Walk on the Wild Side

From : いっちー

先日、投稿した記事で
失恋したことをキッカケにカメラを始めた
という話を書きましたが、
イーナさんからそのことに関して
詳しく知りたいというリクエストをいただいたので（笑）

ワイルドサイドストーリーにも書きましたが、
今日はそのことに関してお話したいと思います。

そんな別に大した話ではないんですが、
僕は昔から失恋をすると新しいことを始めてみるというのを
自分ルールのような感じで持っています。

始まりは、大学生のときに
お付き合いしていた女性と別れたときでした。

僕はもうその彼女のことが本当に大好きで…

何かやりたいことがあってそれになりたいわけでもない、
お金持ちになりたいとかもない、
ただ、その彼女と結婚して、
平凡だけどしあわせな家庭を
地元で築くということが夢でした。

いまだに僕の人生で一番長くお付き合いした女性です。

彼女とは地元が一緒だったんですが、
彼女が都内の大学に進学して、
少し距離が離れてしまいました。

当時、僕は大学に通いながら
服屋さんでバイトをしていたんですけど、
夜8時に店を閉めて、
それから彼女の住んでいた横浜まで
高崎から湘南新新宿ラインに乗っていくんです。

2時間ちょっとかかるんですよね。

でも、疲れもなにもなくて、
彼女に会える、会いたい気持ちでウキウキでした。

帰りは月曜の朝に彼女と一緒に電車に乗って、
都内からはひとりで高崎まで帰ってくる
って感じの生活を送っていました。

群馬から東京程度、遠距離でもなんでもない！
と当時思っていたし、
遠距離とは認めたくない自分がいたので、
中距離恋愛をしていたってことにしておいてください（笑）

それからも交際を重ねて、
1年か、2年くらい経った頃でしょうか。

色々なものが積もり積もって
という部分はあると思いますが、
「これ以上一緒にいてもお互いに成長できない」
と言われて、フラれてしまいました。。

クリスマスの少し前…

そう。ちょうど11月だったでしょうか。

その年はクリスマス当日が土曜か日曜だったのかな！？
うろ覚えですが、お店を閉めたあとに、
高崎駅のホームを歩いていると、
カップルとすれ違うわけです。

俺だってほんとはこんなクリスマスを
過ごしてていたのかもしれないのにって思いと、
彼女はもしかしたら他の男と
クリスマスを過ごしてるかもしれないって考えたら、
悔しさと嫉妬、憎しみが入り混じったような気持ちで、
歯を食いしばりながら、
高崎駅を歩いていたことを今でも鮮明に覚えています。

彼女と将来一緒になれることを
信じて疑わなかった僕は、失意のどん底に。

その頃はすでに本屋さんに足を運ぶのが趣味だったので、
今の自分の支えになってくれるような本はないかな…
とふらりと寄った地元の本屋で見つけた本。

それがセラピストの
石井裕之さんの「ダメな自分を救う本」でした。

もう本のタイトルからして、
僕のためにあるような本じゃないかと
ドンピシャだったんですよね。

その本の中に、「今すぐできて、やりたいと思ってるけど、
やってないことを始めてみよう」みたいな一文があって。

※正確ではないです、ちょっと違うかもしれません。

そしたら日記でも書いてみるかと手書きのノートと、
当時流行っていたmixiで日記を書くことを始めたのが
僕と文章の出会いでした。

そんな感じで、カメラを始めたキッカケも、
失恋して、今すぐできて、やりたいと思ってるけど、
やってないことなにかなーって考えて浮かんできたのが
カメラだったんですよね。

あのとき文章を書くことを始めてなければ、
数年後にマイスピーに
関わらせていただくこともなかったですし、
今こうしてワイルドサイドを歩こうよで
記事を書くこともなかったでしょう。

カメラもライフワークにならなかったでしょう。

「今すぐできて、やりたいと思ってるけど、やってないこと」

それを始めるキッカケに、
僕の場合は失恋が持ってこいだったっていうことですね。

【いっちーの今日のいっちまい♪】

友人の現代アーティストより