Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

トルストイとの対話、、、のはずが。。

昨日のインプットクラスでのこと。

トルストイの人生論を読むこの講座も
2年目に突入。

今回から平日クラスと土日クラスが合併され、
会場に並べられるお菓子も豪華になっていき(笑)
すごい講座になってきたな、ということなんだけど、
やってることは変わらずで、牛歩の歩み。。

「生命」はなんなの?
「理性」ってなに?
「理性的意識の目覚め」ってどこから?

みたいなところをグルグルしてる。

で、ここまで残っている人たちでの
ディスカションだから
どんどんディープになっていき、、、

このラビリンスからいったい抜け出られるのだろうか、
といったいつも雰囲気で進んでいく。。

木坂さんは基本的にあまり口出しせず、
たまにちょこっとまとめてくれたり、
僕らに疑問を投げかけてみたり。

基本的には僕ら受講生で
ディスカションしていくのだけど、
昨日はグループにも分かれず、
クラス全体で意見を交わしていた。

もちろんいつものごとく
予定の時刻で終わるわけもなく、
時間オーバーしてすすんでいく。

最後の最後に木坂さんが
興味深い問いかけをした。

これはいったい何の問題解決をしているのか?

ということ。

議論をしてるからには、
意見の相違があるってことだけど、
その話し合いをして、
何をしたいのか、
っていうこと。

1年も同じ問いで話し合いをしていたりするのだけど、
たとえば、いま、議論していることを
あと1時間、2時間、議論を重ねれば
なんらかの結論を導きだせるのか?

あるいは、1ヶ月、2ヶ月、半年、1年、3年と
読み込んで議論をしていけば、
決着がつくのか?

そして、それはどんな問題を解決するのか?

いつしか議論は平行線になり、
煮詰まってどんよりした重い空気が
教室全体を覆う。

疲弊していくクラスメイトたちの議論を
聞きながら、もやもやしていた
僕の何かがパーンと壊れた。

僕のもやもやの正体は、
時間をかけて話し合ってる事柄が
枝葉の部分のように感じていたこと。

ここにリソースを割いていると、
肝心のトルストイと対話するっていう
そもそもの目的からずれているのではないか
ってとこがもやもやしていた。

トルストイの声を聞くことから
ずれているとは感じつつも、
お菓子を食べながら枝葉の部分を議論することに、
それなりの意味があることはわかる。

内容どうこうよりもトレーニングになるからね。

でも、木坂さんが指摘したように、、、

時間をつかって、結論がでることなのか
また、結論がでたところで、
いったいどんな成果をあげるものなのか

といった視点は抜けていた。

ここから問題解決の話にもなって。

問題を細分化していって、
ひとつひとつあたりをつけていって
正解にたどり着くルートを見つけていく
あれね。

で、大切なのはこのあたりをつける力だったり、
あたりをつけた仮説が違うと思った時に損切りする判断だったり、
そういったものって大事ですよ、と。

ノーベル賞をとるような人は、
この無数にある細分化された仮説を
3つとかに直感で絞れるからって話をしていた。

でも、凡庸な学者なんかは、
300ぐらいの仮説をひとつひとつ精査していくから、
一生かけても終わらないってことがよくあるという話。

どこにあたりをつけるか、
そして、どのタイミングで損切りするのか。

これはビジネスや人間関係のトラブルでも
同じことが言えるなと思った。

たとえば、SWSのミーティングの時間は
今はそうでもないけど、
ずいぶんと長いことが多かった。

それは、、、

今話していることはどんな問題を解決するのか?

そして、それを話すことに意味はあるのか?

といった視点が抜け落ちていたように感じる。

平行線になって話し合いが進まないと、
どんなに時間を費やしても
無駄なエネルギーを使うだけだからね。
(トレーニングとしてはいいけど、目的を見失ってしまうとね)

だから、早め早めで損切りする見極めるチカラも
僕らに要求されていると思う。

そっちの方向じゃないよ、
こっちじゃない?
みたいなに言えるといいね。

議論が煮詰まったときに、
前に進みそうにないときに、
ぜひこの問いを投げかけてみてほしい。

いったいこの議論はどんな問題を解決するのか?

そして、その問題を解決することで、
全体にどんな利益があるのか?

この視点大事だね。

議論することそのものに
酔いしれないように、
戒めていきたい。

では、今日はこのへんで。

また明日。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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