Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

日本の医療問題。何かにすがりたいという不安。

高城さんは日本の医療の現状を
環境保護と似ていると
言われていた。

自分の身体や歯を守るのか、
それとも、開発同様、
削り倒していくのか。

何かにすがりたくなるから
免疫療法に頼ってしまうのも
しょうがないのだろうか。

ただ、免疫療法で治ったことは
1度も実証されていない、という
事実は見過ごしてはいけない。

個人的には、
こういった「事実」を知った上で
実行するのはよいと思う。

怖いところは、知らないで
事実を無視して
盲目的になってしまうこと。

これだけ高額だから結果でるだろうし、
きちんとやれば治るだろうと
根拠なしにすがるのはリスキーだと
僕は感じる。

まだ実証されていない実験段階のことは
欧米ではできない。

でも、日本ではなぜか普通に行われている。

世界で一番権威があるという
ニューヨークのメモリアルスローンケタリングがんセンター
では、免疫療法はあるのは知っているけど、
やってはいない。

それはエビデンスがないから。

背景にあるのは、
おそらく歯科とも共通していて、
どんどん医療費の診療報酬が下げられる傾向にあり、
大手の病院でも経営が苦しくなっているという点。

以前は、開業したら儲かるだったけど、
今はビジネス的にどんどん厳しくなってきた、と。

そこで、何が一番儲かるかと言ったら、、、

免疫療法が儲かる

ということだと話していた。

保険外診療なので、
自由に価格設定ができるから。

えらい先生や権威ある先生、
国立癌センター出身の教授とかが
免疫療法のクリニックに名前を貸しているから
信用してしまっても仕方がないかもしれない、
という話にもなった。

ただ、名前を貸している先生方も
“わかって”やっているだろう、と。

そうとしか思えない、と指摘していた。

一部の心あるドクターが
こんな現状を訴えているけど、
医学会で権威のある人たちが
名を連ねているから
声はかき消されてしまう。

では、もし末期になって
手段がなかったら
どうしたらいいのだろうか。

そこで、緩和ケアの話になる。

日本では抗がん剤をギリギリまで
がんばるのが美徳になってるけど、
そうじゃないのではないか、と。

ヨーロッパだと宗教があるから
宗教のあるなしも大きな違いなんじゃないかと
高城さんは指摘する。

ヨーロッパだと、週に1回通っていた教会を
週2〜3回にするとか、自分の生を考え直す
ということを必ず誰でもする、と。

で、日本で免疫療法が流行るのは
宗教のようにすがるものがないから
ではないか、という話になった。

心の拠り所がないから
不安で頼ってしまう。

知らず知らずに答えを求めてしまう
ということだね。

余裕がないとそうなってしまうから
ゆとりあるときに備えておかないと。

癌治療の話のあとは
健診の話になったのだけど、、、

今日も長くなってしまったので、
このへんで。

また明日。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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