先日、帰省していたときに、
夕方のテレビ番組で、
LGBTの特集をやっていた。
LGBTというのは、
レズビアン、
ゲイ、
バイセクシャル、
トランスジェンダー
の人たちを意味する頭文字をあわせたもの。
夕方のニュース番組の特集で
取り上げられたカップルは女性同士だった。
女性同士で10何年だったかな、
付き合っていて、いっしょにも暮らしている。
いっしょに暮らしていくなかで、
子どもも欲しいねってことで、
知り合いの男性に精子提供をしてもらって
子どもを出産。
子どもが成長して
お父さんと会いたくなったら
会ってもらえるかなど
取り決めなども丁寧にすすめたらしい。
男の子だったかな、
授かった4歳か5歳くらいの子どもと
3人暮らしをしているという話だった。
僕らと同じように、
親同士の交流ももちろんあって、
ママ友との付き合いの場も
放送されていた。
いっしょに暮らしているパートナーの女性は
ママ友との間では、
育児をいっしょにしてもらっている
仲の良い友人だと紹介しているとのことだった。
でも、仲の良いママ友のひとりに
カミングアウトしようって話になって、
メールかLINEかで自分たちのことを告白。
なかなか返信がなくて心配だったようだけど、
素敵な家族だと思うよ、これからもよろしくね!
的な返事がきて、カミングアウトした後も
友好的な関係が築けているっていう話だったけど、、、
このように、マイノリティの辛いところは、
自分たちがよくても
社会の理解というか共存を得ることにあると思う。
番組でも取り上げられてたけど、
子どもが大きくなったときに、
自分たちのことを何て言うか、
父親のことを聞かれたときに、
どう答えていくか、
子どもの友達や周りの人たちには
どう説明していくか、、、
課題はたくさんあると思う。
ある友人が今年のテーマに掲げている
ポリアモリースタイルも近いかも。
本人たち、自分たちがハッピーというのは
もちろんそうだけど、
あとは社会との共存というのも
どうしても避けて通ることができない。
一夫一婦制や男女補完性の世界観である
モノガミーがキリスト教の影響もあって
マジョリティとなっている。
一方で嫉妬や独占欲が少ないとされている
複数恋愛スタイルのポリアモリーは
マイノリティ。
LGBTとポリアモリーを同じセクシャルマイノリティと
くくってしまうと、やや乱暴な言い分だと
関係各所から非難がきそうだけど、
僕は厳密な分類をしたいのではない。
ここで取り上げたいのは
生き方。
セクシャリティであっても、
生き方であっても、
正しい、正しくないというのは
ないと思っていて、
あるのは自分がどういう立場をとるのかということ。
もちろん、自分たちがよければそれでいいというのも
まだ不十分かなと思う。
いろんな人たちと関係があって
生活が成り立っているから。
ビジネスもそうだね。
相手と自分の理想が重なることは
ビジネスでも恋愛でも当たり前だけど、
ここに「社会」という視点も入ってくると
よりよくなると、最近よく思う。
自分と相手、そして社会の理想が重なったとき、
本当の意味で幸せのカタチがはっきりしてくるのかな、と。
一見対立するようだけど、共存すると僕は思っていて、
そのためには深い自己理解、相互理解が土台にあって、
相反すると思われるものを高い次元で止揚することで
実現するように思う。
田舎暮らしの良さも、
都会での良さも取り入れるように、
両方をアウフヘーベンさせる
ワイルドサイドを歩くというのは、
これからの時代にあった生き方になると思う。
たとえば、生殖補助医療に関しても
賛否両論だろうけど、
こういった助けがあって、
成り立っている家族もいる。
ベーシックインカムを実験的に導入して
うまくいったエリアもある。
「お金」や「性」に関して
世間ではタブー視されていることもあるが、
僕らみたいなワイルドサイドを歩く人間としては、
積極的に取り上げていって、
知見を深めていくことは
大切なことだろう。
あなたはどう思う?
では、また明日。
島田晋輔
PS)
そういえば、タイでは
男性三人での同性婚があったみたいだね。
世界初ってことだけど、
男性三人で結婚もなかなか幸せそう。
PPS)
今日の一曲はこちら、、、
イアン・マッカロックが女装しているよ。
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