先日、栗コーダーと知久さんたちが滞在していたときのこと。
宴が続いて、毎晩たくさんの人たちが
集まっていた。
大人も子どもも入り乱れて、
田舎ならではの大騒ぎというか、
賑やかな夜が続いた。
当たり前だけど、宴会は永遠ではなく、
終わりがくる。
大人たちは帰っていく。
あるとき、長男のひふみがこんな質問をしてきた、、、
「どうして大人たちは帰っていくの?」
これはなかなか斬新な
僕にはない視点だった。
考えてみれば、まだ幼稚園児の子どもたちは
自分の足が行動範囲の限界で、
限られたテリトリー、世界の中で生きている。
いつも帰る場所にいるので、
そこからどこかへ帰ってしまうのが
不思議に映るのかもしれない。
子どもだか大人だか妖精なのかよくわからない
知久さんは4泊ほどしていって、
毎朝毎晩子どもたちもいっしょに過ごしていったけど、
5日目の朝には帰っていく。
どうして、2泊ではなく、3泊、4泊し、
5日目に帰っていくのか、、、
子どもたちは止まっているのに、
大人たちは帰っていくのか、
まあ、よく考えたら不思議といえば不思議である。
彼らは欲求に純粋で、
食べたいときに食べて、
気の向くままに遊び、
電池が切れたようにバタッと眠り落ちる。
用事や予定、仕事はない。
鬼太郎じゃないけど、
試験も何にもない、である。
素朴な疑問や不思議に興味をもち、
純粋な質問を投げかけてくる。
子どもたちと対話していると、
自分がいかに固定観念に縛られているか、
世間の常識や倫理観に縛られているのか
よくわかる。
もともと不思議を感じ取れる
感性をいつの間にか忘れてしまっている。
世間はこんなに不思議で溢れているのに。
子どもたちは忘れかけている
何かをいつも思い出させてくれる。
そんな小さな気づきを大切にしていきたいね。
では、今日から黄金週間なのかな。
よいゴールデンウィークを。
また明日。
島田晋輔
PS)
今日はこんなたまの一曲を、、、
たまってこんな曲もあったりするんだよね。
滝本さんの声、甘いわあ。
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