初めて河合さんの受注会に参加した小野さんも
河合さんの立ち回りというか美学や哲学に触れて
スイッチが入って大興奮。
ネクタイとジャケットをオーダーしていました。
河合さんのプロフェッショナルぶりが垣間みえて、
小野さんのやや無理難題な注文とキャラクターや雰囲気から
生地の絞り込み、タイプの提案を行っていました。
小野さんの注文は
お墓にいっしょに入るくらい
一生を共にするようなジャケット。
移動が多いので丈夫なやつがいいし、
できればオールシーズン着用したい。
常夏のタイでも着用したい
といいなかなかのボールを投げてきました。。
「着れば着るほど味がでていくのは
たとえばこういったツイード生地とか」
みたいに提案も受けていましたが
ツイードで夏を過ごすのはきつい。。
常夏のタイにも合わないだろうし。。。
う〜ん、どうしようとみんなで
思考を巡らせる。
そんなとき、ちょうど僕たちの後にアポを入れていた
肉社長こと城戸さんも登場。
城戸さんがオーダーした麻のスーツなんかの
話もでましたが、麻は涼しくて夏でもいけるだろうけど、
丈夫さに欠ける。。
あっちを立てたらこっちは立たずで、
まあ、なんでもそういうものですが
すべてをカバーするオールマイティなものっていうのは
どんなものでも難しいですよね。
悩んでいる僕らをよそ目に小野さんは
目を子どものようにキラキラ輝かせ
終始大興奮状態でした。。
河合さんとしてもできればシーズンをわけて
2着くらい着まわしてもらえたらみたいな話にもなって、、、
結局最後には小野さんは味がでてくる
経過を楽しむことを優先させて
ヘリンボーンのツイード生地でジャケットをオーダー。
タイや日本の夏なんかでは着用できないでしょうけど、
秋冬はばっちりでしょうし、
着込むほどに味がでていく、、、
小野さんと共に育っていく
一点ものの良いジャケットができあがると思います。
(僕も出来上がりが楽しみです)
これぞフルオーダーといった感じで、
河合さんは丁寧に対話して
場をつくっていく。
小野さんは大柄なので大きめのチェックの柄などを避けて
無地や柄の控えめなものの方が似合うと思います、
みたいなアドバイスも受けて、ネクタイは無地のライトグレーの
シンプルなものを選択。
やっぱりこういったシンプルなものの方が
活躍する場も多いでしょうし、
長く使えると思います。
興味深かったのは、自分の好みと似合う似合わないは
別だということで、普段の自分ならこっちを選んでしまうけど、
あえて他者からの意見に耳を傾けると、
自分の気づいていない自分なんかが発見されて
それはそれで新しい魅力アップにつながるということ。
自分にべったりしすぎているときは、
あえて自分の意見と真逆のチョイスをしてみたりすると
おもしろいかもしれません。
では、今日はこのへんで。
また明日。
島田晋輔
PS)
今日の一曲はこちら、、、
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