Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

シンプルさ

とあるプロジェクトのスカイプミーティングでのこと。

1年くらい温めてきた企画を
そろそろリリースしようかと
チームメンバーで
細かいところを詰めていた。

価格も含めたオファーはキョーレツで、
ライバルはとても真似できないもの。

結果に対する全額返金保障もつけているので、
お客さんにとってリスクはない。

セールスプロセスもよくできているし、
いま、提供しているサービスとも相性がよい。

この新企画をリリースすることで
コミュニティも活性化するだろうし、
ビジネス的にも掛け算となって大きくなっていく。

でも、、、

「うーん、、、もっとシンプルにしたいんですよね」

と、僕はなかなかGOサインを出さなかった。

2時間を予定していたスカイプミーティングは、
30分、1時間、2時間、、、
とオーバーしていく。

みんなもぐったりしてきて、
いろんな案を出すものの、
どうもしっくりこない。

どれも小さな穴がある。

もう疲れてきたから、
といって妥協すると
当然、良い結果はうまない。

この小さな違和感を必死に伝える。

たとえ僕らは理解できても、
このルールをお客さんが理解できるかな、
丁寧に説明しても勘違いするひともいるだろうし、
クレームにもなりかねない、、、

もう少しシンプルにすっきりさせたい

これが僕の最後の要望だった。

企画を練るときに、
美しいかどうか、
ということを僕は重視するけど、
「美しさ」の根底にあるのは、
シンプルであるといいこと。

明確と言ってもいい。

細かい字で書かれたルールブックを
熟読しないと理解できないようなものには、
美しさが宿らない。

セールスレターや広告文、
メルマガやブログなどもいっしょで、
説明が多すぎるもの、
複雑なものは、やはり良い結果をうまない。

理屈ではなく、背後にある美しさを
読み手は感じるのだと思う。

論理に先立つアプリオリが
教えてくれるのだろう。

ロジックのしっかりした良いものが
できあがったら、、、

それはシンプルかどうか、
明確であるかどうか、
美しいかどうか、
感性に聴いてみるといいと思う。

島田晋輔

PS)

時間をかけてみんなで対話した甲斐があって
最後には「シンプル」な企画が出来上がった!

来月テストリリースする予定だから
またブログで結果をシェアしていこうと思う。

PPS)

今日の一曲はこちら、、、



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コメント

    • Slow Man
    • 2015年 7月 16日

    美しさ。
    これは今まで感じたことがなかった、というか気づかなかったというか。
    感性の問題なのか。

    そこまで物事を見ていない、
    ということか。

    私が以前上司に言われたのは
    スピード第一、でした。
    最近でもそういう話を聞きます。

    美しさ、シンプルさ、というのは
    今までにない視点?なので
    どうしたものか、複雑な心境です。

    それは島田さんの独自性ですか?
    それともプロモーターには
    欠かせない資質?ですか?

    • スピードも大切なのでしょうけど、
      それ以上に調和の美というものを
      重視しています。

      僕の独自性というわけでもないですし、
      プロモーター独自の欠かせない資質ともおもえません。

      人間として生まれもった
      美を感じる力を大切にするかどうかだと思います。

      この前の「素朴さ」の記事にも通じますが、
      知識をつければつけるほど、
      勉強すればするほど、
      そもそも備わっていた感じる力を
      失ってしまうのかもしれませんね。

      かといって、知識をつけることが悪いわけではなく、
      バランスをとってチューニングしていくことかな、
      と僕は思います。

  1. 島田さんのシンプルさにこだわる気持ち、共感します。
    シンプル v.s. 複雑 =
    アップル製品 v.s. 日本の家電(除く旧三洋)
    アップルのマニュアル v.s. ソニーのマニュアル
    アップルのOS v.s. ウィンドウズ
    箸 v.s. ナイフ&フォーク
    日本の文房具 v.s. オフィスデポの文房具
    Facebook v.s. アメーバ
    Googleのクラウド v.s. アップルのクラウド
    アマゾン v.s. 楽天

    囲碁 v.s. 将棋

    • MAKIER
    • 2015年 7月 16日

    シンプルであること。美しいこと。そしてそれが明確である事。
    シンプルに明確にするには、本質を探して、突き詰めていかないと
    シンプルで明確なところに辿り着けないように思います。
    自分の判断の基準が美しいかどうかでありたいと思います。

    • 佐久間
    • 2015年 7月 17日

    「感性に聴いてみる」なるほどです。企画に絶対の正解はないですが、美しさ、シンプル、明確。こういった要素に気をつけることで、いい企画になっていくのですね。今回の話は、理論と感性のバランスという意味でも参考になりました。

    • 大切なポイントは、、、

      >ロジックのしっかりした良いものが
      >できあがったら、、、

      ということですね。

      これは他の記事でも書いていますが、
      ロジックという土台ですね、
      知識とか理論がしっかりして、
      感性が活きるのです。

      逆を言えば、しっかりした土台がないのに
      感性に耳を傾けると、聞き間違いや勘違いを
      おこすことがあります。

      巷にあふれる胡散臭い成功哲学や
      痛々しいスピリチュアリティの実態がここかと。

      地に足がついてなくてフワッとしてる。

      実存が感じれられないから
      リアリティがないのだと思います。

      まずは、土台をしっかりする。

      そのうえで、磨いた感性を発揮するということですね。

      フワッとしたほうに流されないことで、
      バランスがとれると僕は思っています。

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