From:秋山大介
「ゲリラにも理念は必要です!!!」
お~、素晴らしい一言。
テレビっ子の私は・・・(笑)
いつものようにテレビドラマを見ていました。
それがコチラです。
↓
https://tver.jp/episode/54617591
『よつば銀行 原島浩美がモノ申す! ~この女に賭けろ~』です。
ちょうど、その一言が聞ける回が
2/18(月)23:53まで無料配信中です。
もし、お時間があれば、
ぜひご覧ください(笑)
あっ・・・
決して、私はこのTVerの回し者でもなければ…
テレビ東京の回し者でもありませんよ(汗)
単なるテレビっ子です(笑)
で、、、
この『よつば銀行 原島浩美がモノ申す! ~この女に賭けろ~』に限らず、
テレビ東京が、少し前から放送を開始した「ドラマBiz」という枠は、
けっこう良いドラマが放送されています。
だから、視聴率云々ではなく、
視聴者の満足度が高いようですね。
だから、テレビ東京は、
あくまでも地方局なので、
全国に放送されないのが残念という声があるくらいです。
ただ、このTVerなどを使えば見られるので、
そのあたりは、まさに今のインターネット環境に感謝でしょう。
さて、この
「ゲリラにも理念は必要です!!!」
という一言は、
これは銀行が舞台のドラマで、
その融資先の社長に銀行員が力強く言い放ったものでした。
この融資先は、
価格破壊をするディスカウントストアで、
その拡大に向けて、50億の融資を求めていました。
ですが・・・
担当の銀行員が足で稼いで、
雨の日も、その店頭に行き調査したところ、
「5億が限度」
と判断したのです。
そして、それをその社長に伝えたところ、
とんでもない怒りの言葉が…
でも、それに対して、その銀行員は
力強く言い放ったのです。
「ゲリラにも理念は必要です!!!」
と。
なぜ、ゲリラとい言葉かは忘れてしまいましたが…(笑)
確か、その社長がディスカウントのなんだかか、
出店のなんだかを「ゲリラ」と表現していたような…(汗)
何にしても、その社長は
「アクセル全開」
「アクセルべた踏み状態」
で、拡大路線をとろうとしていたのです。
「従業員の状況も見ないで」・・・
たいてい、こういうドラマでは、
社長はイケイケドンドンで、
幹部クラスの従業員が
「社長にイエスマンで、違うと思っているが言えない」
という状況です。
まさに、このドラマもそうでした。
社長は、アクセル全開ですが、
幹部クラスの従業員は、
それは「危険」と分かっていたのです。
そして、それを足で稼ぐ調査で
銀行員が調べあげ、それを社長に提言する!という
お決まりのパターンとも言えるものでした。
これでおおよそ
このドラマの状況は見えたと思いますが、
なぜ、私が今回これを取り上げたか…?
実は、先日お届けしたこの記事
↓
私「クビ」になりました…
と、非常に関連しているからです。
あまりオープンにお伝えすると
先方に迷惑を掛けてしまうので、
あくまでも「架空の話」と受け止めてください(笑)
ここにある企業がありました。
業績は拡大路線をとれるくらい順調。
企業の財務状況は良好。
良いお客様がついている。
も~、他人から見れば羨ましい状態です。
ですが・・・
一抹の不安もありました。
それは、10年後…20年後…30年後…
を見据えたときのことです。
「良いお客様は、いつか亡くなる…」
間違っていませんからね!
「無くなるではなく、亡くなる」です。
そう、これは自然の摂理と言いますか、
人であり生物には生命に限りがあるので、
いつか亡くなります。
これが、この企業にとって
一抹の不安でした。
ただ、これに気がついていたのは、
先ほどのドラマに出てくる銀行員のように、
他社の人間でした。
特に、その企業の顧客層は、
可処分所得が多い人が多い顧客層です。
ということは、、、
必然的に、お子さんの教育費などにお金がかかる年代よりは、
ある程度、落ち着いた年代である傾向があります。
つまり、、、
自然の摂理から考えると、
その方たちは、生物としての限界がどこかにあり、
それが近づいているということです。
だから、、、
実は、今は順調に見えても、
すでにカウントダウンは始まっていて、
1日1日の経過が、非常に命取りになるのです。
特に、病気になる可能性や、
生命は維持できても購買行動がいつまでできるか分かりません。
一番やっかいなのは。。。
私の父のようなパターンです。
人間ドッグの結果が、超がつく優良だったのに、
結果をもらった直後に
「死亡」
原因は「寿命」。
ただそれだけ。
だから、誰も信じないくらいの出来事でした。
そして、、、私の周囲で起きた困りごと…
それが、、、
「一人の顧客を失った」
ということでした。
しかも、それなりのお得意様を。。。
もし、私が私の父の担当者だったら、
遺族には申し訳ないですが、
亡くなったことへの悲しさもありますが・・・
心の片隅で。。。
「まずい、売上をどうやって補填しよう」
と思うでしょう。
減ったのではなく、
もう永遠に「ゼロ」になるのですから。。。
実際、私も以前の販売していたサービスで、
同じようなことの経験があります。
しばらく、セミナーなどでお会いできなかったり、
連絡が途絶えているなと思っていたら、
ご家族からご連絡あり、闘病の末、お亡くなりになったと。。。
もちろん、私もよくしていただいていましたので、
ご冥福をお祈りする気持ちが先行しましたが・・・
しばらくたってから、こんなことを思いました。
もし、このようなことが起き続けたら、
この企業はなくなってしまう…
よくこんなことを耳にしますよね?
「どんな顧客層を狙いたいのですか?」
「富裕層です!」
と。
でも、富裕層の多くは、年代がそれなりに上の傾向があるので、
この自然の摂理であり、人間が避けられない現実が
近い可能性が高いでしょう。
とはいえ、年代に関係ないと言えば
関係ないとも言えますが…
ただ、あくまでも自然の摂理で考えるとです。
ですが・・・
「富裕層です!」
と発言する人の多くは、このリスクは全く想定していないでしょう。
と同時に・・・
それは、その人の代であれば商売繁盛かもしれませんが、
思ったよりも長続きせず、次代のメンバーになったとき、
顧客が大きく目減りするでしょう・・・
だから、、、
富裕層狙いは案外良さそうに見えますが、
当然ながらリスクもあるのです。
しかし・・・
もし、その企業に常に富裕層にアプローチできる
マーケティングシステムがあれば、
もちろんそれは解決できるでしょう。
ですが。。。
私も色々挑戦しましたが、
富裕層をマーケティングシステムで引っ張るのは
難しいです。
結局、行くつくところが
「人海戦術」
ということは、、、
その人海戦術にシステムがなければ、
俗に言う。。。
「自分が倒れたら終わり」=「社長が倒れたら終わり」=「倒産」
を意味するでしょう。
実際のところ、
私も、マーケティングシステムができている企業は
数々目にしますが、人海戦術のシステムができているのは、
ビッグネームの保険会社か、そういった類しか知りません。
というより、
その方法やシステムができるのは、
資本が大きなところのもので、
まさに「強者の戦略」なのでしょう。
では、それを中小企業がやろうとするとどうか?
行くつくところは、
「自分が倒れたら終わり」=「社長が倒れたら終わり」=「倒産」
です。
ちなみに、、、
私の家業は、それなりのビッグネームを中心に取引しています。
ですが。。。
そこに偏ると危険なので、
ポートフォリオを組むように売上を分散しています。
そうしないと、
そのビッグネームに何かあったとき危険なのですよね。
それと、その富裕層の話ですが、
こんなことを言う方もいます。
「富裕層の子孫は富裕層なので、
その方が亡くなっても、子孫が買ってくれるはずです。」
確かに、そうかもしれません。
ですが・・・
富裕層は、富裕層というくらいですから、
子孫は、それなりの相続を受けます。
そうなると、日本は累進課税ですので、
想像以上の相続税が発生します。
だから、私が耳にするのは、
「親は裕福だったが、子どもは財布の紐が固い」
ことがあるということです。
ただ、そうはいっても、
富裕層のお子さんは、小さいころから買い物に慣れていますし、
相続対策をしっかりやっているので、あくまでも一部の話です。
ですが・・・
リスクとしてこういったことがあるのです。
または、
「親は買い物に興味があったけど、子どもはまったくない」
というリスクです。
だから、某百貨店の「○○会」では、
今、富裕層のお子さんたちを中心にアプローチを仕掛けています。
その某百貨店のメルマガで、
新商品が紹介されていますが、安くても数十万円です。
でも、その対象者にとっては、
それが普通なので、とくに問題はありません。
それよりも買い物のクセをつけることに
その百貨店は必死に取り組んでいるのです。
と、、、
架空の話と現実の話がまざってしましたが(笑)
これが、そのドラマと私の記事に関連しています。
私が直面した事態は、まさにこれでした。
「当事者は状態が良いので、イケイケドンドン」
「他者は冷静に見ているので、基盤を整えないといけないと心配」
テレビドラマの通りです。
しかも、ドラマのように
社員の方々の状況は似ていました。
そして、こんなところも・・・
「理念がブレている」か「理念がない」
だから、毎回目指す方向が変わったり、
とるべき戦術が変わったりと、
右往左往…でなく、縦横無尽でした。。。
そうなると、私もそうですが、
社員も何をして良いか分からない。
そして、何も動けない。
あまり詳しく話せませんが、
やはり目指すべき方向であったり、指針である理念がないと、
社長は良いですが、社長自身ではない他人は苦しむのでしょう。
いや、それは知らないうちに
「自分が倒れたら終わり」=「社長が倒れたら終わり」=「倒産」
の道に進んでいるので、社長自身を苦しめかねないでしょう。
実際、こう耳にしました。
「富裕層と会話ができて販売ができるのは社内で私(社長)だけです。
スタッフではムリです。話が対等にできません。」
と・・・
傍から見ていて
状況がよく見えているだけに、
今、ここを離れるのは非常に心苦しいものです。
だから、私は今後、顧問先と契約する前に
必ず確認することを決めました。
「理念やミッション、大義はあるか?」
そして、自分にも問いかけようと、、、
「その理念やミッション、大義に賛同できるか?」
これらに賛同できない場合は、
喉から手が出るほど、仕事が欲しくても辞退しようと決意しました。
ちなみに、、、
これですが、ロイスとのコーチングセッションのときに思いました。
だから、ロイスにこのことを言いました。
すると、ロイスからこう言われました。
「だから、ミッションが重要なのです。」
他にも、関連したことをたくさん話していただきましたが、
この言葉が、身に沁みてしまい、これしか記憶に残っていません。
でも、その通りです。
ほんと、そう思います。
「ミッションが重要」
この言葉に、より深みを感じつつ、
また、一つこれを気に、成長のきっかけを手に入れたと思います。
ー秋山大介
PS)
「今日の一冊」は、こちら、、、
サラッと「ミッション」のことが書かれていますが、
こんなにも重要とは、、、
PPS)
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経営管理修士(MBA)を取得しておきながら「倒産寸前からV字回復を経験」した経営コンサルタント。倒産させたら「経営管理修士(MBA)はしょせん実践では使えない…」と言われてしまうと思い、その知識を使いつつ地べたを這いつくばる戦略でV字回復させる。得意分野は「人材育成」「マーケティング」。 現在は、これまでの経験を活かし、家業の会社を経営しながら、コンサルタントとして活動中。顧問先からは、経営者の視点での人材育成やマーケティングのコンサルティング手法に定評がある。
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