日本の医療の闇の続き。
歯科医療と癌について話してきたけど、
そこから健康診断の話に。
この健診も日本独特なものだと言う。
人間ドックとかね。
例えば、胃がんの検診。
昔からバリウムを飲むことが続いているけど、
胃がんの原因はピロリ菌とわかっているから、
バリウムを飲んだからといって早期発見にはつながらない。
だったら、ピロリ菌の陽性者をスクリーニングして、
バリウムではなく内視鏡検査をした方が
初期でしっかり見つかるのに、
ずっとバリウムを飲まされてる。
現場のドクターはバリウムでは見つからないと
わかっていながら未だに続いている。
飲むのもたいへんだし、
人によってはバリウムを飲むことで
腸をおかしくする人もいるのに。。
日本の古いシステムの悪影響が
続いている、と。
このシステムを変えるのは大きな力で
大変だと指摘する。
日本の医療の保険システムは破綻すると
言われているけど、本当に破綻するんですか?
との高城さんの問いかけに、、、
「このままいけば破綻するでしょうね」
と岩澤さんは答える。
いくつか要因はあるけど、
根本は心の拠り所がないから、
とりあえず「健康を」になっている、ところだと。
とにかく金をかけて治せばいいんだ
という発想を変えていかないと
未来は暗くなるのではという話になった。
だから、幸せとは何か、生き方や在り方を含めて
考えるタイミングではないか、と。
何十年後かの日本の医療。
いい材料はないけど、
未来はないのか、
という最後のまとめに。
いい材料は確かにないけど、
最後の希望といったら、
今の若い人たちの高い意識かな
と岩澤さんは答える。
古い世代とは違って
新しい考えや価値観、生き方を
自分たちで見出そうとしている。
そこが日本の医療や社会の希望ではないか、と。
医療の話題だったけど、生き方も含めて
考えさせられる良い対談コンテンツだった。
では、これにて終わり。
また。
島田晋輔
PS)
今日の一曲はこちら、、、
この記事へのコメントはありません。