Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

教育

子育てや教育について、
地域の人と立ち話をした。

ここ鳥取県の智頭町は、
町全体が活発で
どんどん新しい取り組みをしている。

町長をはじめ、地域の人が
バックアップしてくれるからだ。

教育に関してもそうで、
今の教育システムに疑問を持ち、
理想の教育を掲げ、実現させようと
する人にとっては
活動のしやすい場となっている。

まるたんぼう、すぎぼっくりの
森のようちえんもそうだし、
卒園後に進める場としての
サドベリースクールも。

カリキュラムなどはなく、
先生や大人たちが
上から下に指導するのではなく、
子どもたちの自主性や主体性を重んじる
教育機関である。

僕自身、一律な教育システムには
疑問を持っているので、
このコンセプトや考えに共感している。

同じように、コンセプトや考えに共感し、
全国から体験入学に来たり、
実際に入園・入学のために
移住する家族も少なくない。

子どもたちに委ね、
自主性を育む、、、

遊びたい子は遊び、
勉強したい子は勉強をする。

素晴らしい理念のもとで
活動しているのだが、
とある地域の人がこんなことを
言っていた。

「子どもに全部任せて大丈夫なのかな?」

幼稚園児、小学生、中学生、高校生。

フリースクールとして
伸び伸び活動できる一方で、
遊びも勉強も選べるなら、
遊んでばかりになってしまうのでは、
ということである。

他にも勉強だけでなく、
社会のルールや規律を教えずに、
伸び伸び自由に遊びだけで育てて、
いったいどんな人間になるのだろう、
という指摘だった。

これは最もな指摘で、
フリースクールにおける
課題のひとつだろう。

例えば、はしの持ち方などは
4歳までに覚えないと習得できないと
言われているし、、、

やったらいけないことや
いわゆる空気を読む能力、、、
社会的理性が育まれるのも
2〜4歳と言われている。

言語能力は確か8歳だったかな。

このように人間が持つ能力が開花するためには、
その機能が持つ臨界期と環境がある。

なので、自由に遊ばせる一方で、
社会のルールや規範を教える場、時間ももちろん必要だし、
読み書き算盤じゃないけど、勉強をする時期、環境もある。
(早くから過度に詰め込み勉強をする弊害はあるけどね。
 小さい頃から英語学習するなど)

大人でも同じようなことが言えて、
ただ良い環境に身を置く、
良い人間関係の人たちと付き合っていれば、
自然とうまくいく、、、
なんてことはもちろんなくて、
人間関係や環境を整えた上で、
自身で「意識的に」負荷をかけて、
構造をチューニングし続ける必要があるということ。

子どもも大人も学びたいときに、
自主的に学ぶというのが大切な一方で、
半強制的な場のチカラをうまく活用する必要もある。

ありのままでいい
ってことはないってことだ。

僕ら人間の意志力というのは、
か細くて貴重なものだからね。

あなたは子育てや教育について
どう思うだろう?

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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