Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

ただいま

昨日の続きを書きます。

アイソレーションタンクに入り、
実際に横になってから、
僕の中でどういう変化があったのかを
レポートします。

昨日は客観的な話だけでしたからね。

内面の話です。

入る前に、タンクオーナーの
原田さんから入り方や注意事項など
聞いていたのですが、、、

実際に入ってみて、
多少の戸惑いはありました。

いきなりのブランクアウトでしたからね。

横になりつつも、
はじめは身体に力が入っていたと思います。

特に、首に力が入っていたようかな、と。

それと、、、

耳に水が入らないかも気になったのですが、

「耳栓もありますよ」

と教えてもらっていました。

でも、耳栓は使わず、
そのままゴボゴボと耳を沈めました。

全くの無音ではなく、
水中にいる感じです。

羊水に浸っている感じでしょうか。

慣れてきてリラックスしていくと、
徐々に溶け込んでいきます。

海に帰るイメージに
近いように思いました。

それにしても、
初の感覚遮断です。

田舎の闇やまったく光の入らない館のアトラクションは
体験していますが、
ここまで本格的な遮断は初めてです。

触覚も重力も同時になくなるのですからね。

で、なにがおこるかというと、
生き物としての生存ですね、
生存の危機というか、
アイデンティティの喪失みたいな
感じに僕は陥りました。

自分とは何か、
生きるとは何か、
につながってきますね。

いかに周りの情報や刺激に左右されて
生きていたかがよくわかります。

自分で考えたり、
選択していたりしているようで、
周りの情報からの影響が大きかった。

ここに驚きです。

頭のなかで考えたり、創造していたりすることも、
ほとんどが周りに対する反応なんだな、
ということを思い知らされました。

そして、僕のなかに最初に芽生えたのは、
「恐怖」や「不安」「心配」といったことです。

恐怖や不安、心配というのは、
もちろん普段からゼロではないのでしょうけど、
遠い位置で生きていると
自分では思っていました。

あまり怖いものもないし、
不安や心配も少ない。

銃撃戦のなかを歩いても、
自分は死なないような気がする。

・・・みたいな感じで、
うまく言えないですけど、
地球に守られてる感?みたいなのが
子どもの頃からずっとありました。

なので、どちらかというと
恐怖や不安などは
少ないほうかなーという
自己理解でしたが、
恐怖が襲ってきましたね。

それでも、冷静に、、、

 (あ、いま、こわがっている。
  こんなに不安や恐れ、心配を抱えていたんだ。)

と客観的に自分をみている自分がいます。

なにに怖がってるのはわかりませんでしたが。

自分がいるというか、
自分があるというか、、、

みてるといっても、
真っ暗ですから、
認識しているという感じですかね。

身体の感覚が奪われる中、
僕が集中してやっていたのは、
呼吸です。

このとき、
呼吸法のトレーニングを指導してもらった
えいこーさんの話を思い出しました。

交通事故にあったえいこーさんは、
首から下が動かなくなって、
ベッドの上で唯一できたのが
呼吸だけだったという話です。

このえいこーさんの話を思い出しながら、
身体の感覚がない中で、
僕が行ったのは教わった呼吸法。

これが生への執着なんだな、
と自己認識していました。

自然に呼吸しているのではなくて
意識して呼吸していたからです。

実は、、、

長期の東京滞在で
疲れもたまり、睡眠不足ということもあったので、
すぐに眠り落ちるかな、と思っていたのですが、
それもできませんでした。

真っ暗なはずでしたが、
映像が浮かびます。

映像というか、
画というか、、、

普段は自由に脳内で想像したり、
音楽をかけたりできますが、
それができなかったです。

コントロールして、
映像や音楽を作り出せず、
勝手に次々と浮かんできました。

奥さんや子ども、家族の顔や姿も浮かびましたし、
親、友人、知人の顔も浮かびます。

声も聞こえました。

全員を覚えているわけではないのですが、
特に意外なひとは登場しませんでしたね。

あとは、途中からキツネのような
オニのような、妖怪かモンスターみたいな画も
浮かびましたね。

スズメバチの顔のアップのような感じです。

キラービーですかね。

まだ鮮明に覚えているので、
あとで描いてみようと思います。

恐怖や不安を感じながら、
この映像がたくさん出ている時間が
いったいどれくらいだったのかはわかりません。

時間の感覚がなくなっているので。

もしかしたら、たった5分くらいの
出来事だったのかもしれませんし、
2時間くらいだったかもしれません。

あ、ここで言う時間は現実世界の時間です。

抽象世界ではもっと膨大な時間かもしれませんし、
一瞬なのかもしれません、

そのうち、この恐怖や不安などが消えてしまって、
キラービーもいなくなってしまいました。

どこへいったのでしょうか。

そうこうしているうちに
リラックスしたのか、
眠り落ちたように思います。

もしかしたら、映像が浮かんでるとき、
不安や恐怖が襲っているときも、
眠っていたのかもしれません。

いつ眠っていて、いつ起きているかが
わからないからです。

夢と現実の境もわからないですしね。

夢といえば、僕は小さな頃から
明晰夢が見れます。

英語でいうと、
ルシッドドリームですね。

そういえば、最近は全くやらなくなりました。

小さいころはよくやってましたが、
ものすごく疲れたのを覚えています。

もしこの記事を読んでいるなかで、
明晰夢を今でもみてるってひとがいたら
手を挙げてもらいたいです。

話を戻しましょう。

どのくらいの時間トリップしていたのか
わかりませんが、その次の意識の記憶で、
最近おきた何気ないことがつながります。

それは東京滞在中に、
連続でおきた些細なことで
気にしてなかったことなのですが、、、

たとえば、カナダに住む妹から
フェイスブックのメッセージで
写真が大量に送られてきたこと。

普段、全然連絡をとりあわないのに、
なんで急に写真を送ってくるんだ、
と不思議に思いましたが、
別に気にも止めていませんでした。

そして、母親からも数ヶ月ぶりに
電話がありました。

一度、たわいもない話をして、
そのあとまた着信がありましたが、
未だに折り返していません。

数ヶ月ぶりに連絡があったのですが、
予定が詰まっていたので、
鳥取に帰ってから電話しようと思って
放置していました。

そして、普段、ぜんぜん連絡をしてこない
奥さんからも長文のメールが送られてきていて、、、

これはふつーにお金とっていいレベルのメール相談だよな

って思いながらメールの返信したこととか。
(返信文を書き上げるのに1時間以上かかりました)

妹や母親や奥さんなど身近な女性陣からの
急な連絡が重なってあって、
そのときは気に留めてなかったのですが、
アイソレーションタンクのなかで、
弟や父親は連絡してこないのに、
不思議なものだという考えが頭をよぎりました。

新しい子宮に行って生まれ変わりなさい

というエールなのか、

新しい子宮に行ってはいけない

という警告なのか、
どういうことなんだ、、、

みたいなことが頭の中で
グルグルしていって、、、

・・・ここで僕は身体を起こします。

羊水から身体をおこすと、
腕がとても重かったです。

タンクの扉をあけて深呼吸。

タオルで顔を拭く。

いきなり歩こうとすると
はじめは、歩けなくなるひともいる

と、原田さんから聞いていたので、
呼吸を整えてゆっくりと身体を
おこします。

こうして、
なんとかヨタヨタと歩き、
僕はシャワーを浴びに行きました。

いったいどのくらいタンクの中に入っていたかは
わかりませんが、あたまがボーッとします。

ですが、とても清々しい気分でした。

長い眠りについていたような、
眠りから覚めたような感覚でした。

そして、早くタンクのなかに
戻りたくもなりました。

シャワーを浴びて、またヨタヨタと歩き、
タンクに戻ります。

今度は、シッダ・アーサナ、達人座のかっこうで座り、
呼吸を何回か行ったあと、
そのまま後ろへバタンと倒れました。

2回目は、全身のチカラを抜き、
口もあけたまま、舌のチカラも抜けて、
すぐに溶けていきました。

こうして、2回目のグレイトジャーニーを
始めたのです。

今回も長くなってしまったので、
また明日にでも続きを書きます。

では、また。

島田晋輔

PS)

けっこう興味をもってくれたひとが多く、
問い合わせももらいました。

さっそく行ったメンバーもいるようですね。

興味を持ちましたら、
実際に足を運んでみてください。

紹介ってことで、20%オフになるそうです。

僕には紹介料も入らず、
紹介ポイントや割引もないのですが(笑)
おもしろい体験ができるので、
おすすめです。

PPS)

ここに来る前、
ワイルドサイド部の末広さんからは
こんなメッセージをもらっていました。

———————————-

「アイソレーションタンク」は、

瞑想装置であると同時に、

教育装置でもあると思います。

他にも、無限の役割があります。

「アイソレーションタンク」という

「子宮」への胎内回帰、

ぜひ、楽しんできてください。

また、「感想」を楽しみにしています。

———————————-

PPPS)

今日の一曲は、気分的にテリーライリーにしよう。



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コメント

  1. ルシッド・ドリームというものは知りませんでした。
    また、そうした夢は見たこともないと思います。
    ただ、飽くまでも夢ですが、
    僕は大抵、フルカラーで、
    とても、細かく長編の夢を見ることが多いです。
    かつては、空を飛ぶ夢が多かったですが、
    最近は地上にしっかり立って、
    普通の生活状態での夢です。

    夢は、不思議な体験ですね。

    • 吉野さん

      コメントありがとうございます。

      吉野さんの夢、興味ありますね。

      日本語なのか、英語なのか、、
      そのへんに興味あります。

      僕も普段の夢はカラーがありますけど、
      アイソレーションタンクで浮かんだ映像は
      全て白黒でした。

      夢って不思議ですよね。

      もう映像化できるようになったのだとか。。

      誰かが見た夢を上映する
      なんていうことが、
      それこそ夢ではなくなってきてるのですね。

      • 島田さん、
        夢の中の言葉は、
        昼の裏返しです。
        タイにいた頃はタイ語、
        インドでは英語かヒンディー、
        今は圧倒的にポルトガル語です。

        もしも夢が映像化できたら、
        それこそ夢と現実の壁が無くなりますね?!

        トム・クルーズのマイノリティ・レポートの世界
        ですね!

        • 吉野さん

          夢はやはり昼の影響を受けるのですねー。

          夢の映像化はもう実現してるそうで、
          実用化までカウントダウンだとかー。

          SFではなく、僕らの近未来の話だそうです。

    • Yoshiyuki Ikeda
    • 2015年 5月 15日

    島田さん、こんにちは。

    明晰夢…言葉は知りませんでしたが、
    小学生か中学生の頃見たことあります。

    ディノニクスみたいな恐竜に襲われる
    夢だったんですけど、噛まれる直前に、

    「あ、そういえば夢だから
    自分でコントロールできるじゃん!」

    って気付いて、時間を止めて
    逃げた覚えがあります(笑)

    今でも覚えてる明晰夢はこれだけですね。

    島田さんは、

    >最近は全く「やらなくなりました」

    >小さい頃はよく「やってました」

    という風に、
    「やる」「やらない」と表現してますけど、

    明晰夢を見るかどうか、
    自分でコントロールできるんですか!?

    僕は夢の途中で夢だと「気づいた」経験はありますけど、
    見ようと思って明晰夢を見れたことはないので。。。

    自分で好きな時に明晰夢見れたら楽しそうだなと思いまして(笑)

    • 池田さん

      コメントありがとうございます。

      そうですね。

      自由に夢をみれましたね。

      夢の続きというか。

      それと、夢には夢の世界があって、
      よく登場する人物もいました。

      と言っても、小学生か中学生のときくらいまでの
      話ですけどねー。

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