Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

習慣を「つくって」売る

神楽ツアーの2日目。

会場のホールに向かうときに、
三浦さんと話していた「習慣」の話。

商売でも恋愛でも勉強でもダイエットでも
なんでもそうだけど、一時的にちょこっと
何かしたからといって劇的な変化があるわけではない。

魔法なんてないのだ。

日々の習慣によって未来が決まるならば、
習慣を見直し、ドリフトの方向を変えていくことが大切。

興味深かったのは、
習慣をつかった販売事例。

ファブリーズをどうやって売ったのか?

という話だった。

「ファブリーズってあるじゃないですかー。
 あの消臭スプレー。
 あれって部屋の汚いひと、
 臭いひとには売れないんですよね。」

と、三浦さん。

消臭するスプレーなのだから、
部屋が汚い、臭いといった問題を解決する商品だろう。

でも、そもそも部屋が汚い、臭い人は、
キレイにしないといけないと認識をしている人が少ないのだ。

じゃあ、どんなひとが消臭スプレーを使うのか?

ファブリーズのマーケティングチームが
リサーチした結果、消臭スプレーを使うのは、

部屋をよく掃除するひと。

ということがわかった。

綺麗好きなひとが、掃除したあとに、
香り付けとしてファブリーズを使う。

ここの人たちにメッセージを発信することで、
ファブリーズはヒット商品となった。

汚い部屋、臭い部屋の匂いを消すという問題解決ではなく、
キレイにした部屋にプラスアルファの香り付けという
「報酬」に訴求することによって、大ヒットした。

「歯磨き粉ってスースーしますよね?
 その爽快感、気持ち良さをつくって、
 ハミガキは気持ち良いという習慣をつくったらしいのです。」

と、ハミガキをする習慣のない時代に
歯磨き粉を売った事例も話してくれた。

ハミガキしないと虫歯になりますよー
臭い息で嫌われてしまいますよー

という方向の訴求ではなく、
ハミガキをしたあとに、
どんな「報酬」が得られるのか、
というところに訴求をして売ったのだ。

ハミガキ後の爽快感という報酬を得るために、
歯磨き粉を買う、、、この報酬を得られる習慣を
つくったから歯磨き粉が売れたという話を
三浦さんがしてくれた。

僕ら人間の意志力というのは限られている。

だから、意識して習慣を変える方向付けをしないといけない。

この本によると、、

1:きっかけ
2:ルーチン
3:報酬

という流れで習慣ができているという。

ちょっと小腹が空いたなーっていうきっかけで
ちょっと散歩に行き、いつもの近所のカフェに、、、

そこで、バーガーを食べるという「報酬」を得るのだ。

ポイントは、バーガーをはじめから食べたかったわけではなく、
「きっかけ」があって、それを満たすために、ルーチン行動をし、
報酬を得るというメカニズムだ。

つまり、習慣を変えるためには、どんなきっかけがあるのか、
どんな欲求がトリガーになっているか、見極めないといけない。

同じバーガーを食べるでも、
友達とケンカしてイライラしたからとか、
オーガニック食材の思想に反抗してとか、
映画の主人公の気分に浸りたくて、
みたいないろんな「きっかけ」がある。

どんな欲求を満たすために、行動をおこしているのか、
習慣となっているのか、、、そのあたりをみていく必要があるだろう。

あなたの行動、決断にはどんな「きっかけ」がある?

その「きっかけ」を見極めて、習慣を変えない限り、
1年後も5年後も10年後も今と変わらないか、
それ以下の生活になっているだろう。

島田晋輔

PS)

神楽ツアー2日目にみた神楽はこんな感じ、、、

牛若丸と弁慶の対決。



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