなされてしまうから
みたいな理由だった。
これだけ白いというのは
外に出なくてもいい身分にあるのですよ
というメッセージというわけだね。
タイのレストランやデパートは
やたらと冷房が効いていて寒かったけど、
これもまた寒ければ寒いほどいいということだった。
寒さがステータスの象徴なのだとか(小野さん談)。
一方、欧米では色黒だと
セレブにみなされるらしい。
冬のバカンスの時期に色黒だと
暑い国に行けるゆとりがある
とみなされるから。
色が黒いということが、
ゆとりある身分にあるんだぜ
というメッセージになるということ。
日本でパーティーに行くときなんか
女の子とかはパーマをかけてふわっとさせたりするけど、
クセ毛の欧米ではストレートパーマをかけて
パーティーに行くという話を聞いた。
どちらもないものねだりというか、
変身願望というか、
人と違うってことに特別感を感じて
優越感に浸れるのかな。
まあでも絶対的な良い悪いはないだろうし、
文化や文脈が変わってくると
意味合いも変わってくるしね。
特別でありたいというのは
誰もが思うことだろうけど、
いきすぎた見栄や承認欲求は
身を滅ぼしていく。
足るを知るって言葉があるけど、
あれもほしい、これもほしいと
中毒になってしまうと
何のために欲しているのか、
誰のために何を満たしているのかが
みえなくなってしまうことが多い。
いったいそれは誰のどんな目的のためにやっているのか
ということを忘れずにいたい。
なぜやっているのか、
どこに向かっているのか、
どのように進めていくのか
当たり前といえば当たり前だけど
毎日眠り落ちる前に自問自答していきたいね。
それでは、今日はこのへんで。
また。
島田晋輔
PS)
今日の一曲はこちら、、、
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