Walk on the Wild Side

昨日と同じリッチシェフレンの
グループコーチングでのこと。

ファシリテーターの中谷さんは
もともと小川さんのパートナー養成講座の
メンバーだった。

ホームページ作成の会社を経営。

サイトをつくれても、コピーができなかったら
今後、生き残っていけないだろうなと思って
コピーライティングのスキルを磨くために参加した、
みたいなことを言われていた。

参加したけど、コピーの課題は全然やらず、
うまくなかった、と。

１３人いたメンバーのなかで、
ダントツで一番下だったと言っていた。

そんな中谷さんのホームページ作成の会社が
いま、どうなっているか、、、

業績は右肩上がりで、
現在、新規の案件受付は
来年の１月。

リピート率も継続率も高い。

反応のとれるサイトをつくれているから
会社は伸びているという。

ただ、デザインのキレイな
サイトをつくるのではなくて、
きちんと数字として結果のでる
「売れる」サイトを
つくっている。

売れるサイトなので、
もちろん作成費もそれなりに高い。

いま、あなたの頭のなかに浮かべている
金額にゼロをひとつ付け足した
価格だろう。

高額で提案しても、お客さんに困っていないのだ。

会社自体も１０年くらい続いていると言う。

今でもコピーライティングはあまり得意ではない
と中谷さんは思っているらしいが、、、
それでも誰にも負けないことがある。

それが「リサーチ力」だと言っていた。

コピーは下手かもしれないけど、
「リサーチ力」は誰にも負けないし、
徹底して行っているという話をしてくれた。

だから、結果を出し続けられている、と。

そこで、、、

グループコーチングに参加している
とある女性に好きな食べ物を聞く中谷さん。

その女性は、パンとワインが好きだと言う。

そこで、中谷さんが質問した。

「男性から食事に誘われるとして、
　美味しいパンとワインが置いてあるお店か、
　中華料理屋か、、、どっちがいい？」

パンとワインが好きだということは、
今回はすでにリサーチ済み。

そんなことも知らずにほとんどの男性は
この女性を中華料理に誘ってしまう。

相手に聞かずに勝手に決めてしまうのだ。

それくらい相手のことを知る
リサーチは大切。

相手のことを知らずに、
勝手に中華料理に誘わないようにしよう。

・・・と、思ったかもしれないけど、
この女性が選んだのは、
中華料理に誘ってくれる男性の方がいい
ということだった。

え！？リサーチして「パンとワイン」が好きだと
言っていたのに、なぜ、、、

その理由は、、、

パンとワインは、
すごく好きだから、
自分で店選びをしたい
ということだった。

どうせ、誘われるなら違う方がいいという。

このように、リサーチというのは
本当に奥が深い。

単純に相手の好き嫌いや
趣味嗜好を聞くだけのものではないのだ。

何年もかけてリサーチを行っている
会社もあるくらいだし、
ものすごく細かく調べているところもある。

ただ、ちょこっと聞いただけでは
本音はみえてこない。
（し、本人も気づいていないこともよくある）

どこまで相手を深く理解し、察知をするか、
これがとても大切である。

よくアンケートをとればいいなんて言われているが、
アンケートでは本音を引き出せない。

聞かれたことに対して、良いことを書こうと
意識が働いて答えられるからだ。
（つまりは聞かれていることによって防衛本能が働く）

アンケートは参考程度にはなるが、
本当のリサーチにはならない。

本音はもっとリラックスしているとき、
飲み会や雑談をしているときなどに
ポロっとでる。

自分の思い込みで進めてしまうのもアレだけど、
相手に聞くだけ聞いて、
リサーチをした気になってしまうのもよくない。

勘違いしたまま進めてしまうからだ。

本人も気づいていない深い欲求や悩みを
僕たちは察知していかないといけない。

島田晋輔

PS）

今日の一曲はこちら、、、

ベック〜岡村靖幸のライン？

世間は、今日からホリデーみたいだね。