子どもたちが映画館に行きたいというので
予定はなかったけど映画を観に行ってきた。
ポップコーンを買ってきて
家でなにかを観るって話もでたけど、
そういうんじゃないんだよね。
映画のチケットを買って、
中に入り座席に座って
暗がりのなか大画面で
ポップコーンをつまみながら映画をたのしむ。
そういった雰囲気が好きだろうし、
体験をしたいだろうから
家で同じようにできるといっても
やっぱり別物。
その証拠にどんな映画を観るかは
あまり重要ではない。
子どもたちなりに、あれがみたい
これがみたいとは言うけれど、
今の時間、これとこれしかやってない、
これしか観れなくてもいいの?って聞くと
これでもいいから観に行きたいとなる。
どんな映画がやっているか、
なにを観るのかは
「コンテンツ」の部分だから、
それも大切かもだけど、
それよりも「コンテキスト」優先ってことだね。
で、結局はタイミング的にみれたのは
コナンくんの映画。
名探偵コナン「から紅の恋歌(ラブレター)」ってやつ。
この時期に紅葉か、、、
秋に公開した方がよかったのでは、
という疑問はもったけど、
ツボを抑えたよくできた映画だった。
恋愛あり、アクションシーンあり、の。
推理ものなんだろうけど、
謎自体はそんなに難しいものでも
深みのあるものでもなく、
わかりやすい感じ(個人的な印象として)。
まあこのくらいわかりやすくした方が
商業映画としては売れやすいんだろうなというのが
ふだんのビジネスでも活かせるなと思ったひとつのこと。
もうひとつは推理ものだから、
reason whyの徹底だね。
なぜ、なぜ、なぜ。
このあたりロジック破綻にならないように
きちんとシナリオが練られているところが
勉強になった。
今回のコナンの映画でもでてきたけど、
なんで5年前じゃなく今なんだろう?
とか。
why now?ってreason whyの基本だからね。
職業病のひとつだと思うけど
どうしても作り手視点でみてしまうから、
こういったお客さん視点は
感覚のチューニングとして参考になる。
いろんなプロジェクトのプロモーションシナリオや
ビジネスの設計図をチェックしたりレビューしたりしていると、
この論理整合性という意味で
お客さんを置いてきぼりにしているものを
たまにみかける。
よく読めばわかるけど、
もっとすっきりわかりやすくできないのかな
という指摘をけっこうすることが多いのだけど、
マーケティングとかビジネスとか
勉強していて経験豊富な人ほど
難解になっていることが多いように感じる。
その抽象度だとついてこれるお客さん少ないような、とか
その切り口でそのオファーだと事業性として乏しいような、とか
そのメッセージだと響く人が限られてきて先細りしそうな、みたいな。
どこにチャンネルあわせてチューニングしていくかだけど、
感覚を合わせるためにも大衆性のあるものに
普段から触れておくことは大切だと個人的には思う。
キリスト教がこれだけ普及した理由のひとつに
大衆性を取り込んでいったというのも
木坂さんがセミナーで説明していたしね。
じゃ、今日はこのへんで。
また明日。
島田晋輔
PS)
では、映画の予告動画をどうぞ、、、
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