Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

なぜ、僕らはライブに行くのか?

これだけインターネットが発展して
なんでも情報が手に入るのに、
僕らはなんでライブに行くのでしょう?

ここ最近の個人的なことを振り返っても、、、

ストーンズの来日コンサートにも行ったし、
後楽園にプロレスを観に行ったし、
ワイズマンこと今井先生のセミナーに
ライブ参加したりもしている。

ナゴヤドームへの野球観戦なんて
毎年必ず行っているし、
トリュフォーの映画も観に行った。

ストーンズもプロレスもワイズマンも
ドラゴンズもトリュフォーの作品も
オンラインで観れるのに。

YouTubeやiTunesでだいたい手に入るしね。

オンラインで同じ内容のコンテンツが手に入るのに、
なぜ、僕らはわざわざ時間と労力とお金を
つかって、ライブに行くのでしょう?

場のリアル体験、
ライブでしか味わえない臨場感、
誰かと時間や感情を共有したいから、、、

いろんな理由があるでしょうし、
どれも間違いではないでしょう。

あなたはどう思うでしょうか?

さて、ここでぐるっと視点を変えて
提供する側から考えてみましょう。

多くの人は新しいもの、他ではないもの、
独自のものを作ろうとする傾向にあります。

しかし、究極的にいうと本当の意味で
新しいもの、全く他と異なるものなんて
あるのでしょうか。

おっ、、と、話がそれてしまう、、

今日、お話したいのはそのことではなくて、
オンラインで同じコンテンツが手に入るのに、
なぜ、わざわざライブに行くのかということでした。

で、提供する側としてですね。

タダで何でも手に入るようになって
情報やコンテンツが無価値になっていく、、、

というのは、
いろんなところで言われています。

2年ほど前に、

「コンテンツは日本を救うのか?」

というイベントを
東京と伊豆で開催し、
情報、コンテンツ無価値時代を
踏まえてディスカッションしました。

そのときのプレスリリースから抜粋。

「CD→ダウンロード→ストリーミング」と変化を遂げるコンテンツ業界。

“音楽、映画、アニメ、マンガ、ゲーム、書籍、WEBページ”など、
どの分野においてもコンテンツと関わるライフスタイルが変わってきました。

今まではテレビやラジオなどのように、
ユーザーが一方的にコンテンツを受け取るというスタイルでしたが、
現代はインターネットの普及などによって、誰もが発信者側になりうることで、
より参加型になったと言えます。

また、CDを購入してプレイヤーで再生する、
音楽をダウンロードするという「所有」のスタイルから、
クラウド上にアクセスし、
それぞれが楽しむという「所属」のスタイルに変化してきました。

このような変化の中、新しいコンテンツの在り方が求められています。

このイベントで有意義なディスカッションができ、
もちろん実際の活動でも活かしています。

で、コンテンツのあり方です。

コンテンツとライブの関係。

このあたりをユーザー視点、
クリエイター視点で見直すと
今、僕らが生きている
この世の中がまた違って見えてきます。

どのプロジェクトで
セールスプロセスのデザインを
設計するにしても、
このコンテンツとライブの視点は
取り入れるようにしています。

いま、僕のなかである
コンテンツとライブの関係を
お話しようと思いましたが、
長くなってしまったので、
また次回。

しかも、ディープな話なので
クローズドな場でしようか
オープンな場でしようか、
検討中。

また、明日。

島田晋輔

PS)

わざわざこのトピックを取り上げたのは、
コンテンツやライブの定義、関係、
そして、なぜ人はわざわざライブに行くのか、
という問いの回答が曖昧なまま、
もしくは浅いままだと
全体がぼんやりしてしまうからだ。

もちろん僕は今後手がけるL2Gプロジェクトでも
コンテンツとライブの視点は取り入れていて、
これがひとつのキーになると思っている。

PPS)

今日の一曲はこちら、、、



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