Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

タイの女性受刑者が手に入れたリップグロスでの自由

最近のある日曜日の午後、ポーンティップさんとほかの元受刑者らは、寄付された何千本もの口紅の上部をそぎ取り、色ごとにバスケットに仕分けした。それらの口紅は、きらきらとしたピンクとマゼンタの液状になるまでストーブの上で煮詰められる。そして小さな容器に注がれ、冷ましてから女性刑務所へと寄付されるのだ。

引用:AFPBBニュース

国際ニュースの中に興味深いものがあった。

世界の中でもタイは女性受刑者が多いらしく
刑務所は常に受刑者で溢れかえっているのだとか。

雑居房は混みすぎていて、
他人と手足を重ねないと寝れないほどで、
共用のトイレも1つだけ、
もちろんカーテンなどのしきりも
プライバシーもない状態。

料理や工芸品の製作での収入があるらしいけど、
1日の収入の上限は10ドルまで。

生理用品や日用品を購入したら
もうなくなる。

刑務所内にも社会があるようで、
声の大きい人が勝つって感じで
立場の強い・弱いもあるようだ。

そんな過酷な環境だと
化粧品は効果でとても手に入りにくい。

でも、過酷な環境だからこそ、
コスメの意味合いが大きいと
ポーンティップさんは考えた。

陰鬱なタイの刑務所生活を明るくするために
台所から食用色素を持ち出して、
ワセリンと混ぜ合わせて
手作りのリップグロスをつくって
仲間たちに配布していたという。

コスメって必需品ではないだろうし、
なくても生きていけるだろう。

でも、ポーンティップさんは、、、

「自由が制限された場所で、あのリップグロスは自身と自己表現の感覚を取り戻してくれた」

と語ったそうだ。

人はパンのみにて生きるにあらず
という教えにもある通り、
ライフラインがキープされていれば
“生きている”というわけではない。

トルストイの言葉を借りれば
それは動物の生であって
人間としての生ではないからだ。

収容所の中でも希望を捨てなかった
フランクルのように、
ポーンティップさんもコスメを通じて
生を見出したのだろう。

ポーンティップさんのプロジェクトのために
化粧品を集めるファッションブロガーの
ワティニーさんはこう語る、、、

「あの場所で生活していく彼女たちの精神を支えることが大切だ」

と。

大恐慌のときでも美容関係の売上は落ちなかったという。

美容は人間の根本に深い関わりを持っているのだろうね。

では、今日はこのへんで。

また明日。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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