Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

愛知→鳥取→愛媛→沖縄→東京→

いま、名古屋のホテルにいる。

昨日の昼間は藤が丘で介護事業の打ち合わせがあって、
夕方に友人のお見舞いに一宮に行き、
夜は自由な起業家たちと会食。

これからチェックアウトして、
鳥取に戻り、明後日から卒園旅行で愛媛だ。

で、卒園旅行から帰ってきてから、
沖縄に行く。

沖縄から帰ってきたら、
東京に行き、イタリア人たちと
おそらく朝まで過ごす。

鳥取に戻って月末には
屋久島でイベントをやるかもしれないって
ことで、、、

愛知→鳥取→愛媛→沖縄→東京

と、移動すると大雑把なスケジュールを
自己管理って意味も含めて
いま、書き出してるのだけど、、、

今日はこのブログを読んでいる
あなたにとってどんなおもしろい話を
しようかなって考えながら
とにかく書き出してる。

・・・シェアしたいおもしろい話はたくさんあるのだけど、
まあ、今日はせっかくなので、以前のこの記事の続き。

市場性のある・なし

を考えずに商売をしようとしてる人たちが多い、、、

でも、

市場性のある・なし

なんか関係ないやり方もあるんだ
って話をしようと思う。

周りを無視してビジネスを行う方法だ。

あ、誤解のないように初めに伝えておくと
周りを無視するって言っても、
無視しても、市場性があるなしを
自然とつかんでいるという意味。

わかりにくいかな?

要するに、市場性があるかないかを
リサーチしなくても、結局は市場のために
なっているよっていう方法。

ちなみにこの方法はアンケートでは
絶対に得られないものだから、
察するチカラ、見抜くチカラが求められる。

どんなやり方かって言うと、

PayPalマフィアのドン、
ピーターティールの指摘する

「隠れた真実」

を解き明かすっていう方法だ。

ピーターティールは、おもしろい起業家なので、
また別の機会に紹介したいが、
現代の真の起業家のひとりであることは
間違い無いだろう。

「隠れた真実」

「隠れた真実」っていうのは、

ほとんどの人が賛成しない、
大切な真実はなにか

っていうもの。

ピーターティールの採用面接にある問い。

「あなたが考える
 賛成する人がほとんどいない、
 大切な真実は何ですか?」

に、なんて答えるかってこと。

これ、けっこう難しいし、
パッと答えられるひとは
ほとんどいないと思う。

ティールによれば
これを解き明かすのが、
いうなれば起業家であり、
イノベーターである。

つまり、市場性があるかないか、
儲かるか儲からないか
を考えてスタートするものではなく、

誰も信じてないし、そう思っていない
隠れた真実を解き明かしていくことこそ、

ビジネスなんだよ

っていう鋭い視点。
(これ自体が「隠れた真実」でもある)

昔からの言葉を使えば、
アルケミストってことだね。

市場性のある・なしなんて関係ない。

多くの人がそれは間違いだ、
そんなことは無い、無理だろう
と思ってることを解き明かすこと。

これが起業家であり、イノベーターであり、
アルケミストってこと。

いろんな人に会ってきたけど、
この「隠された真実」を解き明かそうという
視点がある人はほとんどいないように思う。

やりたいのか、やりたくないのか、
誰かのためになるのか、ならないのか
って考えてるひとがほとんどで、
(もちろんこれは、良いことだよ)
隠れた真実を見つけたから
解き明かそうっていうことで
活動してるひとは、ほとんどいないだろう。

そもそも、謎にも不思議にも
興味がないひとが大半だろうし。

そう考えると、
真の起業家、イノベーター、クリエイター、
アーティストって、ほんの一握り。

例えば、以前、このブログで紹介した
糞土師の伊沢さんとかが現代のアルケミストだろうね。

市場性のある・なしをみて、
商売をやることは、起業家っていうより
商売人って感じ。

小さな規模の商売やビジネスを立ち上げて、
軌道にのせることって
実はそんなに難しいことではない。

これは商売人の世界なので、
もちろんセンスもちょっとは関係あるけど、
まったくセンスのないひとでも、
メソッドを知って、法則にのっとって
きちんと行えば、そこそこできてしまう。

今はインフラが整っているから、
小さなビジネスだったら誰にでも簡単にできる
ことは確かだ。

でも、イノベーションをおこすには、
やはり向き不向きというか、
素質というかセンスによる影響が大きい。

単純に、隠れた真実を見抜く知性も必要だし、
常識と違うことを宣言する勇気もいるしね。

そういう意味では、商売人はたくさん生まれても、
イノベーター、起業家っていう人種は、
ほとんど生まれないのかもしれない。

ほんの一握りのアルケミスト。

絶滅危惧種となってしまった人種だからこそ、
情報の多い今の時代、社会に求められる存在だろう。

最後に。

もう一度、ティールの問い。

採用面接でこんなことを聞かれたら
あなたは何て答えるだろう、、、

あなたが考える賛成する人がほとんどいない、
大切な真実は何ですか?

島田晋輔

PS)

じゃあ、今日はライヒ先生でも聴きましょう。

この人はアルケミストだね。



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コメント

    • Schick Traveler
    • 2015年 3月 26日

    晋輔さん、ティールのこと知りませんでしたが

    なかなか興味深い人のようですね。

    そしてこのティールの問いで思い浮かんだのが
    「貯金するより借金しろ」ってことです。

    正確に言うと、
    「将来の不安のために貯金するくらいなら
    借金してでも今やりたいことをやるチャンスを逃すな」
    ということです。

    貯金が大事だ、っていうのは
    国が国民からお金を集めるために
    そう思い込まされてきたわけだし、

    必死で貯金したお金を使う前に
    死んじゃうかもしれないし、
    使う頃にはかつての価値は
    ないかもしれない。

    借金は悪いことだ、というのも
    しないに越したことはないけど、

    最悪借金残して死んでも
    周りに迷惑をかけない方法はあるんだし、
    貸したほうもそのリスクを考えて貸したのだから
    返ってこなくても案外大丈夫な仕組みになっている。

    だけど、
    「貯金しなきゃいけないからやりたいことをするお金がない」
    と、やりたいことを我慢しながら生きていくことが
    どれだけ恐ろしい真実か気付いている人は少ないと思います。

    これに気付いて、やりたいことを我慢しなくなったら
    毎日がワクワク楽しくなり、死ぬときにも後悔なんてしない
    だろうという確信がなんとなくできました。

    そして、貯金や借金より最も優先して考えるべきは
    「やりたいことをやるためにどうやってもっと稼ごうか」
    ということで、その方が楽しい人生が送れると思います。

    • コメントありがとうございます。

      ティールはすごい起業家だと思いますよ。

      機会があったら「ゼロトゥワン」を読むことをオススメします。

      「貯金するより借金しろ」

      は常識に反していて、ユニークかもしれません。

      貯金はまだしも、
      「預金」なんていうのは、
      典型的につくられた言葉ですよね。

      銀行に預けてるわけではなく、
      貸しているのに。。

      真理を解き明かしていきましょう。

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