Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

もう童貞には戻れない

初めてアンプにエレキギターを
ぶち込んでジャーンと鳴らしたとき、
全身に痺れるような衝動があった。

音楽に限らず、身体が震える「ライブ」の衝動は
誰でも経験があるだろう。

初期衝動。

どんなモノゴトにも初期ならではの衝動がある。

それは痛みを伴うが、同時に感動をうむ。

そして、初期衝動は当たり前だけど、
文字通り「初期」にしかない。

初めにしか訪れないものなのである。

・・・

師匠と弟子っていうのは
あんまり自分にはあっていないと思うのだけど、
僕は昔から面倒を見る側になることが多い。

そして、、、

今でもありがたいことに、
プロモーターやセールスライターとして
弟子入りさせてくれとか、
ビジネスのメンターにさせてくれとか、
そういった話をもらうことがたまにある。

他に相応しい人がいるからそっちにいきなよ、
とよく言うけれど、それでも、
少しでも助けになればと思って
話がくれば可能な限り相談にのっているし、
マンツーマンでとことん教えることもある。

で、最近もとある人たちに
教える機会があるのだけど、
やっぱり起業したてっていうか、
ビジネスを始めたばかりだと、
環境や習慣の変化に苦しんだり、
もがいたりしていて、

おお、良い淘汰圧がかかっていて、うらやましいなあ

なんて僕は思うのだけど、本人たちからしたら、

何がうらやましいだ、早くそっちに行きたいんだよ!

みたいに思うみたい。

だけど、
本質的な不安や苦しみといったものは
どこにいっても、いつになっても消えない。

消えるのはおそらく死ぬときかな
って個人的には思っている。

その時その時のステージによって、
立場や状況によって、課題が変わるだけで、
追い求める理想に近づくためには、
必ず痛みや苦しみを伴う(と僕は思う)。

自分自身も世界も常に変化しているからだ。

彼女ができれば、、、
結婚できれば、、、
お金が手に入れば、、、

みたいな願望はあってもいいけど、
最終ゴールにはならない。

ゴールした瞬間に次の課題があらわれる。

だから、痛みや苦しみから逃れたくて、
なにかを得ようとしても、また違った
痛みや苦しみはやってくるのだよ、
と、いつも言っている。

要するに、いま、苦しいかもしれないけど、
苦しさから逃げずに受け入れて歩きましょう
っていうメッセージをよく投げるのだ。

僕の話をしよう。

起業準備中の頃、夜勤をやりながら、
担当のケアプランもたて、会議にも出席し、
電車を乗り継いで、往復2時間の通勤。

バンド活動をして作曲や音源リリース、
ライブ活動をしていた。

子どもはまだいなかったが、
結婚はしていたし、シフト勤務だったので
休みもまばらだった。

その合間をぬって、シュガーマンや神田さんの本を読み、
勉強を続け、実際に自分で企画を立て、
コピーを書いたり、商品をつくったり、
ビジネスをおこしていた。

当然、友達付き合いは悪くなっただろうし、
睡眠時間はほとんどない。

時間が限られていたので、
夜勤の休憩時間に勉強していたりもした。

それでも、施設でノロが流行ったときを除いて、
無遅刻無欠席で特養に勤めながら、
ビジネスをスタートさせることできた。

このがむしゃらにやっていたときのビジネスは
ほとんどキャッシュにならなかったけど、
今の礎になったことは間違いない。

ワイズマンこと今井先生も同じように
がむしゃらにやってきたと公言しているし、
木坂さんも同じルートを辿っている。

寺本さんだって楠瀬さんだって
そうだよね。

僕の周りにいるうまくいっている
人たちは例外なくみんなそうだし、
ラッキーパンチで、たまたまうまくいったという人は
時間が経つといなくなっていった。

それは今まで公開してきたインタビューを
注意深く聞いてみるとよくわかると思う。
(*ただ、本人たちは苦労だと思っていないことが多い)

3月から4月と新年度になるにあたって、
新しいことを始める人も多いだろう。

新しいことは、居心地も悪いし、
慣れるまで大変さを感じると思う。

そりゃー、今まで通り動いていた方がラクに決まっている。

でも、今まで通りの行動、習慣の延長には、
今まで通りの結果しかないのは当然だ。

新しい変化、自分の成長、進化というものを
求めるならば、自己否定、、、

古い自分を殺して、新しい自分をインストールしなければならない。
(古い自分を捨て去るわけではないのがポイント)

そのためには、痛みや苦しみを伴うだろう。

でも、それは僕からみたらとてもうらやましい。

夜勤をやりながら必死になってレターを書くなんてことは
もう今世ではないだろうし、アンプにギターをつないで
鳴らした初期衝動ももう得られないからだ。

初めての感動は、初期にがむしゃらにやった者だけに
与えられる褒美だと思っている。

その感動を味わえないのは残念だが、
そばでいっしょに体験することはできるので、
いっしょに苦しんでいたいとよく思う。

課題を乗り越え、頂きに立ったときに
見える風景はなかなかよいものだ。

その風景をいっしょにみるために
一生懸命伝える。

それが今の僕の仕事の基本スタンスかと思う。

島田晋輔

PS)

初期衝動ってことで、
大学の同じ音楽サークルの先輩がやっていた
バンドの一曲を、、、

楽しそうだなー。

またバンドやりたい。。



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コメント

    • 佐久間
    • 2015年 2月 19日

    「不安や苦しみは、死ぬまで消えない。」
    この言葉は深いですね、、

    だとしたら、、不安や苦しみは「敵」ではなく、
    「味方であり仲間」ということですね。

    • 佐久間さん

      コメントありがとうございます。

      そうですね。

      「味方であり仲間」

      だと僕も思いますよ。

      伊沢さんのノグソ哲学ではないですけど、
      なぜ、臭い・汚いと忌み嫌われるのか、
      菌類たちにはご馳走なのに。

      不安や苦しみも同じかと思います。

      受け入れていくことがなー、
      と思います。

    • Yoshiyuki Ikeda
    • 2015年 7月 01日

    島田さん、こんにちは。

    昨日の木坂さんのセミナーの時に仰っていた曲がこれですね。

    楽しげな気分になる曲ですね~

    今までスマホで移動中に読むことが多かったので、
    音楽は見逃していることが多かったのですが、

    改めていくつか聴いてみると、
    けっこう好みの曲が多いなーという印象(笑)

    と、たった今めだる交換アイテムを調べてみたら、
    「DJ SHIMADA〜あなたのBGMをチョイスします」
    予約いっぱいなんですね。

    出遅れてしまいました。。。

    これからは毎日のDJ SHIMADAセレクトも楽しみつつ、

    めだる交換もチャンスを伺っておきます

    • そうです!

      梅津くんが所属してたバンドですー。

      音楽の好みがマッチしてるなんて

      よかったです。

      DJ SHIMADA

      は多忙な身なので、
      また空きましたら
      メルマガで募集しますー。

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