Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

智頭の廃校のオフィスづくりとイタリアのオーダースーツ

img_2635牛歩だけども廃校の教室のオフィスづくりが進んでいる。

奥さんが中心となって進めているのだけど、
以前記事にもした中村建装さん
打ち合わせに行ってきた。

オフィスで使用する机やテーブルを
オーダーするために、デザインやサイズを決めて
話を進めていく。

いろいろと親身に相談にものってくれて
プロならではのアドバイスをたくさん頂いた。

まさに同じ方向を向いて歩んでくれている
という感じがしてこちらとしても
良いものをつくっていきたいという
想いが強まる。

ある程度まとめていったのだが、
僕たちのやりたいことを聞いて、
アイディアもたくさん頂いた。

結局、まだ正式にオーダーまでいたらなかったけど、
ずいぶんと前進したように思えた。

なかなか奥が深くて、この感じは
オーダースーツやシューズにも
似ているなと感じる。

素材選びからデザイン、仕様などを決めていくのだけど、
オーダースーツでもオーダーのデスクであっても、

誰が何のためにどんなシーンで使うのか

ってことが大切になってくる。

ひとつの用途だけでなく、
いろいろ万能に“使える”ようにはできるのだけど、
そうするとぶつかってくることがあって
調子を整えていく。

こっちを立てたらこっちが立たずみたいなもので、
なにを優先したらいいのか、なにをもって決断をくだしていくのか
ってことで、みんなでうーんとなるのだけど、
個人的には使う人目線っていうのが
プライオリティとしては高いのかな
って思う。

オーダースーツもそういったのがあって、
たとえば、一般的な傾向として
日本のものは、モノそのものとして
美しい、カタチが整っているのだけど、
イタリアのモノは、人が着て初めて美しくなる
という違いがあるというのを聞いた。
(僕も体感としてそれはあると思う)

トルソーにスーツを着せるならば
日本のスーツの方が綺麗だけど、
人が身にまとうならイタリアのスーツって感じ。

どちらがよいというのではなくて、
日本人気質、イタリア人気質、
文化的な背景の違いや風土、歴史なんかの差が
こういったところにあるのだと思う。

そういえば最近知ったUIとUXの違いも
似たような感じだったような。

UXはUser Experienceの略の通り、
ユーザーが得られる体験、経験という意味らしい。

ユーザー視点でみるのがUXで
そのUXを高めるための要素としての
UI(User Interface)って感じで。

ナポリの職人もミラノの職人も
ユーザーに視点をおいて、
着る人の良さが引き立つスーツを
とよく言っているし、実際に仕事としているように思う。

そういう意味では、今日親身に相談にのってくれた
中村建装さんもただモノをつくる職人から
アドバイスをくれ、提案をしてくれる
ユーザー視点に立った良きパートナーようにも
感じた。

では、今日はこのへんで。

また明日。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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