Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

「オレ、ギャラが高いから。下げたんやけど、下げ切れず」

オレはギャラなしでしゃべってもええねんけども、他とのバランスを考えると、そういうわけにいかない。オレがギャラ要らないと言っても、後輩たちが『さんまさん、ギャラ取ってないのに何や』ということになるんですよ。その辺がいつも後輩に怒られるところで。(ギャラを)下げないでくれ、と。そのままいてくれ、と。そうじゃないと、われわれ、給料上げてくれと言えない、と。みんなも生活があるから。この辺はものすごい悩みどころですね」

さんまのまんまというテレビ番組が
終わるということで、
明石家さんまがこのように言及したらしい。

31年続いた番組らしいので、
さすがにテレビを持っていない僕でも知っている。

終了理由は、
放送局は不景気だから
制作費がでないということだった。

で、さんまのギャラが高いから
下げるだけ下げたのだけど、
もうこれ以上は下げきれない
ってなったらしい。

それに、先ほど紹介したように、
本人が良くても後輩たちからも下げないでくれ、
と。

これは僕らにも当てはまることで、
安く請け負ってしまったり、
無料で仕事をしてしまったり、
なあなあにしてしまったり、
ってことをよくみかけるのだけど、
こういったデメリットもあって。

お金に困ってないからいいとか、
他に収益があるからいいという
単純な話ではなくて、
周りへの影響も絡んでくる。

コミュニティリーダーや経営者など、
上に立つような人や、
影響力ある立場にある人は特にだね。

たとえば、このブログでも
よく紹介する今井先生や木坂さんが、
セミナーを毎回500円、1000円で
やっていたらどうだろう?

半年の講座が5000円、
年間コースが10000円
とかだったらどうだろう?

今回の文脈で言えば、
まわりの人たちが
やりにくくなってしまうよね。

今井先生や木坂さんのもとで
ビジネスを学び、
いざ自分でセミナーをやろうと思ったら、、、

先生が500円でセミナーやってるなら、
自分は50円くらいだろうか、
みたいな感じになるよね。

似たような感じで、
宮崎駿は手塚治虫を批判していた。

なぜなら、、、

テレビアニメは低予算でもできる
という誤解を広めた

から。

安く制作できる、、、

じゃあ、どこを削ってるかっていうと、
アニメーターの人件費なんだよね。

アニメーターの仕事は安い
というのをつくってしまったのが
先駆者の手塚治虫だと批判している。

アニメーターからしたら、
ギャラを下げないでくれと
さんまにお願いした若手芸人と
同じ心理だろう。

大事なのは、僕たちにも当てはまるということ。

自分だけでなく、もっと先の人たちへも
影響があるのだから。

もちろんギャラに限った話ではないのだけど、
自分たちの商品やサービスを売るとき、
値付けを必要以上に安くしないように
気をつけないといけない。

では、今日はこのへんで。

また明日。

島田晋輔

PS)

今日の一曲は、こちら、、、



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