木坂さんのパフォーマンスセミナー
初日の講座は今回でラストで。
1.腸内環境の適正化
2.脂質摂取の最適化
3.抗酸化と解毒
の話から最後に参考として解糖系とミトコンドリア系の話。
僕たち人間は解糖系とミトコンドリア系の
2種類のエネルギー生成機能を持っている。
はるか昔、、、
人類の祖先である原核細胞は
解糖系しか持たず「酸素」という
猛毒に触れたら即死していた。
そして、もともとミトコンドリアは
猛毒である酸素を利用して
エネルギーを作ることができる
外部の細菌だった。
ミトコンドリアはある原核細胞に寄生し、
そこから共生が始まって
今にいたるという進化の歴史がある。
こうして僕たち人間の祖先は酸素の恐怖から解放され、
効率のよいエネルギーシステムを手に入れたが
同時に、、、
酸化=老化
という代償も引き受けなければならなくなった。
一瞬で!短く!という特徴をもった解糖系と
ゆっくりと!永続的に!という特徴を持つミトコンドリア系。
興味深いのは、、、
ミトコンドリアは女性の情報しか引き継がないということ。
あらゆるものをエネルギー源として使えゆったりまったりといける
ミトコンドリア系と瞬間のパワーの解糖系。
また、ミトコンドリアは固有の遺伝子を持っている
というのも興味深いところだね。
糖質制限の意味についても話があったけど、
これは解糖系ではなくミトコンドリア系で生きて行く
というライフスタイルの選択だ、と。
解糖系依存から抜けられなくなって
癌になってしまうという仮説もあるのだとか。
歳をとったらゆったりまったりのミトコンドリア系に
シフトしていくのが自然。
元気なおじいちゃんやおばあちゃんはうどんではなくステーキを食っている
っていう例えが秀逸。
解糖系とミトコンドリア系は向き不向きがあり、
バランスが大切。
中年太りは糖質依存、
神経系の病気や精神系の疾患も
交感神経に関係する解糖系によるものだと。
そして、いよいよまとめに。
肉体のミクロ的な健全性はすべてのベースとなる、と。
人間の身体は1年で90%が変わり、
1ヶ月で75%変わる。
脳は7年かかるという話だった。
だから、次につくるものをよくしよう
という発想だと。
今悪いところを治すというものではなく、
1ヶ月後の75%をよくするための戦略。
「効いた!」という派手な実感を期待しないことだと
締めくくられた。
むしろ「何も感じない!」という状態が最適な状態。
肉体に意識を「向けないで」生きていけるようにするのが
目標だということだった。
では、パフォーマンスセミナーの初日はこんな感じで。
2日目のセミナーは、、、
また気が向いたら書いてみようかな。
島田晋輔
PS)
今日の一曲はこちら、、、
ちょうど、僕も、自分が糖質過多であることに気付きました。
シンクロしてます。
うまい肉くっていきましょう!