Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

「まずい餌の取り方をすると、姿が悪くなる」

沖縄で過ごしていたときのこと。

SWSゆーちゃんとともに
連日過ごしていたので、
前から気になっていた人に
会わせてもらった。

ゆーちゃんから話を聞くと、
なかなか尖がった人で、
ユニーク。

僕と言っている事がほとんど同じらしく、
ゆーちゃんはずっとラブコールを送っているみたいだけど
なかなか射止められないらしい。

とにかく別格。

ブランドデザイン会社という看板を
掲げているみたいだけど、
出てくる制作物はなんでもよいらしく
大事なのは根っこの部分と広がり。

理想の世界に行くために必要な
クリエイティブは全て手がけるらしく、
そのクオリティが圧倒的らしい。

名刺のデザインやロゴデザインもできるし、
もちろんホームページ制作も。

プロダクトデザインや空間デザイン、
香りプロデュースや映像、音楽も。

とにかくハイレベルのクオリティで。

クリエイティブの世界に生きる人で
アンテナ貼っている人は知らない人がいないくらいの作品を
残していて、おもしろいのは有名だとか実績あるというかではなく
自分の信念にそって生きているということ。

たとえば、仕事に関しても
いくらつまれてもやりたくない仕事はやらない
金額は決まっていないらしく、
逆にピンときたら1万円でも仕事をすると
ゆーちゃんは教えてくれた。

ホームページつくってもらえますか?
名刺のデザインお願いできますか?
PV作成を依頼したいのですが?

みたいな注文の仕方ではなく、
まずは根っこの部分。

MVVから。

これとこれみたいに提案するのではなくて、
あなたはこれだよねと言った感じの提案らしい。

ナポリのフィッター
コスタンティーノを思い出させる。

言われたものを創るのではなく
その人にとって必要なもの、
世に出すべきものだけを手がけるというスタイル。

溢れ出るという表現をされていた。

そして、おもしろいのは
全て一人でやっているということ。

かつて社員がたくさんいたときもあるらしいけど、
あまりに圧倒的すぎるのかみんな辞めてしまったらしい。

ロンドンやニューヨークでも通用するクリエイティブを
手がけていると本人も言っているし、
確かに世界でもトップレベルのクオリティだろう。

それでもチームが欲しいと言っていて
募集をかけるらしいのだけど、
なかなか縁がないのだとか。

これだけの人だから募集をかけたら
それこそ国境を超えて応募があるらしいのだけど、
なかなかピンとくる人材ではないらしい。

技術やスキルがある人は集まってくるみたいだけどね。

実際にお会いしてどんな人を探しているのか、
どんな基準でみているのか聞いていたら、、、

愛情のあるひと

と言っていた。

なかなか興味深いよね。

そして、そのために純度をあげておく、
自分をクリアにしておく
汚さずに綺麗な水のようにする
と表現していた。

出てくるもの、溢れ出るものは
文章であっても映像であっても
料理であっても服であっても
結局はその人となりが滲み出るからね。

木坂さんがかつて引用していた
高倉健の話を思い出した。

こちら、、、

先日、久々にライトなエッセイ、「高倉健インタヴューズ」という
本を読みましたが、そこに僕の興味を引く高倉健の発言がありました。

仕事をあまり受けないのはどうしてかという質問に対しての
答えだったと思いますが、曰く、


「魚釣りみたいに餌をポンと浮かべてただ流れを待つのではなく、
ビジネスとして積極的にポイントポイントを調べて、それにあった針を使い、
餌を使い、一番いい季節を選ぶというやり方は、商売として絶対にあると思う」


と。

要は、来る者拒まず、当たれば儲けもの、ではなくて
初めから自分の理想を決め打ちで狙ってもいいんじゃないか、という
ことですね。

こういうことを94年の段階で言っていた高倉健は、個人的に天才的な
ビジネスマンと言えると思います。

実際に、彼はこのスタイルを今でも通し、最近では4~5年に
1回しか仕事を受けないことで有名です。

その間も、常に肉体を管理し、演技を学び、いつでも撮影に入れる
準備は当然しているわけで、それでこの頻度は、逆にすごいプロ魂としか
言いようがないと、ただひたすら感心するばかりでした。

彼は

「待っているときはとても苦しい、ポンポン仕事を受ければ
どれだけ楽なのだろうと思う」

と言っています。

これは、かっこつけてるわけでも、驕ってるわけでもなく、
本音だと思います。

で、重要なのがここからで、彼はこういう仕事の受け方について、
効率的では全くないということを自覚しながら、しかしなぜそのスタイルに
こだわるのかと聞かれ、こう答えるのです。


「まずい餌の取り方をすると、姿が悪くなる」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


と。

ライオンとハイエナ、どちらの姿勢が悪いですか、一目瞭然でしょう、と。

要は、食えれば何でもいいんだ、どんどん食っちまえ、という動物は、
姿勢が悪くなり、見た目からも品格や余裕のようなものが消え、
生き方が下卑たものになり、そしてその肉そのものが臭くなっていく。

それは人間でも同じではないか、というわけです。


見た目からの品格や余裕のようなもの
というのは大切なこと。

あえて採らない、食べないということも
必要なことだと僕も思う。

沖縄の事務所で話していたとき、

かっこ悪いことはしたくない

と言っていたのが印象的。

それと人柄や雰囲気からか
空間の影響もあってか
独特な時間の流れを
体感したのを覚えている。

なかなか面白い人なので
また沖縄に行った際は
お会いしてみたいし、
仕事も何かできたらおもしろそう。

いつかインタビューして
ブログでも紹介できたら。

では、今日はこのへんで。

また。


島田晋輔

PS)

写真はお会いした事務所。

家具の位置やもの一つ一つ全てに
意味があるらしい。

PPS)

今日の一曲はこちら、、、







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