「インターネットというメディアがあるだけだ」
と言うのはダンケネディ。
インターネットを
商売やビジネスに活用することは確かにある。
でも、インターネットというのは
単なる販売方法のひとつであって、
「ネットビジネス」なんていうものはないのだ。
これはすごく大事な考え方で、
僕も昔から大切にしている。
たまに、、、
「ネット系ですか?」
と聞かれることもあるけど、
「インターネットを活用することはよくありますけど、
インターネットを使わないこともあります。」
と、答えている。
なにかを広げるお手伝い、
よりよくなるサポートをしているのであって
「ネット」に限定しているわけではない。
実際に、プロジェクトやプロモーションによっては、
FAXやDM、PR、電話を使うこともあるし、
面談や講演なんかもする。
あくまでインターネットはチャンネルのひとつ。
「ネットビジネス」ということを
やっているという感覚は全くない。
だから、
ネットビジネスをやっています
と聞くと違和感がある。
そんなものないのにねって思うから。
逆に言えば、、、
「ネットビジネスをしている」としてしまうと、
思考・そして自分の行動を制限してしまうだろう。
「ネット」ありきで考えてしまうからだ。
ちょっと違うかもしれないけど、
著書「無職力」でもワイズマンがいう、、、
資格があるとその資格が限界になる
というのと同じような考えだ。
美容師という資格をもつと、
美容師ありき、美容師という枠組みで考えてしまう、
ということね。
美容師という資格を持ってしまったばっかりに
他の可能性が見えなくなってしまうということ。
同様に、ネットビジネスやってます、にすると
ネット以外のものが見えにくくなってしまうからね。
他によくある話だと、
「リアルビジネス」という言葉もキケン。
ネットを使わないビジネスのことを
「リアルビジネス」なんて言う人が一部にいるが、
これだとネットを使う商売がリアルではない
バーチャルなものということにしてしまっている。
でも、現実はネットを使っていても、
パソコンやスマホの向こうにいるのは、
生身の人間だ。
リアル – バーチャルの二軸で考えてしまうと、
画面の向こう側の人のことを考えられなくなってしまう。
言葉に引っ張られるので、
同じような意味合いだったとしても
言葉遣いに気をつける必要がある。
僕はブログやメルマガ、ツイッター、フェイスブックなどを
「オンライン」と言うし、電話やDM、セミナー、店舗なんかを
「オフライン」と言うように気をつけている。
ちょっとした言葉遣いなんだけど、
こういったディテールに配慮することで、
景色が違ってみえてくる。
出てくるアイディアやコンテンツのクオリティも
変わってくるのだ。
普段何気なく使っているその言葉、
たまには見直してみてはどうだろう?
島田晋輔
PS)
今日の一曲は愛知県のハードコア?ミクスチャー?バンド。
3年前、犬山のモンキーパークでの音楽イベントのときに
撮影したもの。
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