森の幼稚園に親当番として参加したときのこと。
長男のひふみ(4歳)が通ってる
森の幼稚園・すぎぼっくり。
智頭町のまるたんぼうの姉妹園として
誕生したすぎぼっくりは、
小さい規模で親子参加型というところがユニーク。
全部で今は11家族かな、
10家族かな、そのくらいだ。
そして、スタッフは2名という組織なので、
フットワークが軽いし、家族でみんな仲がいい。
休みの日もみんなでどこかに遊びに行ったり、
ランチしたり、うちはないけど、
子どもが友達の家に泊まりに行ったりと、
距離が近くて関係が深い。
あんまりないコミュニティなように思える。
システマチックな世の中へのアンチテーゼなのか、
アナログ感満載のつくり。
小規模でフットワークが軽いので、
園の行事もよくやっていて、
僕も参加できるときは、
なるべく参加させてもらっているのだ。
(参加したときはツイッターに投稿している)
森の幼稚園は、名前の通り、
森を活動の場とした幼稚園だ。
園舎はなく、雨でも雪でも外で過ごす。
と言っても、ずっと雨に打たれているような
荒業をしてるのではなく、
神社の境内で休んだり、
東屋的なところで雨をしのいだりして
過ごしたりもする。
基本は森の中で散歩という過ごし方だけども、
週に1回はみんなで米と野菜を持ち寄って、
クッキングをすることもあれば、
有名なマクロビの先生?が運営してるカフェに
ランチに行くこともある。
汽車遠足とかもあるしね。
イベントだらけで退屈しないだろうし、
子どもにとっても刺激が多い毎日だろう。
(できれば僕も毎回参加したいくらい)
僕は日本の良さ、素晴らしさとして
四季の移り変わりがあると思っていて、
その良さを楽しめるのが森の幼稚園だと思っている。
春には春の自然を楽しめるし、
夏には夏ならではの遊びができる。
秋には秋の香りを感じれるし、
冬には冬の風景を楽しめる。
つい先日も、ソリ遠足として、
スキー場にみんなで雪遊びに行った。
ソリ遊びや雪遊びをしたり、
雪のなかにプレゼントを隠して、
子どもたちみんなで宝探しをしたり、
雪上相撲大会をしたりもした。
ちなみに、この雪の上での相撲大会。
お父さん大会の優勝商品はビールで、
お母さん大会の優勝商品は図書券だった。
「お母さんの優勝者には図書券ですよー!
女磨きをするための雑誌を買いましょうー!」
なんていう声かけに、
「子どものためにつかうんじゃないんだ(笑)」
というツッコミを僕の横にいた
お母さんがボソッとつぶやいていた(笑)。
このあたりのゆるい雰囲気も
すぎぼっくりの良さを
よくあらわしていると思う。
最後には、、、
「子どもたち、じゃま!」
と言うくらい本気になって大人たちで
雪合戦をするほど。
子どもの面倒をみるというのではなく、
子どもと同じ目線に立って、
いっしょに楽しむ、成長していく
という姿勢がいろんなところにでていて、
いつも勉強になる。
愛とはお互いに見つめ合うことではなく、
いっしょに同じ方向を見つめることである
といったサン・テグジュペリの言葉を
よく思い出す幼稚園だ。
これは、親と子や夫婦の話だけでなく、、、
先生と生徒、
コーチとクライアント、
売り手と買い手、、、
いろんな関係において
亜当てはまることがある。
たいていの問題の原因は
向き合ってしまうことにあると僕は思っている。
向き合ってしまうと、
相手を変えようとか、説得させようとか、
なんとか動かそうといった態度で
接してしまいがち。
そうではなくて、相手の側に立って、
同じ方向をいっしょにみることが、
本当の意味で、相手のためを想う
第一歩だと僕は思う。
そんなことを森の幼稚園の体験では
よく感じる。
パートナーやクライアント、
メンバー、お客さん、、、
僕らは相手と同じ方向を向いて、
いっしょに困ったり苦しんだり、
楽しんだり、喜んだりすることが
大切な仕事のように思える。
島田晋輔
PS)
森の幼稚園のソリ遠足はこんな感じ、、、
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