Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

基準:家族や恋人、親友、大切な人に話したいことなのか?

「悪いアドバイスをするなら、お金を盗んだ方が良い」

とリッチシェフレンがサミットで言っていたが
まさにその通りだと思う。

助言を求めていないのに
アドバイスをしたがる人が多いのは
テクノロジーの発展で
誰でも簡単に発言をできるように
なったからだ。

社会全体のムードだね。

このあたり、アーレントもオルテガも
嘆いていたが最新の野蛮人は
権利を主張して線を超えてくる。

最終的に決めるのは
もちろん本人だが、
そのきっかけや機会を与えるのは
他者だったりする。

言いかえれば可能性を奪っているということ。

そこに相手が決めるから関係ない
と言ってしまうのは無責任であり、
このあたりの社会のあり方に
怒りを感じるのは事実だ。

どこかで間違ったマーケティングの勉強をしたか、
セールスやビジネスを表面的に捉えているのか
やや上から目線で強気のメッセージを発信した方が
反応が良いと勘違いしている発言を見かけると
アーレントやオルテガが懸念していた
社会の実現の到来を感じざるをえない。

木坂さんはメッキは剥がれるのだから
気にせずにやっていけば良いと
何年か前のセミナーで言っていたね。

バカ者がバカ者を生んでいるというのは
よく言ったもので、負の連鎖は止まらず加速していく。

他は他、自分は自分としておくのが
懸命な判断だと思ったけど、
知らず知らずに加担していることもある。

あのハイデガーでさえ、
ナチスに加担してしまったのだから、
自分だけは無関係なことはない。

いつでも加害者になりうる。

そんなに全知全能でもないし、
万能ではないのだから。

あれほど偉大なロイスだって
いまだに慎ましく謙虚である。

いや、慎ましく謙虚であるから
偉大な功績を残せたのかな。

リッチの言うように、
悪いアドバイスをするくらいなら
お金を盗む方がまだマシ。

これはうまい例えだね。

では、悪いアドバイスと良いアドバイスの判断は?

リッチは、

「私のこのアドバイスを近しい人にしたいかどうか」

と自問自答していると言っていた。

正しいアドバイスは家族や社員を助けるかもしれない。

だけど、可能性を奪うことにもなりかねない。

そんなことをリッチは言っていたが
経営者、リーダーとしての葛藤を
常に抱えているのだろう。

自分の今の発言が行動がメッセージが
目の前の人の人生を良くも悪くもする。

そう考えたら気軽に助言したり、
発信したりできなくなるよね。

ロイスを見習って慎ましく謙虚にいかねば。

そして、付き合う人も
常に見直さないと。

備忘録的に。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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