Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

自分の感性を育み、ルール内で表現する

昨日の続き。

白州二郎が口にしていた
プリンシプル。

プリンシプル構築の3つのステップは
こんな感じで紹介されていた、、、

1.押さえるべき基本的なルールを押さえる
2.自分の感性を育み、ルール内で表現する
3.「筋が通っているか」を常に検証する

ファッションの例えが秀逸だった。

衣食住でいうと、男の衣はルール。

好き勝手着るのはモードで
クラシカルに着こなすのであれば
まずはきちんとルールを押さえないといけない。

ドレスコードというものがあるのだから、
着たいものを好き勝手着るもんじゃないよ、と。

白洲次郎は、、、

「オーバードレスとアンダードレスに気をつけろ」

と言っていたらしい。

カジュアルな場にタキシードはオーバードレス。

フォーマルな場にブラックタイをして
ハーフパンツはアンダードレス。

コードには全て理由がある。

解釈の練習だと。

本質を掴め!みたいな話だよね。

例えばスマートカジュアルなどと言った
ドレスコードもあるけど、
キレイな格好で!と解釈した場合、
Tシャツジーンズでもキレイならいいし、
逆に小汚いスーツならアウト
ということ。

このようにまずはコードを解釈し、
ルールを把握して
そのルール内で表現しろ
とのことだった。

もともと洋服は階級社会から生まれてきたものだから
そのような文化的な背景もきちんと
押さえておかないといけない。

背景もルールも無視してやっていたら
無知を晒した痛いヤツになる。

ヨーロッパの本当の社交界に出席しようとしたら、
何百万のスーツを着ていても
既製のスーツだったら
入り口で止められる。

なぜなら洋服は仕立てるものだから。

どんなに高価なものであっても
既製服では入れてもらえない。

他にもタキシードにベルトを合わせたり
と言ったルール無視の事例が
たくさん紹介された。

フォーマルな場にベルトはNG。

ベルトは
ラクをするためのもの。

ズボンは腰で縛るものではなく、吊るすもの
と理解しておかないといけない。

サスペンダーを使う理由だね。

また、ブレザーはスーツよりフォーマル。

ブレザー+レジメンタルタイは
どこに所属しているかを表しているもの。

ブレザーにニットタイは死んでも合わせるな
お里が知れる
と白洲次郎は言っていたらしい。

このように学べばわかることなのだから、
まずはきちんと学んで、ルールを押さえることだと
木坂さんは熱弁していた。

無知は恥ずかしいし、
知っていてやっていたら
かなり痛い奴だと。

例えば、これは自分が好きな色だからとか
生地のテカリがいいからこれで仕立てよう
みたいに選ぶものではないということ。

そう言った個人的好みは
家の中で好き勝手やってくれ
と。

公の場に出てくんな!
まででもないけど、
きちんとまずはルールを把握せよ
という教えだった。

人と会う場に出てくるのであれば
その場に合わせる。

コードを解釈し、ルールを合わせる。

自分自身もそうだけど、
一緒にいる人たちもそう。

これは島田さんの責任だと
怒られたことも実際にある。

自分だけ良ければいいわけではないからね。

小倉の寿司屋の大将も言っていた、、、

「自分の好き嫌いとか口に合う合わないとかで
食事をするものではない」

と。

悪気がなくても社会の景観を損ねてしまうことや
周りに精神的危害を加えていることあるからね。

自分が好きだったらそれでいい
というものではない。

自分が嫌いだからやめておく
というものではない。

好きとか嫌いではなくて
どんな文脈に自分はいるのか。

どんな立場にあるのか。

ルールを把握して
ルールの中で表現していきたいね。

では、今日はこの辺で。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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