Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

現実の壁

いっしょに歩く

 

僕らみたいにワイルドサイドを歩く人間は
いろいろなことを決断し続けないといけない。

誰かが代わりにやってくれたり、
指示をくれたり、
レールを引いてくれるわけではない。

文章を書いたり、企画をたてたり、
なにかをデザインしたり、、、

身体を資本とする
クリエイティブな仕事に
携わることが多いので、
どうしても「生みの苦しみ」に
ぶつかることがある。

選択のストレスと生みの苦しみ。

内面に抱える理想や情熱。

時間や結果といった外部からの圧力。

この葛藤こそが避けては通れない現実の壁だ。

コピーライター、プロモーター、プロデューサーというと
華やかなイメージを持つ人が多いけど、
実際は、命を削って生み出すことの多い
身体を張った仕事だ。

鳥取の田舎で暮らしていても、
東京や大阪にいても、
沖縄のビーチにいても、
仕事はできるけど、
24時間、いつも頭のなかは抱えている案件、
まわりのクライアントのことでいっぱいだ。

歯を食いしばって、夜も眠れなくなって、
生みの苦しみに耐えながら、
良いものを創り出す。

半径5m以内のみんなに
どう価値を提供し続けるか。

そんなとき、頼りになるのが
自分の基礎体力だ。

どれだけ素振りやシャドーボクシングを
し続けてきたか。

秘密結社のメンバーには、
毎週課題をだしているが、
簡単にさらりとできていては意味がない。

課題はこなすものではなく、
土台となる基礎体力作りも兼ねているからだ。

限界は2度、超えないといけない。

目の前が真っ白になって
フラフラになって
朦朧として意識が飛ぶくらい。

木坂さんの読書講座でも、
1つの問いを何ヶ月もかけて、
グループでディスカッションし続けていたりもする。

さらりと読めていたら
それはきっと読めていない
読めた気になっているだけ。

というある種のスローガンを
身を以て体験している。

めちゃくちゃしんどいが、
このしんどさを超えた先にある風景を
僕は知っているからショートカットせずに、
常に現実と対峙している。

そもそも正解なんてない。

だからこそ、
全エネルギーを総動員して
そのときの最高のものを生み出す。

なにかを創るときでも、読書でも、
さらりとつるりとでてきたものは、
どこかで手を抜いてしまった結果なのかもしれない。

ワイルドサイドを歩くということは、
孤独なことだ。

生みの苦しみを代わってあげることはできない。

でも、安心してほしい。

代わってあげることはできないけど、
いっしょに歩いていくことはできる。

あなたは一人ではないのだから。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、

邦題は「あの娘におせっかい」だね。



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コメント

    • disqus_SJ4DN3LWX9
    • 2015年 7月 21日

    >秘密結社のメンバーには、
    >毎週課題をだしているが、
    >簡単にさらりとできていては意味がない。
    >
    >課題はこなすものではなく、
    >土台となる基礎体力作りも兼ねているからだ。

    なるほど、この視点はなかったです。
    こなすものでなく基礎体力をつけるもの。

    そう考えると「課題」への見え方もガラリと変わりますね。
    同時に取り組み方も。

    >限界は2度、超えないといけない。
    >
    >目の前が真っ白になって
    >フラフラになって
    >朦朧として意識が飛ぶくらい。

    太字ということは、限界は「必ず2度」なのでしょうね。
    僕はベターかと思っておりました。
    こちらも認識を改め、2度超えに挑みます。

    愛ある記事を、どうもありがとうございました!

    • 必ず2度というわけでもないのですけど、
      もう限界だ、、、というときから
      2度、3度と這い上がるくらいが
      ちょうどいいかも、と。

      僕らは「頭で」リミットをかけますからね。

      リミッターを吹っ切るためには、
      強制的に想像以上の負荷をかける必要があるのだと思います。

      いっしょに体力をつけていきましょう!

        • disqus_SJ4DN3LWX9
        • 2015年 7月 22日

        お返事ありがとうございます。
        昨日記事を読んでから「毎日2度限界を超える生活」
        をスタートしました。心がけではありますが、
        いい感じになりそうな予感がします。

        きっかけとなる良い記事をありがとうございました!

    • Slow Man
    • 2015年 7月 21日

    今回は自分ではなかったけど、いずれそういう時がくると思います。
    それが常態であることに耐えられるよう
    日々精進したいと思います。

    • そのときが来てると思いますよ。

      他人事ではありません。

      当事者です。

    • 佐久間
    • 2015年 7月 21日

    「しんどさを超えた先にある風景」これが本質だと思いますし、実感しています。
    一人さん的にいうと、「今の自分にちょうどいい」ものが来ているということです。だとしたら、、超えられない壁は来ないですしね。

    • 「今の自分にちょうどいい」
      っていいですね。

      越えられない壁はない。

      けど、楽に越えられたら壁じゃない。

      そのあたり、自分に負荷をかけていきたいですね。

      僕らはまだまだできるはずです。

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