Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

なぜ、経営は技術不要と思われてしまうのか?

 

From:秋山大介

久々にいっぱいいっぱいです。。。(汗)

制作物の納期が
全て「なるべく早く」の状態で、
優先順位も何もありません。。。(汗)

とにかくやるのみ…

そんな状況でお届けするのは、
私の心の叫びですwww

その叫びとは・・・

な~~~~~~~~んで、

「経営の技術」を軽んじる人が多いの~~~~~~~~????

ということです(笑)

 

なぜ、このような話をするかというと
最近、このような出来事がありました。

いわゆる後継者が揃う会がありました。

ただ、後継者と言っても、
1名を除き、同族経営ですので既定路線の後継者です。

そんな中、唯一、同族ではなく
後継者に指名されている彼が
こう言いました。

「皆さん、何歳くらいから、
会社を継ぐことを意識はじめたのですか?」

お~、これはなかなか面白い質問です。

私は、心の中で
グッドクエスチョンと思い、
それぞれの答えを聞いていました。

 

私は、変則的で、
小学2年生くらいまで継ぐことを意識していましたが、
小学3年生のときには、父から

「同族経営はやめる」

と言っていたので、
それ以降は、全く考えていませんでした。

ですが、「経営者になる」ということは
変わらなかったので、そのままと言えばそのままでした。

 

で、、、

結果的には父の急死により、
同族経営の継続になってしまったのですが…

とはいえ、私のアイデンティティは

「経営者」

なので、小さなころから

「経営者にとって必要な技術」

を習得することに集中しました。

 

ちなみに。。。

内装業を営んでいると、
頻繁に間違えられるのですが、
創業者である私の父は、

いわゆる技術者=職人ではありません。

あくまでも「経営者」でした。

技術は全くできません。

ただ、現場監督の職歴があったので、
その分野はできました。

ですが、現場監督は、
自分が技術を発揮するのではなく、
人に動いていただく立場です。

だから、私の父は現場での技術を磨くことではなく、
「経営者としての技術」を磨くことに注力していました。

それを見ていたからなのか、
私も自然と、そうなりました。

 

とはいえ、、、

最後は、自分ひとりで会社を立て直すような底力がないと、
私の家業のような小さな会社はやっていけません。

だから、最終手段の技術を持ちつつ、
経営者としての技術を磨きました。

 

では、周囲はというと。。。

私の状態は、かなりの異端児であり、異色です。

建設業の中でも専門業者と言われる
施工会社だからかもしれませんが、
多くの後継者は

「現場の技術者(職人)としてのスキル向上」

を親である社長や、
祖父である会長から求められているようです。

だから、中には大学への進学は消され、
本人の意思とは関係なく「工業高校」へ
進学を強いられた人も多くいます。

そして、工業高校を卒業したら、

「まずは下積みだ」

という言葉に始まり、

「現場の技術者(職人)としてのスキル向上」

を求められるというのです。

 

そして、彼らが30代半ばになった頃…

突如「後継者」として明確に指名され、
中には、突然経営者になるという現実があります。

では、これで何がどうなるか?

あえて直接的に表現しますが、
私からすれば、それは非常に滑稽な話で、

「経営者としての武装なしで経営をする」

ことになるのです。

 

つまり、、、

私が非常に不思議なのが、

「現場の技術者(職人)としてのスキル向上」=「経営者の技術向上」

もしくは、

「経営は座っているだけだから、誰でもできる」

と思われていることです。

 

もちろん、これに異論がない部分もあります。

私はそれを「創業者マジック」と名付けていますが、
創業者は、その傾向があります。

ですが・・・

後継者は基本的に、どんなに頑張っても、
もちろん、私自身がそうですが、創業者のレベルから
どんどん目減りしていきます。

だから、質では創業者のレベルを維持できないので、
量である程度カバーするのが世の中の流れでしょう。

 

しかし・・・

なかなか、それを意識している人が少ないと、

最近の会合などで本当に実感しました。

ちなみに、私も父の急死により、
家業にピンチヒッターとして帰ったとき
職人さんから、

「一から下積みをしろ。それが筋だ。急にきたお前に、この会社の何が分かる?」

と言われました。

もちろん、それも一理ありますが、
創業者が何の前触れもなく急死したので、
今は非常事態です。

だから、私はこう切り返しました。

「この会社がなくなっていいなら、
喜んで一から下積みします。

でも、その下積みと経営は繋がりますか?

私は繋がるとは思えないので、下積みはしません。」

と。

何しろ、本当に緊急事態でしたから。

でも、これも「経営は座っているだけだから、誰でもできる」と
思われていたからなのでしょう。

 

ちなみに、下積みはしませんでしたが、
2年前までは、ガンガン現場に出て色々やってましたよ(笑)

意外がられますが、
私は2トンのトラックは普通に運転しますし、
フォークリストと玉掛けの免許を持っているので、
人力も含め、材料運びなどをやっていました。

現場に出ると、職人さんの遅いのにイライラして、

「今日の目標はどこまでですか?何時までに終わらせますか?」

とかなりケツを叩いていました(笑)

なので、私が入った現場は、
たいてい、早く終わりますw

 

ということで、余分なお話もしてしまいましたが、

「職人さんが、現場の技術者なら、
経営者は、経営の技術者」

ということをお伝えしたかったのが、
今日の私の思いです。

あえて言うなら、

経営は、創業者を除き、
経営の技術なしで、経営しようなんて甘いと思います。

私を含め、後継者は目減りしていることを意識し、
本当に経営の技術を磨かないと
永続的な会社を作り上げることは難しいのでしょう。

だから、私も日々ガチンコで挑み、
日々精進するばかりです。

と・・・

心の叫びをお伝えさせていただきました(汗)

勢いで長文になってしまい申し訳ございません。。。

ー秋山大介

 

PS

今日の一冊はこちら…

経営者の話をすると、
いつも思い出してしまうのが、これです。

 

この記事を書いた人

経営管理修士(MBA)を取得しておきながら「倒産寸前からV字回復を経験」した経営コンサルタント。倒産させたら「経営管理修士(MBA)はしょせん実践では使えない…」と言われてしまうと思い、その知識を使いつつ地べたを這いつくばる戦略でV字回復させる。得意分野は「人材育成」「マーケティング」。 現在は、これまでの経験を活かし、家業の会社を経営しながら、コンサルタントとして活動中。顧問先からは、経営者の視点での人材育成やマーケティングのコンサルティング手法に定評がある。

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