Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

売上アップの考え方

昨日、新規集客に関して書いたから
今日は売上アップに関して。

売上アップの方法もいくつかあるけど、
オーソドックスなのは、
バックエンド。

勉強熱心な人なら
すでに知っていると思うけど、
はじめに買ってもらう商品やサービスを
フロントエンドと言って、
フロントエンドを買ってもらったお客さんに
案内する商品やサービスをバックエンドと呼ぶ。

よく勘違いされるのは、
低額な商品をフロントエンド、
高額な商品をバックエンドなんて
言う人がいるけど、そんなことはない。

高額なフロントエンドもあるし、
低額なバックエンドもある。

実際の事例として僕に最近きた
バックエンドを紹介しよう。

案内は封書とメールにて。

出張が重なって
封書での案内は見逃していたので、
僕はメールで知って実際に申し込んだ。

どんなメールでのオファーだったのか、
参考になるので、そのまま紹介。

島田様

いつも大変お世話になっております。

先日、封書にてご案内をお送りさせて頂きましたがこの度
アフターケアサービス(クリーニング)を展開する事となりました。

ハンドメイド商品のアフターケアとしてはプレスが非常に重要です。
当社指定のクリーニングで洗浄のみ施し、当社にてハンドプレスを行います。

コスタンティーノのアイテム、もちろん他のブランドも承りますので是非ご利用なさって下さい。

依頼書の記入もご面倒かと思いますので、クリーニング依頼の商品が御座いましたら
お送り頂ければこちらで確認を致しましてご連絡申し上げます。

ブログで何度か紹介している
イタリアのオーダースーツ。

このスーツのアフターケアサービス事業を
はじめたという案内が届いた。

ずいぶんとさっぱりしている
案内に感じるかも
しれないけど、バックエンドのオファーは
このくらいで十分。

なぜなら、バックエンドというのは
1度買ってもらったお客さんへの案内だから。

すでに関係がある程度できているのが
前提になっているからだね。
(逆にフロントエンドの場合はある程度気をつかう必要がある)

このスーツのアフターケアサービスのバックエンドは
マーケットインという考え方でできている。

マーケットインというのは、
要するにお客さんの望むものを
カタチにしましたよってもの。

逆にプロダクトアウトという考えは
作り手がつくりたいモノをつくりましたよ、
というもの。

オーダースーツを展開していくにあたっての
アフターケアサービスをバックエンドにもってくるのは
よい展開だと僕は思った。

理由はいくつかあるけど、
一番は無理がなくバランスがよいというところ。

わざわざ別会社を立ち上げての
事業展開だけど、もともとこのサービスを
はじめるというのは聞いていた。

というか、他のお客さんは知らないけど、
僕はリクエストしていたので
実際に嬉しいサービスだ。

そういったお客さんの声を汲み取っての展開だと思うけど、
事業展開としてもスキマをうまくつかってるから
やる方も無理がない。

コスタの受注会は年に4回。

それ以外は何をしてるんですか?
と尋ねたことがあるのだけど、
特に何もしていないと(笑)
商品が商品なだけに、
広告もかけていないし、
新規集客に力も入れていない。

ついに、アフターケアサービスをはじめるのですね!
とメールの返信をしたら、、、

島田様

ご連絡有難う御座います。
時間を持て余しておりましたので(苦笑)

ま、本当にあのレベルの商品にはそれに見合った
ケアも必要ですので是非ご利用になってください。

なんて返信がきた。

このイタリアっぽいゆるさがいいね(笑)

受注会のあとの食事会で
遊んでると思いきや
こうやって関係を深めて、
次の展開の声もきちんと聞いている。

自然な感じがなんともよいね。

クローズドなコミュニティだから、
横展開していくよりも、
少ないお客さんを大切にして
深めていくほうがよい。

だからこそのマーケットインだし、
空いているリソースをうまく活用できるから、
売り手にも無理がない。

コミュニティ全体に良い循環のでる
バックエンドサービスだと思ったし、
僕たちも参考になる考え方だ。

では、このへんで。

またね。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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