メッセージもマーケットも大切ですが、
順番としてはメディアが最初。
特に独自のメディアを持つ
という話をしました。
なぜなら、
強固なメディアがあれば
メッセージが多少おかしくても、
マーケットがずれていても
それなりに反応が取れるから。
そして、大切なことは
反応が取れなかったとしても
やり直しがきくと言うことです。
他人のメディアだと、
他人のルールに従わないといけないため
制約が出てきてしまいますが
独自のメディアであれば
自分でルールを決められる。
独自のメディアなら
自分でルールメイキングできるのが
大きな強みです。
メディアを使って
メッセージもマーケットも支配できるのです。
(逆はできません)
それって顧客リストが大事って話でしょ?
って思う人もいるかもしれませんが、
そうではありません。
確かにリストも大切ですが、
メディアはリストとはまた違った概念です。
事例をみてみましょう。
盤石な独自のメディアを構築している
起業家と言えば、レスポンスサミットの
コンテストで1位に表彰された
長部さんですね。
誰も太刀打ちできない
超巨大な独自メディアを構築しているので
圧倒的な強さを発揮しています。
間違いなく
YouTubeを使ったマーケッター
日本一でしょうね。
2008年にチャンネルを開設して
コツコツとメディアを育て10年。
チャンネル登録者数も10万人を超え、
YouTubeからシルバーの再生ボタンの盾を
もらっています。
卓球業界で世界3位の登録数。
東京オリンピックでのYouTube活用に関して
行政から依頼あり桜庭選手と一緒に登壇したり。
「うまくなる卓球」という学研とのコラボ本を
完成させて出版したり。
YouTubeをベースのメディアに
オンライン、オフラインを
織り交ぜて展開していっています。
あまりに強力なメディアゆえに
ライバルが戦えないという状態。
長部さんのマネをして
動画でメディア構築しようと思っても
これだけ強力ですからね。
自分の卓球動画をあげたら、
関連動画に長部さんの動画が出る。
ライバルが長部さんを潰そうと思って
メッセージをマーケットに投げかけても
それ以上に強力なメディアで
メッセージを上乗りする。
数字をみて少し売上をあげたいなあ
というときは、自分のタイミングで
自分のメディアにメッセージを流す。
たまにPPCやFBなんかを使うときも
細かい数字は気にしていない
と言っていました。
強力なメディアがあるので、
後の広告などはちょっとしたエッセンス程度です。
YouTubeをメインのメディアにしていますが、
YouTubeに馴染みのない卓球ユーザーにも
リーチするために毎月1万部の会報誌を発行している
と言っていました。
オフラインでもオンラインでも囲っていく。
この圧倒的帝王感は
成熟した独自メディアの大きな特徴ですね。
業界内でのプレゼンスを高めたことで、
圧倒的なだけでなく
業種を超えて影響力がある。
とてもパワフルなのは、
強力なメディアを構築しているからです。
セールスコピーのスキルを磨くことも
マーケティングの知識を身につけることも大切ですが、
それ以前に強力なメディアを構築し
少しずつプレゼンスを高めていくことが肝要です。
ただデメリットがあるとしたら、、、
とても時間がかかるということです。
長部さんは10年もやっていますが、
さらに巨大に、より強固にするために
2手、3手先の手を打っています。
今から始めるにしても
少なくとも3〜5年はかかるでしょう。
しっかり先を見据えるなら10年はみて
設計しておく必要があります。
社会により良い影響を与える、
次の世代に何かを残していく
というスケール感のビジネスの話なので、
ちょっとした小銭稼ぎや副業だったら
話は別ですけどね。
少なくとも僕は強力なメディアを持つ
という視点を持ってリソースの配分を
行なっています。
今年は再構築をテーマにしていますからね。
8月半ば。
今のところ概ね予定通りです。
島田晋輔
PS)
長部さんはワイルドサイドストーリーにも
出演してくれています。
なかなか興味深いストーリーですので、
ぜひどうぞ。
こちらです。
PPS)
今日の一曲はこちら、、、
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