Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

タイの13の微笑みと小倉の寿司と博多のカフェ

 タイ文化のなかで指導者のレベルに伸びる人物は「優柔不断な」人である。つまり、他人との関係に気を配り、それを大切にして、簡単には崩さない人である。そうすれば誰とも対立せずに容易に妥協が成立するからだ。あらゆる派閥とうまくやる能力は、何も決断しないようである。これこそがタイ式指導者としての大切な資質である。
二ティ・イーオシーウォン「当てにならぬがばかにできない時代」

これはクレイジーパパのグループの今月の参考図書の一冊である
(日本人)にも引用されているイーオシーウォン教授の著書から。

この本はほほえみの国タイの話から始まる。

タイには13種類のほほえみがあるらしく、
笑いによって多様なコミュニケーションが
行われているそうで、ここで取り上げられている
事例もおもしろかった。

運転に不慣れなタイ人女性がベンツを運転していて
BMWに突っ込んでしまうという交通事故。

すぐに運転席からおりて車の損傷を確認したのだけど、
その間、ずっとほほえみを浮かべている、
というもの。

これは「イム・イエーイエー」と呼ばれるほほえみらしく、

「事の善悪はわかっている。でも覆水盆に返らずだから、嘆いても仕方ない」

という意図を伝えるほほえみだという。

他のほほえみも紹介されていて、
あなたの意見に賛同できないという
イム・タック・ターン。

勝ち目のないたたかいに
直面したときのほほえみである
イム・スー。

ただ意味もなく笑っているのではなくて、
きちんと意味のある表現方法として
ほほえみがあるということ。

今月のクレイジーパパの集いは福岡で行い
日本人とはなにか、カッコイイ日本男児とは
どんな存在なのかを議論した。

こういったテーマで
わざわざ時間をとって意見交換をしたり、
交流することってあんまりない。

この前の小倉での寿司屋の大将も言っていたけど、
ただお腹を満たすだけならどこでもできるし、
わざわざ時間とお金をかけて行ったお店で
個人の主観としてのおいしい、おいしくないだけで
判断してしまうのはもったいない、と。

もっと幅広く深く味わい、愉しむということ。

これは食事に限った話ではなく
すべてに通じる生き方の話だと思う。

実益に直結することや
目先のやらなくてはいけないことにばかり
気をとられてしまい、
ただ浪費で終わってしまう。

時間もお金も労力も
浪費ではなく未来につながる
投資にするためには
普段からの心がけで差がでてくると思う。

タイのほほえみの話のように
異なる文化や風習の違いは個人レベルでも感じる。

近い価値観をもち、同じ方向に歩む人たちと
同じテーマで議論する。

いろんな背景をもっているので、
見方も考え方も様々だけど
差異を感じること、
気づきや新しい視点をえることが
人生を豊かにしていく時間になると思う。

そんなことを博多のカフェで
交流していて個人的には感じた。

では、今日はこのへんで。

よい週末を。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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