ネバネバの食べ物について
家族で話していたときのこと。
「むかごもネバネバやで〜」
と、ひふみが言う。
「え、むかごはネバネバじゃなくてホクホクじゃないの?」
と、奥さんが聞き返す。
むかごの天婦羅に
むかごごはん。
確かにむかごはホクホクって感じで
ネバネバってイメージはないけどなあ。
納豆、オクラ、なめこ、海藻、、、
ネバネバの食材はたくさんあるけど、
むかごってネバネバしてるのかなあって。
しつこくひふみがむかごはネバネバしている
と主張するので、グーグル先生に聞いてみることに。
・・・
「あ、ほんとだ!」
調理前の自然な状態のむかごは
ネバネバしていると
グーグル先生が教えてくれた。
ひふみがあっていたね、
正解だね、と伝えると、、、
「なんでネバネバするの?」
と、さらに聞き返してきたので
グーグル先生が教えてくれたことを話す。
タンパク質と糖分が結合した
「ムチン」という物質が
ネバネバの正体だよ、
と答える。
食べ物のネバネバだけでなく、
身体のネバネバもムチンらしい。
胃の粘膜のネバネバも
呼吸器のネバネバもムチン。
ウィルスなどのばい菌は
粘膜を通じて身体に入っていくから、
粘膜がしっかりとムチンで覆われていれば
侵入しにくくなるかもしれないね、と。
そもそもむかごは
山芋、、、
長芋や自然薯の葉っぱの付け根の部分に
養分を蓄えてできる肉芽だから、
この知識があればネバネバかもって
予測はつく。
でも、ひふみは経験的に
むかごがネバネバしていることを知っていた。
森のようちえんに通いだして3年目。
ふだん森のなかで過ごしているから
自分の体感としてわかっているのだろう。
季節の移り変わりはもちろんのこと、
森や森にすむ生き物たちのことを
五感を通して積み重ね自分のものにしていく。
自然のなかで得ること、
体感することの大切さは
僕ら大人もそうだけど、
子どもにとってはもっとだろう。
特に戻ることのできない
子ども時代にはね、
自然のなかでたくさんの時間を過ごすといいと
僕は思っている。
日々の生活や暮らしのなかで
子どもたちに教えてもらうことは
たくさんある。
大人が思っている以上に
子どもって優秀だから。
では、今日はこのへんで。
また。
島田晋輔
PS)
今日の一曲はこちら、、、
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