自分が自分自身に出会う、
彼女が彼女自身に出会う、
お互いが相手のなかに自分自身を発見する。それが運命的な出会いというものだ。
岡本太郎とそのパートナー岡本敏子。
ふたりの言葉を綴った
「愛する言葉」から岡本太郎の言葉を引用。
今年からスタートさせた
クレイジーパパのコミュニティでは
毎月、いろんなテーマでディスカッションを行う。
募集の資料にも記載していたけど、
第一回目となる今月は、
「パートナーについて」
意見交換をする会。
今月は特別会で今日沖縄で一回開催して
同じテーマで月末に東京で開催する。
特に課題図書っていう感じではないのだけど、
岡本敏子をピックアップして、
ディスカッションの起点となったら
ってことでキーマンにあげている。
キーブックとかキーマンは定期的にあげていこうと思っていて、
クレイジーパパのコミュニティの全体デザインを考えるにあたって、
岡本敏子は外せないだろうなと思っていた(重要だからこそ初回にもってきているのだし)。
知っているひとは知っていると思うけど、
ふたりはいわゆる社会的には“夫婦”ではない。
岡本太郎のパートナーであり、秘書でもあり、ファンでもあり、
実質的な妻でもあったが、戸籍上は“養女”。
結婚制度に岡本太郎が疑問をもっていたのか、
どうなのか理由はわからないけど、
瀬戸内寂聴は
「太郎さんの遺産相続の際に“妻”では数分の一が太郎の異母きょうだいに行ってしまう。
養女になれば100%敏子さんのものになる。太郎さんの遺作品を管理できるのは敏子さんだけ」
とも語っているらしく、それなりの考えがあっての
ふたりの関係だったのだと思う。
クレイジーパパのコミュニティで取り上げて
深めたいのは、こういったパートナー論。
世間の常識やパラダイムを
なにも疑問もなく受け入れてしまっては
クレイジーとは言えない。
自分の頭で考え、決断し、出した答えにこそ
価値があるし、その決断の連続が道をつくっていくから。
これからの家族の形態、友人関係、パートナーシップ。
いろいろ深めていけたら嬉しい。
では、最後に岡本敏子の言葉を引用。
一人の女がこれだけ心のそこから尊敬し、慕い、
全存在を賭けているということは、
男を力づけないはずはない。
私は秘書として有能でもなく、
芸術家でもなく、
いい女でもなかったが、
あらゆる瞬間に自分のありったけのものを注いだ
ということは胸を張って言える。
出し惜しみはしなかった。
では、今日はこのへんで。
また明日。
島田
PS)
今日の一曲はこちら、、、
この記事へのコメントはありません。