Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

技術と感性

ミラノのサルト河合さんの受注会でのこと。

「レディースものもやっているのですか?」

と質問しましたら、

「レディースものは、やっていません」

と話してくれました。

理由がたいへん興味深かったのですが、

感性がないから

という理由。

レディースものでも作る技術はある。

だけど、レディースファッションの感性がないから
お願いされても受注しないというのです。

なかなか興味深いですよね。

技術的に作れるのだけど、
感性を持っていないからやらない、
というスタンス。

仕事をするにあたって、
できるできないで判断をされがちで
感性に関してわりと軽視されているように
個人的には思います。

どんな分野においても後継者不足が
指摘されていますが、技術の伝承以上に
感性を引き継げないという
問題意識を抱いています。

伝えていく技術はある。

伝えていかないと廃れてしまう文化はある。

だけど、当時の空気感をしって
感性として持っている人はいなくなっている。

技術だけ流通させても意味はない、
残す価値がないと判断を下す職人も
いるくらいです。

僕らが仕事をするにあたっても
技術にフォーカスしがちではないでしょうか。

技術はみて盗めますし、
いくらでも構築できます。

アプリケーションですから。

でも、感性はそうはいかない。

マイスピー開発者の青島さんが
こんなことを言っていました。

「マーケティングは好きは好きだけども、
あくまで自分は技術者。職人ですね。」

と。

全体的にレベル高いですから、
マーケティングもできるし、
言うなればその辺の人より
青島さんの方がサールスコピーを書かせたって
上手だと思います。

でも、自分はあくまでプログラマーと
立場をわきまえているのは、
技術と感性について深く理解し、
自分の生きる場所を限定しているからだと
僕は思っています。

河合さんも一緒で、
世界のトップのサルトですから、
レディースものでもそれなりのレベルのものを
作れると思います。

一流の技術を持っていますからね。

でも、自分が持っている感性を発揮できるのは
そこではないとわきまえている。

自分の生きる道を限定している。

まさに成功者のマインドセットですね。

逆にオルテガの指摘するように
最新の野蛮人は、自分の生きる世界を超えて
口を出してくる。

できないものはできない、
わからないことはわからない、
任せるところは任せる。

それが真摯なスタンスなように
僕は思います。

技術と感性から働き方まで関していろいろと
意見交換して考えさせられました。

今日はこの辺で。

また明日。


島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、




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