Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

木坂さんの講座「21世紀の帝王学」での学び「一言二言の助言でパフォーマンスが上がらなければコーチングは失敗だ」

From:島田晋輔

キャッチボール

「ボールコントロールがよい子」と「ボールコントロールが悪い子」は何が違うのだろうか。

ボールコントロールをよくするためには、どういうアドバイスが有効だろうか。


料理

「料理が上手い人」と「料理が下手な人」は何が違うのだろうか。

料理が下手な人にどのようにアドバイスしたら上手になるだろうか。

このようなワークを行って
発表があったのだけど、
あなたならどう答える?

みんなの発表意見を聞いて、
木坂さんはこう言った。

「ここまで僕が想定した回答通りになったのは
過去のセミナーで一番かもしれません」

想定内の回答をみんながしてくれて
セミナーしやすい土台が
出来上がったということだった。

ボールコントロールをよくするために、
もしくは、料理を上手になるために
どんなアドバイスをしたらいいだろうか?

セミナー後、会う人会う人に質問してみるのだけど、
人によって意見が違うからおもしろい。

特に女性と男性では意見が異なるところが
セミナーの内容にもマッチしていて
興味深いところ。

さて、ここから先はネタバレになってしまうので、
自重してもらうか、もしくは現時点での
自分の意見などを書き留めてから
読み進めてもらえたら、と。

個人的にはしっくりする考え方や視点だったけど
世間ではあまり受け入れられていないから
(常識とは逆)人によっては驚くと思う。

し、ごく限られた人しか知らないことらしいので、
世間に浸透するのはもう少し先になるだろうから
浸透してきたときくらいの方が理解しやすいかも。

来年、書籍化されてリリースされるらしいけど、
それでどこまでいくのかってことを
木坂さんは言っていた。

で、アドバイスについて。

運動や料理に限らずビジネスでも
子供の教育にも当てはまる。

そもそもの前提として、、、

アドバイスは「その人に合った」形で
行わなければならない

とあったけど、このくらいは
ワイルドサイドを歩こうよ読者にとっては
当たり前の話だろう。

その上で、、、

「その人に合う」とはどういう状態か?

という問いかけをワークとして
行ったのだけど、あなたはどう考える?

そして、キャッチボール。

イチローは昔、キャッチボールのとき、
誰かと話しながらやると肩が疲れないことがわかった
と語っていた。

一方、例えば上腕二頭筋に集中して
アームカールをすればするほど、
すぐに疲れる。

キャッチボールが下手な人が
話しながらやったらどうなるだろう
という話があった。

一般的に、フォーカスが遠くなればなるほど
無理なくパフォーマンスが上がることが
確認されている。

それはなぜなのか?

というワークも行った。

フォーカスの位置は近位から遠位の間で
「ちょうど良い」ところを選ぶ必要があるので、
キャッチボールで言えば、、、

・自分の身体にフォーカスする

・ボールにフォーカスする

・ミットにフォーカスする

・何にもフォーカスしない

という風にフォーカスが変わってくる。

どこを意識するかだね。

これはついこの前、木坂さんが3日間受講してきた
というセミナーの内容を元に作られている。

ラグビーアイルランド代表のコーチのセミナーらしいけど、
PTとかトレーナーなどプロばかり参加していて
一般人参加者は木坂さんだけだったと言う(笑)

論文を発表している学者でもある人らしく、
このコーチはアイルランドの36人のコーチのコーチ
と言うポジションらしい。

コーチ陣のコーチングパフォーマンスが上がれば
チーム全体が向上するというロジック。

一番大切なのは、どこにフォーカスを置くのか
というところ。

「フォーカス」と言うのは意識の先のことで、
筋肉に集中すると成果が下がる
と言う研究結果で明らかになったのだとか。

これはボディビル業界の100年の常識を覆すほどの
インパクトがあるらしい。

まあ、実際、ジムのトレーナーやコーチなんかも
身体にフォーカスしてアドバイスするからね。

もっとお尻をこうして、とか
もっと背筋正してとか、
もっと足を上げて、とか、ね。

部活での指導もずっとそうだったから
体にフォーカスしないアドバイスってのは
実に興味深い。

木坂さんが参加したセミナーでは
実演があったらしく、
スクワットできない人に
どう助言をしてスクワットさせるかとか、
スキップできない人にどうアドバイスするか、など。

驚いたのは、(プロである)参加者が
二人一組になってアドバイスしても
できなかった対象者を
このセミナー主催のコーチは一言二言アドバイスをするだけで
できるようにさせていること。

五体満足の成人ならスキップできて当たり前。

もしできていなかったら、
アドバイスしているコーチのせいだ
と言う前提だった。

さらに、、、

「一言二言の助言でパフォーマンスが上がらなければコーチングは失敗だ」

という基準。。

おいおいそんな基準だったら
世間のコーチやトレーナーはほとんど廃業だろう
って話だけど、実際にこのコーチは
目の前でやってみせているからすごい。

まるで魔法みたいだ
と木坂さんも驚いていた。

大きなポイントは、どこにフォーカスするか
ってことなんだけど、興味深いのは、
自分の近くにフォーカスを置くと
まったくうまくいかないってこと。

ちょっとはうまくいくのかと思ったのだけど、、、

自分の身体にフォーカスしたもので、
パフォーマンスが上がった研究結果はひとつもなかった

という衝撃的な事実。

この手の研究で170くらいの論文が出ているらしいのだけど、
ひとつもなかった、と。

普通この手の検証結果は、半々に分かれたり、
ばらつきが出るのが当たり前なのに。。

実はこのメソッドは、
トップアスリートへ行っている指導を研究して
科学的に証明したものらしい。

現場で活かされていることに
科学が追いついたってことだね。

ベストパフォーマーズの鈴木先生も
言ってるけど、正しい知識と正しい技術があれば
誰でも適切な背術ができる、と。

このセミナーを主催したコーチが言っていたらしいのだけど、、、

正しいアドバイスをするのがコーチの仕事であり、
3ヶ月、4ヶ月かけて出来るようになっては意味がない

ということ。

このコーチは3ヶ月かかってもできないところを
1分でして実際にやってしまうわけだからね。。

まずはフォーカスを適切にしてあげること。

どこにフォーカスするのかは熟練度によるもので、
例えばイチローほど熟練していれば
どこにもフォーカスしていない
喋りながらキャッチボールがちょうど良いのだろう。

もちろん熟練度の低い僕らが同じことやってもダメで、
僕らには僕らの熟練度にあったフォーカスをすべき
ということ。

これを見極めるのもコーチの大きな仕事だね。

ただ、どんなに初心者であっても
身体にフォーカスをした助言は
絶対にしないとのことだった。

全体のコーディネーションが変だから
ボールがうまく投げられないのだから、
自分の身体にフォーカスしていたら
全体性が失われてしまうしね。

さて、今日も長くなってしまったので、
続きは明日にでも。

明日は今日の内容を踏まえて
「料理が上手くなる方法」について。

お楽しみに!

島田晋輔

PS)

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明日12月26日の23:59まで。

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