Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

経営者は数字に弱い方がいい

先日の京料理屋での会食でのこと。

店の主人である料理人は
数字に弱い方がいいという話があった。

Aの鯛で料理をつくりたい、
これはとんでもなくいい素材だからこれを仕入れたい
と思った一方で、
Bの鯛は質は落ちるけど、こっちの方が利益率もよくて儲かるぞ
という目利きができ、知識があったら
ほとんどの人がBを選んでしまう。

まあ、人間ってそうだよね。

そうならないためにも、
なるべく細かい数字は知らない方がいいんだ
とご主人は言っていた。

先ほどの例で言えば、
Bの鯛の方が儲かるってことを知らなければ
自分の惚れたAの鯛を選ぶようになるから、
という話。

なんでも知っていればいい
詳しくないといけないってことはなくて
逆に知らない方がうまくいくことはよくある。

経営者や現場のリーダーは
ある程度、数字に明るくないといけないと思うけど、
詳しくなりすぎる、首をツッコミすぎるのはよくない。

小さなソロバンではなく大きなソロバンを弾け
とはうまく言ったものだが、だいたいの数字だけ知っていればよくて
細かいのはプロに任せるのが賢い。

ご主人は小さなソロバンを弾くのは税理士さんや会計士さんの仕事であって
現場に立つ料理人や会社のトップの経営者の仕事ではないという話を
されていたがまったくその通りだと僕も思う。

タルマーリーのイタルさんもお金を触らないようにしているよね。

レジの前で話していてもいざ会計するってときは、
まりこさんかお店のスタッフをわざわざ呼ぶ。

パン職人としてお金にタッチしないっていうのを
徹底しているなってよく感心する。

以前、受けたことのある音楽療法の権威であった
チャンドラカント先生もそうで、
彼のマンツーマンセッションを受ける場合は
封筒に費用をいれてその場に置いていくという支払い方だったのだけど、
その封筒にいくらはいってるかを先生は知らない。

いくらどころか何であるかすら知らない。

ただ自分のやるべきことをやるだけで、
その封筒に入った代金はあとで
スタッフが回収するという仕組みだった。

チャンドラカント先生は、
インドの伝統医学である
アーユルヴェーダの名医サラデシュムク一家のひとで、
シタール奏者としても一流のひとだった。

あのジョージハリスンも師事した
ラヴィシャンカールの愛弟子。

ラヴィシャンカールの娘が
ノラジョーンズだね。

まあとにかく人柄も素晴らしくて
シタールによる音楽療法も良いものだったから
継続して受けたかったのだけど、
事故で亡くなってしまって。。

話を戻そう。

えーっと、そう大きなソロバンを弾けだった。

小さなソロバンをはじくデメリットは
2つあると思っていて、、、

1つは、

やることが小さくまとまってしまう

ってこと。

これは原価いくらかかって、とか
これくらいの金額だからこれくらいでいっか、とか
この程度の参加費しか払ってないならここまでにしておこう
とか。

お金フィルターがかかって、
パフォーマンスを十分に発揮できないってこと。

もう1つのデメリットが、

スペースを奪う

ってこと。

「余り」が大切ってことを木坂さんも言っていたけど、
小さいソロバンまで弾くようになると
あれこれ考える脳のスペースや時間、労力、
エネルギーなど割いて分散してしまうから。

この2つの視点から、なるべく現場の指揮をとるリーダーや
大きな決断をしなきゃいけない経営者、
表現に集中しなきゃいけないアーティスト、
良いものを生み出すのが仕事であるクリエイターなどは
なるべく細かい数字を知らない方がいい。

職人に徹するためにイタルさんやチャンドラカント先生のように
さわらない、見ないっていうのがいいだろうね。

今井先生も銀行残高みないようにしていたり、
財布を持たないようにしているのも
同じような理由からだったと思う。

木坂さんも税理士に丸投げで
(封筒すら開封せず送っているという)
自分はノータッチにしていると話していた。

なんでも知っていればいいのではない。

逆に知らなくて、さわらない方がよいこともある。

これを最近はよく感じる。

タレントとプロモーターの関係でも同じことが言えるので、
このあたりを整えていきたい。

ではでは、今日はこのへんで。


島田晋輔

PS)

あ、もちろん細かい数字を知っていた方がいい人たちはいて、
だからこそそういう職業が成り立つってもの。

小さなソロバンはプロに任せよう。

PPS)

親指シフトトレーニング2日目。

取り扱ってるジョンロックの「知性の導き方」の原文自体は
著作権がきれているので、ここで公開するのは問題ないだろう。

ただ、翻訳や出版に関しては曖昧なので、
しっかりと引用元を明記しておこう。

取り扱うのは、ちくま学芸文庫の下川潔氏の訳のもの。

では、さっそく15分のトレーニング開始。


間違った意見を保持したり、十分な探求なしに近くされ認識された事柄を少しも疑わずに擁護することほど、軽率で賢人の威厳と堅実さにふさわしくないことがあるだろうか。
(キケロ「神々の本性について」第一卷)

第一節 はじめに

人間が


今日のトレーニングはここまで!

この公開トレーニングは、これによって何か特別な利益をえようとしたり、
利用したりといったものではなく、自分のコミットメントの純粋な記録として。

すべてのブログ記事に言えることだが、
誰かを不快にさせようとか、
悪意があるものはひとつもないので、
ここに強調して明記しておく。

PPPS)

今日の一曲はこちら、、、

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