From:よっぴー
昨日は、木坂さんのインプットクラスのセミナー
いろいろ予定があって、今までお金だけ払って参加できてなかったんだけど
ようやく参加できた。
インプットクラスっていうのは
木坂さんから本のお題があって
そのお題を参加者全員で話し合うというもの。
今回読んでいるのは
アリストテレスの『二コマコス倫理学』
一人だと読む気にもなれない本だから
こういう機会を作ってもらえて感謝笑
ちなみに木坂さんからの問いはこちら
1.アリストテレスは「善」「徳」「卓越性」「幸福」をどのようにとらえているか、その特徴をそれぞれ整理せよ。
2.上で整理したことを元に、「善」「徳」「卓越性」「幸福」の関係を簡潔にまとめよ。
3.「あなたは答えられますか、ソクラテス。人間の徳ははたして教えられうるものでしょうか。それとも教えられうるものではなく、訓練されるものでしょうか。それともまた、訓練しても学んでも得られるものではなくて、人間に徳が具わるのは、生まれつきの素質、ないしほかの何らかの仕方によるものでしょうか。(プラトン『メノン』)
アリストテレスはこの問いに何と答えるだろうか。
というもの。
同じ本を読んでいるのだから、みんな答えが同じになるハズなのに
なぜか答えが一致しない笑
本の中にある、『われわれ』とは誰を指しているのか?とか
最高善と善は、同一直線上に存在するのか?ということとか
まぁ、いろいろ定義をちゃんとしないと読み間違える原因になるんだけど
ここで、言葉の罠に僕らはハマりがち。
例えばこの文章
最高善は幸福にほかならない
この文章を見て
最高善=幸福
と読んでしまうと、その後の文章で意味がわからなくなる。
なぜかというと
最高善は、幸福と言い換える事はできるけれど
幸福は、最高善とは言い切れないから。
「りんごは、赤い」は成り立つけど、「赤いはりんご」が成り立たないのと一緒だね。
また、幸福という言葉についても、状態を表しているのか、行動を表しているのか、幸福という定義そのものを表しているのか
という事も考えなければいけない。
そしてさらに、居酒屋に行った時に
「みんな何にする?俺、ビール!」
っていう会話はよく出てくると思うけど
この「俺、ビール」を英語に直すと
I am beer.
っていう意味わからない文章になる。
日本語は、こうやっていろんなものを省略して言葉にする癖みたいなものがあって
和訳されているものは、そういった事を加味して訳されているので
隠されている文章を読み解く必要もあるっていう事を一つ一つ
地道にすり合わせをしていくっていう事をしている。
速読って一時期流行ったかと思うんだけど
それは、本ってだいたいこういう事が書いてあるんだろうなぁっていう事がわかる事が前提で話されてると思うんだよね。
目に止まった文字を追うような読み方だと思うから。
そうなると、結局、自分の中で解釈が入っちゃって
筆者が本当に言いたかった事とズレる可能性がある。
人との会話だってそうで
相手が喋っている事が、こっちが受け取った通りの事なのかというと
おそらく結構な誤差があると思うんだよね。
なにせ、じっくり読める本でさえ
こんなに解釈が変わるんだから笑
日常会話なら曖昧さが残ってても問題ないけど
仕事とか、計画を立てるとか
そういう時には、言葉の定義を揃えて
お互いに齟齬のないように注意しないとなぁと思います。
ここで、丁寧さが出てくる所!
丁寧さは、信頼にも繋がると思うので、伸ばしていきたい力ですね!
ってことで、今日はこの辺で!
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<水曜日のクイズ!>
さて、頭を柔らかくして考えましょ!
1=5
2=25
3=225
4=1025
5=?
さて、?はなんでしょう?
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先週のクイズの答え!
隣の人の品物を4000円で買い取って
自分の店で10000円で2つ売る
が、正解でした!
では、また来週〜♪
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