Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

人間はいかにして「開かれる」か。

月10冊の課題図書。

10冊の知をネットワーク化させて
どうコンテンツ化させるのか、、、

コンテンツ化を実際にアウトプットする1年間の講座。
(毎月数珠繋ぎ。つまり前回を踏まえて次に進む。)

それが、今年、木坂さんが行っている
知のネットワーク化セミナー、
アウトプットクラス。

インプットクラスは、
1冊の課題図書を1年かけてじっくり読む、、、
精読をテーマにしている。

複数の本をネットワーク化させるアウトプットと
1冊の本をじっくり精読するインプットの2つを
同時に行っているというところが
ユニークな企画だな、と思う。

で、先日、第3回目のアウトプットクラスのセミナー
が両国であって参加してきた。

ソシュール、ポランニー、ホッブズ、バウマン、、、
それにカーネマンがノーベル賞をとったときの
記念講演のスクリプト(原文)も課題に入っていた。

コミュニティ、、、
広い意味での「社会」をテーマに、
個として閉じている人間がいかに社会をつくっていくのか、
というのを考えようという話だった。

人は代替不可能な固有の閉じた人生を歩んでいるが、
何らかの理由でわらわらと集まっていくから。

家庭、会社やビジネス、地域のコミュニティ、
何かのグループ活動なんかに広く通ずる話。

新しい話ではなく、また別の視点をもってもらいたくて
「人間臭さ」を排除したドライな10冊をチョイスしたと
言っていた。

毎月、10冊の課題図書が届いた時点で、
自分だったらどうコンテンツ化するか、
中心となるキーブックをチョイスして
自分なりにあたまのなかでマッピングして、
簡単にでもイメージして臨むのだけど、、、

今回は、うーん、、、ところどころで
重なる話は多かったし、着地点も近いものがあったけど、
ディテールや見せ方の強弱に違いを感じて
興味深かった。

昔からのマスタークラスメンバーだったら
お馴染みの内容もたくさんあったと思う。

脳科学のバイアスやパラダイム、
カーネマンのシステム論とか、
シニフィアン、シニフィエとかの言語学的見地とか、
コミュニケーションや弁証法とか、、、

アルケミーや使えるシリーズ、インテグラルなんかで
取り扱った内容もところどころにあった。

このブログで発信している
メッセージにも通ずる話もあったし、
同じような内容もたくさんあった。
方向音痴の話も 苦笑)

例えば、環境に依存する話とか、
価値観を絶対視せずに相対化する話とかね。

細かいところで言えば、
よく付き合うひと5人の平均年収が
自分の年収だという話とかも。

人間は見たいものしか見ないというよくある話も
科学的な実験で明らかになってきているという例なんかも
興味深かった。

視覚からの情報は20%以下で、
今見ている世界(映像)は、
80%は異なる情報が混じっているとかね。

記憶は捏造されてるなんていう話もよく聞く話だし、
なんとなくは知っているけども、
アカデミックな分野の研究や見地、
ディテールを踏まえて、
家族なり友人なり恋人なり、
仕事仲間だったり、ビジネスパートナーだったり、
お客さんだったり、、、と付き合うと、
より一段深いコミュニケーションがとれる。

木坂さん自身も言ってるけど、、、

本から得る知識や情報自体そのもの自体に
価値があるわけでなく、
その知識や情報を現実の生活に活かしてこそ、
意味があるのだということには、僕も共感する。


知的欲求を満たすこともよいことだと思うけども、
現実世界を生きていくうえでね、やっぱり活かしていく
視点というか態度が大切だな、とよく思う。

そういう意味で、
タイムリーなイスラム国や自己責任論の話題をとりあげ、
液状化した現代日本を鋭く捉えていたのは
興味深い視点だった(ホッブズの国家観とつなげて)。

この視点は、もちろんビジネスや事業をやる場合にも重要で、
木坂さんはうまくいかないコミュニティの特徴を
あげていたし、妥当性があった。
(けど、ほとんどのコミュニティに欠如している視点のように思えた)

今回の内容のなかで、特に興味深かったこと、、、

勉強不足で僕の知らなかったのは、
オートポイエーシスという進化の概念。

システム論的進化の話で、
3つのステップというか段階の話。

この考えは、ビジネスをやる上でも、
自分のライフスタイルや生き方を決める上でも
参考になるのでシェアしよう。

まず、第1世代の考えは、環境依存。

環境に適応し、自然淘汰に耐えてきた生き物が
進化してきたという見方。

会社とかビジネスとか家庭とかで考えたら、
過酷な状況、環境であっても
それにあわせていこうーって考え。

ホメオスタシスとか認知不協和とかね。

適応した人が勝者というパッシブな見地。

で、第二世代は逆にアクティブな見地。

海から陸に上がっていった生き物のように、
自分から環境を変えていく考えね。

付き合う人を変えたり、引越しや転職をしたり、
所属するコミュニティを変えたり、
環境そのものを自ら変えてしまおうーって
いう方向性。

これはわりと僕らには馴染み深いはず。

そして、第三世代がオートポイエーシス。

第一世代のリバイバル、、、
第二世代と止揚させた考えで、
閉じきっていない見方で、なかなか興味深い。

環境がなくても変化の働きはあるけど、
環境とセットで動いていくイメージかな。

環境は「きっかけ」となるだけで、
決めるのは自分だよ、という考えで、
自己研鑽に励みつつも、
付き合う相手や環境を整えていくって
捉える感じだとわかりやすいかも。

僕たちの変化は、外の環境が全てではなくて、
自身の構造に依存する、、、というのがポイントで
長年培ってきた構造が行動決定しているというもの。

構造が全ての意思決定をしているという
この考えを採用すると、

「伝えなきゃいけない」「伝わらない」

といった苦悩や葛藤から解放されるしね。

で、この構造は「構造的カップリング」という
周りの人たちとお互いに影響しあう
(撹乱という)ことによって
起こる変化のきっかけとなるという。

これがよく付き合う5人の年収の平均が自分の年収になる
メカニズムという解説があった。

しかも、この付き合うというのも液状化を引き合いに
変化してきて、例えばフェイスブック上の友達とかね、
一度も会ったこともないけど、撹乱しあっている相手がいる
という点は見逃せない。

大切なのは、環境側が進化の方向を決定づけている
わけではなくて、見るべきところは構造的ドリフト。

いま、自分はどこにドリフトしてるんだというね。

これに関連して、進化するためには、
無理をする大切さの話もあった。

自分にプレッシャーをかけないと
ナチュラルドリフトしかおきないから、
意識的に無理をして、ドリフトの方向を変えていくという
このブログで取り上げた馴染みの話だと
居心地の良い場所にいると進化しないというね、
適度に不快な場所や事柄に足を踏み入れましょうって話。

これは大切だね。

そうやって自己研鑽に励みつつ、
いっしょにいる相手、、、
構造的カップリングの中で現れたものを受容し、
誤解しながらも(本質的にわかりあえないから)
いっしょに理想世界にドリフトしていく。

そのためには、相手のパラダイムの変化に興味を持ち、
自分のやるべきことに集中する。

家庭でも会社でもビジネスのコミュニティでも、
社会全体を発展させ、
自分にフィードバックさせるという姿勢が大切。

ホッブズの指摘した
何のために国家があるんだという考え。

そんな着地点を自分なりに得たセミナーであった。


島田晋輔

PS)

そうそう、この記事で取り上げた
方向音痴の話が木坂さんから出てしまった(苦笑)。

セミナー後の食いトレ部の活動で
木坂さんだけでなく弟のけんたろーくんも
方向音痴というのが判明。

木坂家は構造的に
方向音痴のドリフトだったのかという話にも(笑)。

というわけで、今日の一曲はこちら、、、

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