「春の野菜や山菜ってエネルギーがあって
チカラがでるそうよ」
3ヶ月ぶりにうちに遊びに来てくれた
大家さん夫婦の奥さんが教えてくれた。
「ちょっと遅いけど、
まだ庭に生えてるんじゃないかなー」
と言って、ふきのとうを探して
摘んでみた。
天婦羅もいいし、
刻んで甘い味噌と和えても美味しい。
4月の初めには、たらの芽、せり。
4月終わりには、わらび。
5月の連休から連休明けには、
こしあぶら。
野かんぞうや白菜の花も美味しいという話を聞いた。
***は身体にいい、@@@は健康には必須みたいな
話があるけど、食べ物だけでなく健康や人間に関して
いろんな勉強をしたり、自分なりに試してみたりした
今の結論としては、
身体にいいものは特にない
ってこと。
なにかを摂ったから体調がよくなる、
病気が治る、健康になるという絶対的なものはなくて、
大切なのは自分との相性だと思っている。
Aさんにとっては、身体によいものでも、
Bさんにとっては、毒になりうるものもある。
逆もまたしかりで、ウォーレン・バフェットだって
チェリーコークを愛飲しているのは有名な話。
(絶対、身体に悪いと思ってしまうけど)
例えば、玄米は一般的に言って身体に良いって言われてるけど、
人によっては白米の方が良い場合もある。
玄米は農薬をためやすいしね。
水をたくさん飲むと、収入が上がるなんて考え
そういう教えのグループもあるけど、
大量の水の摂取は身体に悪いというデータもある。
(余談だけど、
水をたくさん飲むということを
信じ込ませることで得する誰かがいるというのは有名な話)
水の質もあるしね。
自分なりに試してみて、僕はあまり硬水が飲めないし、
好みもあることがわかってきたし。
それと、なるべく外国の水は飲まないようにしている。
日本人には外国の水は合わないなんていわれているし、
例えば、フランスのおばさまの足が太いのは
コントレックスの飲み過ぎなんて
言われていたりもする。
まあ、一概には言えないのだけど、
食べ物に関しても、絶対的なものがない、
あるのは相性だろうという立場をとっている。
ただ、そんな僕でもこれは身体に良いとしてるのが、
季節のものをとる
というもの。
野菜や果物、魚なんかもそうだね。
旬ってものがあるように、
四季の変化にあわせて、
そのとき、そのときで
エネルギーに溢れているものがある。
アーユルヴェーダは、
ヴァータ・ピタ・カパによる体質にあわせて
食べていいもの・悪いものがはっきりわかれているが、
それでも、その土地その土地、季節にあわせて
旬なものはとってもよいという一発逆転のルールがある。
大家さんが、春の山菜や新芽なんかは
エネルギーがあるっていう話はそういう意味でも
納得いって、昔のひとはきちんとわかっていたんだなあ
としみじみ思った。
そうそう、この前、ケーキ屋で働いているっていう
女の子が、、、
「今の時期はやっぱりイチゴですかねー。」
みたいなことを言っていて驚いた。
いちごの旬の季節って4月〜5月でしょう。
一番売れる時期は、12月だけど、
それは人間様が勝手につくったイベントにあわせて
品種改良されたイチゴ風のものが出荷されるだけだろうよ、と。
アフリカの国境が定規で引かれたまっすぐなもののように、
それは人間が自分たちの都合でつくったルールであって、
自然のルールではない。
そういうのを無視して、
身体にいいものはこれ!
みたいに言われても、それは
誰か得する人の都合によるものでしょう
っていうのが僕の見方だ。
(情報を発信するメディア側だったり利権関係の人だったり)
なんにせよ、これからの季節、
山菜がたのしみ。
田舎暮らしの醍醐味。
では、また。
島田晋輔
PS)
今日は森の幼稚園の卒園式。
自分の子どもは年少だから、
まだ先だけど、同じように過ごしてきた
子供たちの卒園式に参加してくる。
雨の中の卒園式になりそうだけど、
それも森の幼稚園っぽくて素敵だね。
というわけで、今日の一曲はこれ、、、
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