Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

一流の人たちは一流のもとを求めて一流の場所に集まる

コミュニティの質はメンバーをみれば
わかるとよく言われていますが、
昨日のブログで取り上げた銀座のお店には
ホワイトウルフの益荒雄や議員秘書、
海外出張で飛び回ってるひとなど
よいものを求めてくる人たちがよく来るそうです。

実際に僕らがバーに行ったときも
先に来ていたご夫妻はお寿司屋さんでも
偶然いっしょだったおふたりで、
明日おふたりでサンパウロに行かれるとのことでした。

ペンマニアの人たちも集まって
ペン談義をしているというのも
聞いたことがあります。

モノは手仕事と機会があわさった
40〜60年代のもののクオリティが
やはり圧倒的なのだとか。

この日は3人でペトロニウスのネイビーのセッテピエゲタイを購入しました。

コスタもネイビーやブラウンの組み合わせが多く、
王道のクラシックなものでありますが、
とりあえずはこの2つを抑えておけば
間違いないだろう、と僕も思います。

小野さんのネクタイがいつも気になっていたので
これでまた一流アイテムをゲットして
よりセクシーになったと思います。

ペトロニウスは90年の歴史あるネクタイブランドですが、
今では5人のおばさんたちしかネクタイをつくれないらしく
その中でもたった一人のおばさんしかセッテピエゲはできない
と言われていました。

セッテピエゲとは芯地を使わず、
生地を7つ折りにおったもので、
もはや芸術品です。

コスタはあんまりつけてるのをみたことないので、
セッテを好まないのかもしれませんが、
僕はあのふんわりした雰囲気がわりと好みで、
かつてマリネッラの受注会でも
オーダーしたことがありました。

マリネッラももちろんいいのですが、
個人的にはやはりペトロニウスが一番好みです。

あの雰囲気と存在感。

逆にメローラはあんまりで(メローラファンのみなさんすいません)。

今回のタイは生地ももう手に入りにくいビンテージなだけでなく、
もうおばさんがビンテージだという話もでていました。

このおばさんがいなくなったら
もうペトロのセッテピエゲは手に入らない。

このように職人さんがいなくなって、
無くなっていった世界の文化の話もしました。

失われたイタリアンジェラートやグラッパなんかも
教えてくれましたがおそろしいのはここのご主人の嗅覚。

もう手に入らない貴重なグラッパの在庫を4本だけ見つけると
4本とも購入したのだとか。

エルメスに頼まれている傘メーカーの倉庫で
デッドストックを20本を発見して20本とも
仕入れてきたりとかね。

世界に埋もれた貴重な宝や芸術品が
この銀座の小さなお店に集まっていると思うと
なかなかロマンを感じますが、実際に遠方から
たとえば、九州の方からも
良いものを求めて買いにくるお客さんはいると言います。

商圏に左右されない、これぞコミュニティビジネスの在り方だな
とたくさんの学びや気づきがあります。

イタリアに通い出して30年以上になるらしいですが、
30年前から同じホテルに泊まっているらしく、
もうホテルの人たちと仲良くなって家のようだとか。

まあ、30年も通っていたらそうなるわな(笑)
と思って聞いていましたら、このホテルがあるとき、
部屋の色の塗り替えをしたときがあって、

「お前の部屋は何色にする?」

と聞いてきたそうです。

で、じゃあ銀座のお店のコンセプトカラーのブルーで、
ということでリクエストしたら、
どのブルーだ?とカラー表をもってきて、
細かく指定してみると、
なんとほんとに部屋の色をその色に
塗り替えてくれたそうです。

ホテルの部屋の色が客のリクエストで決まるって(笑)

まあ、こういったクレイジーなエピソードが
ぽろぽろとでてくるので、おもしろいのですが、、、

長くなってしまったので、
続きはまた明日書きます。

よい土曜日を!

島田晋輔

PS)

今日の一曲も中華料理屋で流れていたこちらで、、、



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