2011年の終わり。
フェイスブックの上場に向けて
ザッカーバーグは準備をしていた。
フェイスブックが行っているルーティンのひとつに
四半期ごとに全社員を集め、
次の90日でやるべき優先課題は何かの確認を行う
というのがある。
2012年の1月。
彼らの敷地内に白いテントを用意した。
当時の全社員3200人を集めて。
地元に2000人、その他、世界に1200人いた
社員すべてを。
社員としての義務なので、
全員参加が求められる。
誰もが株式公開を中止すると思っていた。。
上場するには大変な状況だったから。
しかし、ザッカーバーグそうしなかった。
意外にもザッカーバーグはこんなことを
みんなに言った、、、
「大変な状況かもしれませんが、
みなさんは辛抱してやるべきことに集中してください」
と。
続けて、、、
「今、やるべきことはモバイルです」
と。
人々がPCからモバイルにシフトしていくことが
ザッカーバーグにはわかっていたけど、
フェイスブックはモバイル化をまだしていなかったから。
そこから、数ヶ月間、プログラムの開発や買収や
会社の人材採用も会社をモバイル化する
という優先課題にフォーカスしていた。
その間、会社は38ドルで上場したけども
すぐに株価は半値に暴落。
ついに天才ザッカーバーグも落ちていってしまうのか
と誰もが思った。
上場を中止した方がいいと思ってるのに、
それを押し切って上場し、
株価が暴落して、半値になっているのだからね。
彼の栄光も色あせてしまうのかと
まわりから思われていたけども、
彼にとってはそんなことよりも、
会社がなにをすべきか
の方が大事だった。
果たして、その後のフェイスブックはどうなっていったのか、、、
フェイスブックがモバイル化した
18ヶ月後、、、
モバイルプラットフォームからの収益は
全体の75%にまでなっていた。
フェイスブックの成長の98%が
ここから来るほどになっていたのだ。
もし、フェイスブックがあのタイミングで
モバイル化していなかったら、、、
その後のフェイスブックは株価が2倍になっていったし、
2017年の時価総額ランキングでは5位。
時価総額50兆円を史上最短で
達成している企業にならなかったかもしれない。
ザッカーバーグやFacebookの社員のように
僕たちはやることがたくさんある。
だからこそ、
まず、最初になにをやればいいのか
がものすごく大切。
どれがドミノの最初の駒なのか
ということを見つけること。
そして最初のドミノを倒すことに
全力を注ぐこと。
目先のことにとらわれていると
みえないことはたくさんある。
未来を見据えて
現状の最優先課題にフォーカスする
やるべきことはたくさんあるけど、
ここは意識していきたい。
気をそらすことや急かしてくること、
苦しいこともあるだろうけど、
長い目で未来を見据えて。
では、今日はこのへんで。
また明日。
島田晋輔
PS)
今日の一曲はこちら、、、
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